2015年12月31日

●和文露訳指南第369回

С Новым годом!
通算するとこの和文露訳の出題も1500回に達している。もっとも誤って重複して出したのもあるから、それを考慮するとあと2、3回で1500回と言うのは間違いないところだろう。投稿者の皆さんに深くお礼を申し上げる。このコーナーが和文露訳をする上で、いくらかでも役に立っているといいのだが。

出題)「朝食と夕食を兼ねて食べよう」をロシア語にせよ。

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2015年12月30日

●和文露訳指南第368回

中心という意味ではцентрは、円の中心、二つに軸の交点、集まるところ、重要な場所と多義であり、серединаは場所の中心を指し、средоточиеは集まって来るところという意味である。

出題)「血縁関係にはないのに双子のように見えた」をロシア語にせよ。

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2015年12月29日

●和文露訳指南第367回

сальтоやсальто-морталеというのは手を地面につけないでの宙返りであり、つけるのはкульбитという。мёртвая петляは飛行機の宙返りを指す。

出題)「これほど信じられないトレーニング法を知っていた人は他にいない」をロシア語にせよ。

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2015年12月28日

●和文露訳指南第366回

カッターの先につける超硬合金の片(チップ)tipはпластинкаで、工業用チップchipはтехнологическая щепа、半導体で使うチップはчип、サービスで出す方はчаевыеと言う。

出題)「幽霊全員の視線はホールの一点に向けられた」をロシア語にせよ。

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2015年12月27日

●和文露訳指南第365回

今年『和文露訳指南』の改訂版『和文露訳要覧』を出すつもりだったが、DLmarketがPDF化のサービスを止めてしまったので、中止した。このサービスには「しおり機能」が含まれるのが魅力だったのだが、自分でしおりを作るとなると、この本の場合は200項目以上もあり、何千部も売れるならともかく、自分でやる気はしない。ともかく『和文露訳指南』を出してから1年以上も経つので、この正月に推敲を終えるつもりで、見直している。

 体の用法についてもより首尾一貫した説明を持たせるよう配慮するなどしたため、全体で50頁ほど増補し、例文を入れ替えたり、似たような例文を削ったり、新たに追加したりして、総ページ数も600ページ余となり、初版の倍を超えた。和文露訳で見過ごされることの多い動作の否定、複文、完遂の用法を近接未来完了と未来完了に分けるなどの工夫を加え、より充実させたのが『和文露訳要覧』の特長である。ただこの1年間で主だったところはこのコーナーに掲載しているおり、そのため特に電子書籍とか製本版で出さず、あくまで自分用として1セット製本しようと思っている。

出題)「いつ体温を測りましたか?」をロシア語にせよ。

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2015年12月26日

●和文露訳指南第364回

поставщикは納入業者、供給者と研究社の露和辞典にはある。無論間違いとは言わないが、通訳で使うには直訳じみて、使いにくい。仕入先とでも訳せば、もっと日本語らしいような気がする。

出題)「言わないよ。変に取られるから」をロシア語にせよ。

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2015年12月25日

●和文露訳指南第363回

図書館で偶然、『刑事ぶたぶた』(矢崎存美)という本を見つけた。題名に魅かれて、読んでみたが、なかなか面白い。「ぶたぶた」シリーズは20冊近く刊行されていて、主人公は生きているブタのぬいぐるみ。中味(多分乗り移ったの)は40代の男性で、渋い声をしているという。本名山崎ぶたぶた。妻(人間)もあり、娘(人間)が二人いるということがシリーズを読み進むにつれて分かって来る。あるときは刑事、あるときはフランス料理のシェフ、菓子職人、執事喫茶の執事、ホテルの指導係、伝説のホスト、学校のカウンセラー、獣医、カフェの主人、本屋の主人、ラジオのパーソナリティーであり、本好きで、料理はプロ並み。フランス料理の修行にフランス留学の経験もある。酒も好きだが、タバコは喫わないようである。ぶたぶたさんがいろいろな問題や悩みを解決するというよりは、人とのふれあいを大事にし、相手の話をとことん聞いてやることにより、悩んでいる人が自分で何らかの解決法やそのきっかけをつかむというもの。テーマは学校のいじめ、家庭内暴力、父親の蒸発、自殺など重いものもあるが、読後感がほのぼのしているのは、主人公が控えめで礼儀正しいということからなのだろう。絵本にもなっているという。正月に一読を勧める。

 我が家にもブタのぬいぐるみがあり、家内の枕になっていて、タマリンと名付けている。ぶたぶたさんと違って女の子であり、ははるかに可愛いと思う。出身はコブータン。八百万一番の神々認識番号を持つ神道の神の新入りで、天照大神の雑用係を勤めていて地上に舞い降りたという設定。他にもいろいろストーリーがあるのだが、この辺でやめておく。

出題)「彼女に何かしてあげなさい」をロシア語にせよ。

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2015年12月23日

●和文露訳指南第362回

物理的な力はсилаだが、体力はсилыと複数になる。精神力духовные силыもそうである。また威力という意味なら、власть музыки(音楽の力)という言い方をする。

出題)「尋ねよ、さらば見出さん」をロシア語にせよ・

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2015年12月22日

●和文露訳指南第361回

танцовщица (男性はтанцощвщик)は現代語ではバレエダンサーで、ダンサーはтанцорка (男性はтанцор)という。

出題)次の文をロシア語にせよ。
「合い言葉を言え」
「スポーツ」
「通行を許可する」

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2015年12月20日

●和文露訳指南第360回

句と句との間に挿入するダッシュはтиреだが、ローマ字の右肩につける「'」はштрихと言う。

出題)「どこを進んでいるのですか?」「湖の上を」をロシア語にせよ。

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2015年12月19日

●和文露訳指南第359回

「逮捕する」はарестоватьが一般的、задержатьは屋外、いつもの居所以外、偶発的な状況下での逮捕を示す。взятьは口語で「捕まえる」、забрать俗語・口語的ニュアンス(しょっぴく)、заместиは俗語的で「ぱくる」、схватитьは意外性、素早く逮捕されるという意味であり、同じニュアンスであるが、卑語がсцапатьやзацапатьである。

出題)「私の正体を見破られたくはない」をロシア語にせよ。

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2015年12月13日

●和文露訳指南第358回

損害のубытокは経営、取引に関する損害を指し、уронは経営、災害、戦争、人的損害を、ущербは経営、災害、戦争を指す。 потериは複数形で戦闘中の人的・物的損害を意味する。

出題)「どちらかましな方を選ばざるを得ないものだ」をロシア語にせよ。

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2015年12月12日

●和文露訳指南第357回

ソファーベッドはдиван-кровать が一般的。диван-книжкаは一番初期のソファーベッドで、本を開くように背もたれが倒れるもの。кушетка はそのままで両方に使えるもの。

出題)「どこを怪我なさったのですか?」「胸と肩と顔です」をロシア語にせよ。

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2015年12月06日

●和文露訳指南第356回

捜査のследствиеは刑事事件の証拠集めとその立証、いわゆる捜査であり、расследованиеはその捜査を行う事である。розыскは犯人や盗難品の捜索を指す。

出題)「劇場にはこの道でいいですか?」をロシア語にせよ。

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2015年12月05日

●和文露訳指南第355回

『和文露訳指南』に下記追記願う。
10-23 体の使い分けの早見表

体は時制によって形式上使い分けがあり、それはまた文脈や動詞の語義自体により現れ方も違う。それをまとめて紹介したい。

(不完了体現在形)
1-1) 動作動詞 → 過程 <進行形、一時的事実、そのときのこと、時間軸の一点の動作>
1-2) 動作動詞 → 反復 <習慣的な事実、ふつうのこと>
1-3) 動作動詞 → 予定 <動作の起こるのは未来だが、気持ちの上では現在進行中の継続動作>
1-4) 状態動詞 → 状態 <恒常的事実、いつものこと>
1-5) 状態動詞 → 継続 <過去が動作の始点であり、現在までの動作の継続で、現在は動作の終点ではないことに注意。 про-の接頭辞を持つ完了体過去形は、結果の存続として動作の終点が明示される>
1-6) 遂行動詞 <発話と共に動作が始まり、発話の終了と共に動作が終わる、つまり現在の時間軸の一点が発話と共に移動して、動作の終了に至るというもの>
1-7) 評価解釈型動詞 <発話の時点〔現在〕で動作の評価とその結果の存続が示される>
1-8) 歴史的現在 <過去の動作をあたかも眼前で行われているかのように、生き生きと表現する用法>

(不完了体過去形)
2-1) 過程
2-2) 反復
2-3) 予定 <『和文露訳指南』2-1-10項参照>
2-4) 動作の有無の確認 (経験も含む)

(不完了体未来形〔合成未来〕)
3-1) 過程
3-2) 反復
3-3) 動作の有無の確認

(完了体過去形)
4-1) アオリスト的用法(過去完了)
4-2) 結果の存続(現在完了)

(完了体未来形)
5-1) 近接未来完了 <近接未来とは発話時点のすぐ後に続くか、発話時点と融合した未来を指す>
5-2) 未来完了 <近接未来ではない、もっと後の未来の動作を扱う>

完了体・不完了体の動詞それぞれに上記のすべての用法があるわけではない。多回動詞は反復のみであり、даватьのように過程を表せないが、複合動詞としてなら予定を示せるものなどさまざまである。

出題)「祝日が日曜と重なった場合には、月曜を休日とすること」をロシア語にせよ。

Posted by SATOH at 07:46 | Comments [6]