2008年03月29日

●新帯研 第16回

和文露訳をする場合ロシア語としてスムーズかどうかというよりは、内容が原文に忠実かどうかが重要であるのに、日本語を知らないロシア人(知っているといっても程度問題で日常会話はともかく日本語を日本人並みに理解しているロシア人は少ないだろう)に、和文露訳したロシア語をチェックしてもらうと、たしかにロシア語らしくはなるだろうが、原文の意図通りかは大いに心もとない。この点を考慮して、ロシア人のいうことを鵜呑みにするのではなく、再度見直すくらいの気持ちが必要である。今回の課題は、
Штирлиц вышел из подъезда и натолкнулся на сук.
- Шли бы вы домой, девочки, - сказал он им, - война всё-таки.
設問)オチが分かるように和訳せよ。

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2008年03月24日

●新帯研 第15回

高炉(俗に言う溶鉱炉)доменная печьを口語でдомнаというが、エレンブルグの自伝を読んでいたら、彼が1932年Кузнецкий комбинатで働いていたときに、労働者たちが少しでも動かない機械を牛馬のように鞭打ったりしたと書いていた反面(取って代わられるかもしれないという機械に対する本能的恐怖か、大したことはないという侮蔑の表現か?)、Домна Ивановнаやдядя Мартын(мартеновская печь平炉、これは日本にはもうない)と呼んで慈しんでいたという。今回の課題は、
Жена чукчи:
- Почему такие анекдоты ходят про нас?
Чукча: Да потому, что мы вот (стучит по столу).
Жена: Кто там?
Чукча: Сиди, я сам открою.

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2008年03月18日

●新帯研 第14回

1年前(2007年3月7日)近所の文房具店で買い物をしていたら、消防署の人が入ってきてトイレを貸してほしいという。どうも町内消防団の設備のチェックで回っているらしい。女の店主は、店にはトイレはないとけんもほろろ。消防士が出てゆこうとすると、彼女は呼び止めて、消防車から葉書が来て、それについて電話したいが電話番号を教えてくれという。書けば1行だが、それを葉書の内容から、なぜそんな葉書が来たのかクドクド5分も話している。自分もトイレは若いときから近いほうだから、このような切羽詰った状況はよくわかる。それなのにこの女は知らん振り。人事ながら腹が立った。きっと自宅を兼ねた店での仕事だから、外でトイレをすることがないのだろう。この消防士は冷静に受け答えをしていたが、頭の中は「ここでだめなら、向かいのコンビニはどうだろう?」などと考えているのでは考えるととおかしくもあり、また気の毒でもあった。何か言ってやろうと口を開きかけた瞬間、電話番号を聞いてこの女も納得したらしく、ようやく消防士を解放した。人に使われたことがない人なのか、とにかく無神経な人は年配の女性にでもいるということに驚いた次第。今回の課題は、
В деревенской школе учитель:
- Ну вот, я объяснил вам, что такое вычитание, теперь слушайте задачу. Я дал сторожу на чай четвертачок, он купил закуски на две копейки, а на пятак выпил. Сколько у него осталось? Петров!
- Восемнадцать копеек, господин учитель.
- Хорошо! А как это действие называется?
- Выпивкой, господин учитель!
設問1)和訳せよ。
設問2) 上から3行目оставалосьとできるか?
設問3)最後の行 Выпивкаとしたら誤りか?

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2008年03月16日

●新帯研 第13回

20年ほど前モスクワに駐在していたときの事、オフィスにロシア人の若いビジネスマンがやってきた。書類を持ってきてくれたらしく、会社のロシア人秘書が対応した。どうもその若い男の態度が生意気だったらしく、別の女子社員にコソコソ話している。別に立ち聞きしていたわけではないが、最後のところだけ聞こえた。それはОн ещё мальчик!というものだった。Мальчикというのは5歳から12歳頃までの少年だとばっかり思いこんでいたので少々びっくりした。強いて訳せば、「まだボウヤじゃないの」とか、「まだガキのくせいして」となろうか。ちなみにこのお姉さん方は年の頃は30前後だったと思う。
Идет по тротуару девушка, красивая – ужас, ноги от зубов, талия – оса, юбка – мини, балкон, как у Софи Лорен в молодости.
設問1)訳せ。
設問2)идётをходитに代える事は可能か?

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2008年03月09日

●新帯研 第12回

ロシアとビジネスしている商社に勤めていると収入と勉強の一挙両得のように思えるが、やはり腰を落ち着けてロシア語だけを勉強する時間が3年ぐらいは必要ではないかと思う。その期間にこれまでの自分の勉強の成果を整理して、次のステップへどのように勉強を進めるか考えるとよい。今回の課題は、
Уезжает Василий Иванович в штаб. Вызывает Анку:
- Я тебе тут «пояс верности» смастерил. Весь секрет в том, что если в отверстие, которое спереди на «поясе», что-нибудь всунуть, срабатывает механизм и встроенные ножницы автоматически откусывает проникающий предмет. Одевай и носи, пока я не вернусь!
Через неделю врозвращается Василий Иванович. Постороил дивизию, приказал всем оглиться ниже пояса. У всех – обрубки членов, у одного Петьки «красавец» во всю длину.
- Ну, а ты, что-ж, Петька Анку не захотел попробовать?
- А-а-а-а...
設問)オチが分かるように訳せ。

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2008年03月07日

●新帯研 第11回

司馬遼太郎は好きな作家の一人だが、その文体はいただけない。内容が面白いからいいようなものだが、その文章を暗記する気にはなれない。音読するとバランスが悪く、非常に耳障りだからだ。ただ一つよいと思った文章は、川路初代警視総監がフランス旅行中に、大を催し、我慢できず車内でして、日本の新聞紙に包んで捨てて問題となったことがある。そのとき、確か、「発した」という表現だったが、これはすごいなと思った。
Сын пьяному отцу:
- Папа, а ты в рай не попадёшь?
- Это почему же?
- А когда ты подойдёшь к воротам рая и дыхнешь на апостол Петра, он тебя просто не впустит.
- Когда я отправлюсь в рай, сынок, дышать я уже не буду.
設問1)オチが分かるように和訳せよ。

Posted by SATOH at 14:20 | Comments [1]

2008年03月03日

●新帯研 第10回

革命前のロシア商人はいかに顧客をだまして利益を上げるか競いあった。金儲けが目的ではあるが、仲間内での自慢、つまり「奴はやり手だ」という評判を得たいという気持ちが強かった。これは現代でも若い女性の化粧やおしゃれが必ずしも男の子の気を引く為ではなく、仲間内での評判を高めるためだというのと似ている。仲間の批評が一番きつく、それゆえにやりがいがあるからであろう。日本でも第一次世界大戦中には缶詰に入れるものが足りないからか、あるいはサギ目的で中に石を入れて輸出したこともあったという。
- Бабушка, что с тобой?
- Ох, милый, болею.
- За кого? За «Спартак»? За «Динамо»?
設問1) オチが分かるように和訳せよ。

Posted by SATOH at 23:42 | Comments [3]