2015年03月01日
●和文露訳指南第201回
否定では遂行動詞は使わないと『和文露訳指南』3-1-4-8項に書いたが、第199回の出題を遂行動詞と考える人もいるようなので、私なりの見解を書いておく。
(申し上げる決心がつかないのです)Я не решаюсь вам сказать.
「決心がつかない」というのは心の内、ないしは独り言であり、これだけであれば、聞き手に言わんとするところは伝わらない。しかし、対話の文章とすると、「決心がつかないのです」と言われた瞬間、その内容を聞き手は了解するから遂行動詞ではないかと思われたのだろう。しかし、厳密に言えば、上記の文は、「決心がつかないと言う」となって、はじめて聞き手に了解されるわけで、「言う(伝える)」が省略されていることが分かる。言うговорюも伝えるсообщаюも遂行動詞であることは言うまでもない。つまり「決心がつかない」は遂行動詞 + что以下の従属節の文ということになる。
出題)「国公立の大学の競争率は4~5倍である」をロシア語にせよ。
2015年03月02日
●和文露訳指南第202回
テレビで欧米出身の自爆テロリストが仲間から、すぐに天国の美女が待っているぞと冷やかされている映像を見た。ネットによるとイスラム過激派によるイスラム教の天国は、決して悪酔いすることのない酒や果物、肉などを好きなだけ楽しみ、フーリーと呼ばれる永遠の処女と性行為を楽しむ事ができるとある。自爆テロリストにも女性はいるだろうから、女性はどうなるのだろうかとか、フーリーの気持ちはどうなのだろうと思った次第。
仏説阿弥陀経によれば仏教の極楽は、極楽という仏土は広々としていて、辺際のない世界であり、地下や地上や虚空の荘厳は微をきわめ、妙をきわめている。この浄土にある華池や宝楼、宝閣などの建物もまた浄土の宝樹も、みな金銀珠玉をちりばめ、七宝乃至は百千万の宝をもって厳飾されている。しかも、それらは実に清浄であり、光明赫灼と輝いている。衣服や飯食は人々の意のままに得ることができ、寒からず暑からず、気候は調和し、本当に住み心地のよいところである。また、聞こえてくる音声は、常に妙法を説くがごとく、水鳥樹林も仏の妙説と共に法音をのべる。したがって、この浄土には一切の苦はなく、ただ楽のみがあるとある。飽きがこないのだろうか?
キリスト教では統一的見解というのがないようだが、神や天使などがいて、清浄とされる、天上の理想の世界らしい。神様はともかく天使も死んだ人のお世話をするとするなら、これも大変なような気がする。それに具体的に天国の想像できないのでは凡夫の身として何とも言いようがない。神道では死は穢れであり、黄泉の国の神話を読むかぎり行きたいと願うようなところではない。そうなると死んで何も残らないか、宇宙の源とか他の霊と合一するという方が気楽のような気がする。
出題)「マスコミの役割は両国の住民の直接接触の量の変化に反比例して増える」をロシア語にせよ。
2015年03月03日
●和文露訳指南第203回
『和文露訳指南』の下記項目に追記変更した。
3-1-12 結果存続無効
結果存続無効аннулированность результатаという用法は、動作が現在とは関わりがないことを示し、2-2-3項のбылоはいったん開始された動作の中断、中止)だが、それとは違って、動作は行われるのだが、期待された結果が出ないという動詞群である。
結果存続無効を表現するためには発話の時点(それが現在なら現在)と動作が関わりなかったという事を言えばよい。つまり発話(現在)の時点と全く関わりのない過去の時制であることを明らかにすればよいことになる。結果の存続ではないことが明確なアオリスト的用法、歴史的現在、そして対義語がある体のペアなどが考えられる。
出題)司会者が報告者に尋ねる「以上ですか?」をロシア語にせよ。
2015年03月04日
●和文露訳指南第204回
通訳をしていて思うのだが、完璧な訳というのは、1分でも2分でも、ある程度時間をもらえばかなり精度の高い訳はできると思うが、逐次通訳でも(ましてや同時通訳では)考える時間がないような場合が多いから、うまい具合に暗記していた例文や語彙と同じような文であれば別だが、意訳になるのが多いような気がする。つまり和文露訳の場合は、ロシア語として自然なように、元の日本語よりもロシア語としての論理や言い回しに自然なように、露文和訳の場合は日本語として自然なような訳となるように思う。それは毎回短文を出題しているが、このような短い文ですから、体の使い分けが何も考えずに、瞬間的に自然に出てくるとはとても思えないからである。
出題)女性に対する質問「初婚ですか?」をロシア語にせよ。
2015年03月05日
●和文露訳指南第205回
Ушаковの辞典は持っていないし、買う気もない。余分なお金がないというのが一番の理由だが、東郷先生がいくつか長所を上げているのにも関わらず買わないのは、ソ連時代の第二次世界大戦のころに出た辞典で内容的に古いというのが第一点、収録語数が8万5千語と少ないのが第二点、一番気に入らないのはソ連時代に出た辞典であり、ソ連のイデオロギーにたっぷりと浸った辞典であるということである。いかなる辞典もイデオロギーとは一線を画すべきだというのが私の考えだからだ。ロシア史ではソロヴィヨーフСловьёвやクリュチェーフスキーКлючевскийの著作は精読したが、邦訳もあるポクロフスキーПокровскийの著書を読まないのも同じ理由である。
出題)「マンションのフラットの奥から女性の声が響いた」をロシア語にせよ。
2015年03月06日
●和文露訳指南第206回
『和文露訳指南』3-2-4項の偶発的反復に下記を追加した。
規則的反復では現在のこの一点が言及されている期間に動作が含まれるので、不完了体現在形を使うが、偶発的反復では、動作を仮にとか例えば~であるというように、例として具体的にこれからの動作として示すので体は完了体未来形が、従属文の時制はその動作が現在のこの一点が言及された期間内に含まれないので未来となる。бываетなどが偶発的反復で使われるが、状況語(挿入語、副詞句のようなもの)であり、文の直接の成分ではない。
出題)「気の変わりやすい方ですか?」をロシア語にせよ。
2015年03月07日
●和文露訳指南第207回
『シベリアの掟』(ニコライ・リリン、片野道朗訳、東邦出版、2015年)を読んだ。ウルカ(ウールカуркаであろう)と呼ばれるシベリアに起源を持つ犯罪共同体の一員として生まれ、少年時代に受けた教育や哲学を半生記である。あだ名はニコライ・コリマ(Николай Колымаであろう)。場所はトランスニストリアで現在の沿ドニエストル共和国のベンデルである。著者のウルカの説明や、その他の説明にしても定説とは異なる。著者の祖父や祖母たちは第二次世界大戦中にスターリンの少数民族強制疎開と同様、シベリアの一種の泥棒村から強制的にモルドヴァやルーマニアに集団で連れて来られたらしい。著者のリリンは1980年生まれで、24歳の時にイタリアに移住し、イタリア語での捜索活動を行っている。そのためロシア本国とは伝承が異なったものとなっているのかもしれない。ヴォールвор в законеのグループとは一線を画しているようである。
いずれにせよ1990年代初めにもこのような掟が共同体の中に存在していたことは大きな驚きである。伊賀出身の日本人などもウルカに参加したとあるのも興味深い。ただ翻訳者がロシアの犯罪事情に通じていないためか、若干初歩的なミスがある。ブリンナーヤ(ブリンナヤблинная)、チャドニャク(スホドニャークсходняк〔犯罪者の顔役авторитет (вор в законеが中心ではある)同士の寄り合い〕)、バール(バーбар)、ナガント(リボルバーのナガンであろう)、シベリアのネンシー族(ニェニェツ族か?)とか、ベンジャ・クリク(ベーニャ・クリクならオデッサのヤポンチクをモデルにした映画の主人公)がウルカの言い伝えに実在したと書かれているのはおかしい。
出題)「1966年は寄付金集めでは記録的となった」をロシア語にせよ。
2015年03月08日
●和文露訳指南第208回
ロシアやソ連の犯罪が私の研究テーマであり、19世紀末から現在に至る犯罪関係の諸文献によると、20世紀初めの有名なジャーナリスト作家ドロシェーヴィチДорошевич の『流刑Каторга』によれば19世紀半ばのシベリアやサハリンなどの流刑地にてすでにイワンиваны, フラープхрапы, イグロークигроки, シュパンカшпанкиという4つの階層が見られたという。東シベリアのカーラКара鉱山にある流刑地で19世紀半ばラズギリジェーエフРазгильдеевという所長が酷い体罰を行い、それに耐えた少数のものからイワンиваныというエリート階級が発生したと言う。脱走囚が自分の身元がばれるのを恐れて、(生まれも知らぬ)無宿人бродяга (непомнящий родства)として一般的な名前イワンиван, не помнящий родства(生まれも知らぬ身の上)と名乗ったのが起りらしい。19世紀末あたりから体罰が軽くなるにつれて一番上のイワンの権威が相当落ちていったことが述べられている。19世紀ペテルブルグではマズーリクмазурики(仲間内ではジョルジжоржи、モスクワではジガーンжиган)が犯罪エリートであり、このイワン、マズーリクやジガーンの伝統がヴォールに引き継がれていったのではなかろうか。
1917年のケーレンスキーによる二月革命の恩赦で何千もの犯罪者が出獄し、また革命後の混乱により刑務所内で力を振るったイワンは力を失ってゆき、10月革命後には元士官、商人、ブルジョアなどインテリ出身者がジガーンの新たな構成者となり、思想的ジガーンидейные жиганыという新興勢力が生まれた。これに対抗して刑務内でコズリャートニクкозлятникиという犯罪界の師範クラスが若いものに犯罪の手口を教え、暴力的なウールカуркаが誕生した。ムショをアカデミーという所以でもある。さらに思想的ジガーンの権威を認めない(反ソ的)と言うアナーキスト考え方を取り入れてウールカがヴォールの掟を作り上げていったと思われる。ジガーンとウールカの抗争、それと国内の監獄が整備されるにつれて、1920年代のネップ時代から30年代にかけて、監獄内における犯罪エリートの状況改善のため、具体的にはスリ集団の収監中の仲間への対する差入れの必要性からウールカからヴォールが発生したと考えられる。
リリンの説では犯罪者にはシベリアのウルカ、黒の一族、灰色の一族、赤の一族があり、シベリアのウルカはいわゆるヴォールの掟を厳正に守るという点で、極端に美化されているように思われる。黒の一族はブラトニーとも呼ばれ、刑務所内にいることを好んだというし、вор в законеの別名はблатной(正確に言えばヴォール候補生)とも言うから、黒の一族がヴォールを指す可能性が高い。赤の一族は警察のイヌというので、これはスーカсукаであろう。どっちにもつかないのが灰色の一族というので、これはマフノー一派махновцы, 赤頭巾ちゃんкрасная шапочка, 分けて分捕れДери-бери, 流氷の上にただ一人Один на льдинкеと呼ばれていた中間派のグループであろう。
出題)「彼のことは買いかぶっておられます」をロシア語にせよ。
2015年03月09日
●和文露訳指南第209回
モスクワの暴力団にはソーンツェフスカヤ組、オレーホフスカヤ組、ペテルブルグには、タンボフスカヤ組、カザーンスカヤ組、マルィシェフスカヤ組などがあったが、これらの組も2000年代初めにはビジネスに鞍替えしたり、警察などにより壊滅状態である。2010年現在ではロシア内務省によるとロシア全土では249の組があり、構成員は11,622名である。そのうちモスクワには12、モスクワ州には10の組がある。モスクワで大きな組は、イロケーズ組(Ирокезыモヒカン刈りという意味)、ドラゴン組Драконыである。ヴォールвор в законеは149名おり、内92名は塀の中という。
出題)「彼は恐喝容疑で拘束された」をロシア語にせよ。
2015年03月10日
●和文露訳指南第210回
2015年2月28日付読売新聞夕刊の一面の見出しに、「女子目線で新商品」とあった。女子会という言葉もよく聞くが、これはティーンの女の子の会ということではなく、女の会ということのようだ。男子目線とか男子の会とか言葉はない。男女平等と言っても、これでは女性は若い方がいいということを、マスコミが主張しているようなものではないか?若く見えると言うのも、お肌のお手入れがどうかというよりは、老け顔とか若く見える顔と言うものがあり、男女ともども遺伝に依るような気がする。歳をとったら、経験の積み重ねによるよさ、歳をとれば利口になるというようなことを考えるべきだが、外見を若く変える方が、本を読んだり、経験を積み重ねて内面を磨くよりはるかに簡単なことは言うまでもないし、第一分かりやすい。ただ50代の人が、あるいは60代、70代の人が10歳若く見えるよりも、その年齢に応じた内面の深さがあるかどうかは、話をしてみればすぐ分かることだ。目線というのも嫌な言葉だ。視線でよいではないかと思う。
出題)「強く押すと痛いですか?」をロシア語にせよ。
2015年03月11日
●和文露訳指南第211回
ヤポンチクЯпончикと言えばロシアの犯罪界の帝王と言われ、ヴォールвор в законеのトップに君臨したとされる。米国でFBIにも逮捕されたがロシアに送還され、2009年6月にモスクワで暗殺された。ソチオリンピックの施設建設にからみ、グルジア系のマフィアのタローТаро(本名はОниани Тариэлというグルジア生まれのギリシャ人で、彼もヴォールである)の指示によるとされる。
ヤポンチクは二人いて、初代はオデッサで名をはせ、ソ連の内戦時代に赤軍に子分を連れて参加したが、大した働きもしないまま、暗殺された。目が細かったからという説もあるが、写真が残っていないので何のとも言えない。私は彼の写真を探しに、10年前にオデッサまで行ったが、ラフな肖像画しか手に入れられなかった。ただオデッサの警察博物館に特別に入れてもらい、いろいろ写真を撮ったのを覚えている。この初代が上納金制度общакを始めたとされる。二代目がこのヤポンチクで、目が日本人のように細かったということと、柔術を心得ていたからとい言う説がある。ヴォールは40までは生きないのがほとんどで抗争で殺されるか、麻薬の打ち過ぎで死ぬかのどちらかだが、二代目は1940年生まれだから、長生きした方である。
出題)「鼻からの呼吸がしにくいですか?」をロシア語にせよ。
2015年03月12日
●和文露訳指南第212回
特に書くこともなくなったので、しばらくロシア語の類義語について書くことにする。アーケードのторговая аркадаは柱列ということで屋根付きとは限らない商店街で、пассаж は屋根付商店街のことである。
出題)「交渉は無期限に中断された」をロシア語にせよ。
2015年03月13日
●和文露訳指南第213回
相手противникはスポーツなどの対戦相手であり、戦争などの敵という意味もあり、соперникも対戦相手という意味であり、ライバルという意味もある。оппонентは討論などの論敵を指し、собеседникは談話などの話相手を指す。
出題)「問題はだれが勇敢で、だれが臆病かという事ではなかった」をロシア語にせよ。
2015年03月14日
●和文露訳指南第214回
麻はконопля のことで大麻とも言う。日本語の麻は大麻、カラムシкитайская крапива (рами)、亜麻лён、マニラ麻манильская пенька、黄麻(ジュート)джутの総称である。
出題)その日のうちにという文脈で「同じ道を往復したのか?」をロシア語にせよ。
2015年03月15日
●和文露訳指南第215回
ロシアでも刑務所の改革は進んでおり、軽罪の受刑者はできるだけ釈放して刑務所の負担を軽減し、ブレスレットをつけさせて常時位置の監視ができるようにするという方向で検討されている模様である。2012年には30台の電子書籍リーダーをある刑務所で試験的に購入し、それにより8万2千点の電子書籍を読めるとのこと。
出題)「好奇心では彼女は父にそっくりだった」をロシア語にせよ。
2015年03月16日
●和文露訳指南第216回
浅瀬бродは川幅いっぱいの、あるいは湖を横断できるような長さの浅瀬で、барは海岸近くの浅瀬、мелководьеは川や湖の浅瀬、мельは船舶航行ができない浅瀬で、отмельは岸から続いている浅瀬、перекатはотмель рекиである。косаは陸続きの細長い浅瀬、砂嘴、岬。
出題)「彼は不動産業者から身代金を受け取ることを計画した」をロシア語にせよ。
2015年03月17日
●和文露訳指南第217回
よんどころのない事情で今後出題およびそのコメントは土日および祝祭日とせざるを得ません。よろしくご理解願います。次の出題のコメントも土曜になります。
出題)「その非難はその政治家には藪蛇だった」をロシア語にせよ。
2015年03月21日
●和文露訳指南第218回
足場は複数形を用い、лесаと言う。подмости (подмостки)は足場の板張りの部分を指す。
出題)「殺人犯は全体の混乱に乗じて、平然と姿を消した」をロシア語にせよ。
2015年03月22日
●和文露訳指南第219回
アパートに関して、апартаменты は複数で用い、豪華な部屋のことであり、アパートはсъёмная квартираのことである。
出題)「どのようにして彼は被爆したのか?」をロシア語にせよ。
2015年03月28日
●和文露訳指南第220回
2009年ヤポンチクの暗殺に端を発したハサン老Дед Хасан (Аслан Усоян)とタローТаро (Тариэл Ониани)のヴォールвор в законеグループ同士の抗争は、2013年1月のハサン老の暗殺を以っても止んでいない。ハサン老はグルジア系ではあるが、ロシア系マフィアとも関係がよく、ヤポンチク亡きあと、当時のロシアマフィアのドンと言われていた。グルジア系マフィアを代表するタロー(自身はギリシャ系)とはソチオリンピックの施設の利権を巡って争っていた。タローは服役中であり、ヤポンチクの暗殺を直接指揮したと言われるグルジア系のロフシャンРовшанは未確認情報ながら2013年2月にはトルコで暗殺されたと言われている。ハサン老の跡目を継いで、ロシアマフィアのドンとなると予想されるのは、ヤングシャクロШакро-молодойであろうが、彼は今スペインで服役中である。2013年時点でロシアの犯罪界の実力者はシシュカンШишкан、チューリンТюрин(シベリアを仕切っているとされる)、アクセンАксен、ペートリクПетрикがいるが、じきにヤングシャクロが出獄するはずなので、彼の動向次第である。彼自身敵も多い。ロシア内務省の資料によれば、2013年現在ヴォールвор в законеの数は、旧ソ連圏で活動しているのが428名、拘置所に入っているのが75名、計503名とされるが、暗殺される者や、麻薬の打ち過ぎで死ぬものもあり、また自派のヴォールを増やすために、新たに多くのヴォールを襲名させるという動きもあり、数は一定しない。最近は中国系やベトナム系のマフィアもロシアに進出しているとされ、既存勢力も安閑としてはいられない。
出題)「その魔法の呪文は効きめがある」をロシア語にせよ。