2017年03月03日

●和文露訳要覧第184回

出題)「約束はできない」をロシア語にせよ。

Posted by SATOH at 22:29 | Comments [5]

2017年03月04日

●和文露訳要覧第185回

出題)「こんなはずじゃなかった」をロシア語にせよ。

Posted by SATOH at 10:03 | Comments [5]

2017年03月05日

●和文露訳要覧第186回

私には岩佐毅さんという大恩人がいる。10年ほど前に商社をやめた時に、一面識もなかった私にわりに大きな通訳・翻訳の仕事を紹介していただいたのだ。その岩佐さんが『落第社長のロシア貿易奮戦記』(展望社、2017年)という自伝を上梓された。岩佐さんの会社が黒海海運会社Черноморское пароходствоの代理店であり、ソ連崩壊でかなりの損をかぶり、倒産せざるを得なかったという話は直接御本人から聞いたことがあるが、本書を読むと、戦後裸一貫から起業され、ソ連、ソ連崩壊後のロシア、そして今現在のロシアとの貿易を続けてきた波乱万丈の半生がよく分かる。この50年のソ連・ロシア社会やロシア人の庶民気質についても著者一流のユーモアで描写されており、日ロ関係史の一コマを担った民間人の綴った貴重な歴史的証言として、後世に伝える価値のある書物だと思う。ロシアにご興味のある皆さんにもご一読を強く勧める。

出題)「それでも世の中に正義は存在する」をロシア語にせよ。

Posted by SATOH at 11:04 | Comments [6]

2017年03月09日

●障害のお知らせ(お詫び)

データ量の増大のシステムが対応できず、新たな更新ができなくなっております。
ご迷惑をおかけして申し訳ありません。
現在、対応策を検討中ですので、しばらくお待ちいただきたくお願いいたします。(ロシアンぴろしき)

Posted by ruspie at 04:57 | Comments [0]

2017年03月10日

●和文露訳要覧第187回

некоторое времяを研究社の露和辞典でも「しばらくの間」と訳しているが、アカデミー版を見ると、какое-то, точно не определённое времяとあり、постояли некоторое времяは「どのくらいか分からないが立っていた」とでも訳すべきだし、на некоторое время = временноとあるから、「当座の間」とでも訳すべきだろう。

出題)「彼のテクニックは物足りない」をロシア語にせよ。

Posted by SATOH at 22:39 | Comments [5]

2017年03月11日

●和文露訳要覧第188回

出題)「犯人の似顔絵を作成した」をロシア語にせよ。

Posted by SATOH at 12:39 | Comments [5]

2017年03月12日

●和文露訳要覧第189回

припомнитьはвспомнитьに対して、徐々に、個別に思い出すというニュアンスがある。

出題)「秘密を守ると一筆入れた」をロシア語にせよ。

Posted by SATOH at 10:02 | Comments [4]

2017年03月17日

●和文露訳要覧第190回

スペイン語の文法には、点過去と線過去というものがある。点過去は過去の事実を「一時点において終わったこと」としてとらえ、過去の完結した出来事、過去における事実を具体的な過去の時間を伴って表現する際に使用し、線過去は継続している出来事、または具体的な過去の時間を伴わないで出来事を表現する際に用いるという。点過去は私がこれまでアオリスト的用法として説明したものとかなり符合する。アオリスト的用法というのは、過去の時間軸の特定かつ不動の一点で行われた唯一の動作や出来事を指し、ソ連アカデミー版『ロシア語文法』Русская грамматика(2巻), Академия наук СССР, Наука, 1980にある、аористическое употреблениеの直訳である。アオリストとは、古代ギリシャ語やサンスクリット語などの動詞のアスペクトの一つで、完了・継続・反復といった様相とは対照的に,単に一つの出来事として動作・現象を示すものである。多くのインド・ヨーロッパ語は独立した区分としてのアオリストを失い、ラテン語ではアオリストは完了形と同化した。古代教会スラブ語にもアオリストはあったが、現代ロシア語には形式としてはなく、完了相は完了体で表現される。

 しかしながらアオリストを知る人はあまりいないし、これまでアオリスト的用法と説明したものを、点過去という用語を使った方が分かりやすいような気がしてきた。取り合えず併用しようと思うが、できるだけ多くの人に完了体の用法を理解してもらうために、点過去という用語を今後はできるだけ使用するようにしたい。

出題)「今さらそんなことを言っても始まらない」をロシア語にせよ。

Posted by SATOH at 23:59 | Comments [5]

2017年03月18日

●和文露訳要覧第191回

出題)「この前モスクワで殺人がなかったのは、ちょうど7カ月前の5月1日だけだった」をロシア語にせよ。

Posted by SATOH at 17:53 | Comments [8]

2017年03月19日

●和文露訳要覧第192回

出題)「なにか行き違いがあったとか、気分を害されたと言うのならあやまります」をロシア語にせよ。

Posted by SATOH at 13:10 | Comments [5]

2017年03月20日

●和文露訳要覧第193回

出題)「彼はみんなから浮いている」をロシア語にせよ。

Posted by SATOH at 14:43 | Comments [5]

2017年03月24日

●和文露訳要覧第194回

出題)「結局朝方まで寝付けなかった」をロシア語にせよ。

Posted by SATOH at 21:24 | Comments [4]

2017年03月25日

●和文露訳要覧第195回

出題)「30年代の中ごろ以来私はナチに対しのぼせあがったことはない」をロシア語にせよ。

Posted by SATOH at 12:17 | Comments [4]

2017年03月26日

●和文露訳要覧第196回

出題)「彼にはそれほど人を見る目があるとは言えなかった」をロシア語にせよ。

Posted by SATOH at 13:04 | Comments [5]

2017年03月31日

●和文露訳要覧第197回

ある人から次のような話を聞いた。あるおばあさんのところに電話がかかってきて、
「俺だよ、俺」
「武かい」
「そうだよ、武だよ。実は、そのぉー、交通事故起こしちゃって」
「何だって。交通事故なら示談で済んだんだ。何にも心配することはねえぞ」
「!?!?!?!? 違うんだ、違うんだよ」
「何が違うんだ。交通事故は示談にしてやったと言うたやろう。迷わず成仏しておくれ」
「成仏!?」
「そうだ。お前は事故のことが気になって、この世にふらふらと舞い戻ってきたのやろう。いい加減成仏せい!!!」
 この直後電話は切れた。おばあさんは、「武の魂は迷ってこの世に出てきてしもうた。供養が足りなかったやろうからか」と長いこと、その繰り言で家人を悩ましたそうな。実話だという。

出題)「別の部へ異動なさるという噂が流れましたよ」をロシア語にせよ。

Posted by SATOH at 20:42 | Comments [5]