2005年07月25日

●和露語呂合わせ(15)

Решил волк, заяц и хомяку эмигрировать в Китай.
- А как нас там звать будут?
Волк: - Меня - братец Вуй.
Заяц: - Меня - братец Зуй.
Хомяк: - Тогда, я наверное, не поеду.
*хомяк ハムスター
訳)オオカミとウサギとチータが中国へ移民することにしました。
「おれたち何て呼ばれるかな。」
オオカミ、「俺は、狼兄弟だろう」
ウサギ、「私は、兎兄弟でしょうね」
チータ、「じゃ、ぼく行くのよすわ」

Слышу вместо Шумана шум.
訳)シューマンの代わりにシューマイを味わう。
解説)直訳はシューマンの代わりに騒音が聞こえる。

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●和露語呂合わせ(14)

- Какая разница между горой и пупкой?
- Гора с горой не сходится, а пупок с пупком сходятся.
訳)「山とへその違いは何か」
「山と山はくっつかないが、へそとへそはくっつく」
解説)Гора с горой только не сходятся, а человеку с человеком всегда можно сойтись.
山と山はくっつかないが人と人はいつも会うことができる(いつかは会える時が来る)という諺をもじったもの。

- Есть ли в СССР дома терпимости?
- Нет, в СССР нет домов терпимости. У нас дома отдыха.
*дом отдыха 国民宿舎(2週間以上滞在するホテルの一種)。直訳すれば休息の家。尚、 дом культуры は文化会館と訳す。
訳)「ソ連に傾国の館はありますか」
「ありません。ソ連に警告の館はありませんが、(無償「ムショ」の)休息の館はあります」
解説)дома терпимости に「売春宿」と「忍耐の家」をかけているのと、ソ連には一番必要な「忍耐の家」はないのに、あるのは「休息の家」(という皮肉。傾国(傾城)というのは国を傾けるような絶世の美女、狭義では遊女。

Еще из жизни Нового русского «Пятачка»:
- Ну что, братан Кролик, сам мед отдашь или утюг греть будем?
訳)五露助成金子豚ちゃんの実生活からのひとこまからさらにもうひとつ。
「どうするんだよぉ、ウサ兄弟。ハチミツ自分で取ってくるかい、それともアイロンあっためっか?」
解説)ヤクザのアイロンや電気ゴテによる拷問と「クマのプーさん」をからめた小話。アイロンでの拷問といえば、最近Леонтьевというサディストの将軍がペテルブルグで1755年、Тумскийというскороход(飛脚というよりは行列の先導役)と愛人との間を疑い、足の裏にアイロンをあてて拷問したが、奇跡的に命は助かったという記録を読んだ。

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●和露語呂合わせ(13)

Плакат на артиллерийской академии: “Наша цель - коммунизм”
訳)砲兵大学校のポスター「われが目標、共産主義」
解説)цель に標的と目的をかけている。日本語では標的+目的を合わせると目標となる不思議。

Семь парадоксов социализма:
Все работают спустя рукава, а план выполняется;
план выполняется, а ничего нет;
ничего нет, а в холодильниках у всех полно;
в холодильниках полно, а все недовольны;
все недовольны, но никто не протестует;
никто не протестует, а тюрьмы переполнены.
*спустя рукава 袖をおろして(だらだらと)⇔ засучив рукава(袖をまくりあげて、一生懸命)
訳)社会主義7つの矛盾。みんなノラクラ働いてるのに計画達成とござい。計画達成はいいが何にもない。何にもないが、みんなの冷蔵庫にはいっぱいある。冷蔵庫はいっぱいなのに、みんな不平たらたら。不平たらたらなのに、だれも文句言わない。だれも文句言わないのに、牢屋満杯。

- Почему академиков считают почленно, а баранов по головам?
- Их считают по слабым местам.
訳)「アカデミー会員はセイキ会員かどうかで数えるが、羊は頭数で数えるのはなぜか」
「どちらも弱いところで数えるから」
解説)почленно で член(性器)と会員をかけている。

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●和露語呂合わせ(12)

Пионерка спросила Хрущева:
- Дяденька, правду папа сказал, что вы запустили не только спутник, но и сельское хозяйство?
- Передай своему папе, что я сажаю не только кукурузу!
訳)ピオニェールの女の子がフルシチョフにたずねます。
「おじさん、おじさんは衛星打ち上げをヤリとげただけでなく、農業もナゲヤリにしたってパパが言ってたけど本当なの?」
「パパになあ、おじさんがセーバイするのはトウモロコシだけじゃないんだってお言い」
解説)запустить に「打ち上げる」と「ほったらかす」をかけ、сажать に「栽培する、植える」と「牢屋に入れる」をかけている。

Утро. Брежнев, прийдя на работу, подходит к окну и здоровается с солнцем:
- Доброе утро, солнце!
- Доброе утро, Леонид Ильич! - отвечает солнце.
Уходя на обед, Брежнев говорит:
- Добрый день, солнце!
- Добрый день, наш верный ленинец товарищ Брежнев! - отвечает солнце.
Вечером, потрудясь на благо народа, Брежнев говорит:
- До свидания, солнце!
- А пошел ты к ..... - отвечает солнце, - я уже на Западе.
*пошел ты к の後には черту とか жопе(尻)、пизде (= женский половой орган)が仄めかされている。
訳)朝。ブレジュネフが出勤してから、窓に近寄り、お日様に挨拶します。
「おはよう、お日様」
「おはようございます。ブレジュネフさん」と太陽も答えます。
昼食に出るときも、ブレジュネフはこういいます。
「こんにちわ、お日様」
太陽も、「こんにちわ、われらが忠実なるレーニン主義者ブレジュネフ同志」と答えます。
夜、国民のために一仕事を終えて帰るとき、ブレジュネフは「お日様、さようなら」というと、太陽は、「バーロー。おれはもう西側だ」
解説)東西南北の西と西欧とをかけたシャレ。お日様でさえ、これこの通りの日和見主義者。しかし他人事ながら明日の朝は又東から昇るのに、そのときはどう言うのかしらん!?

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●和露語呂合わせ(11)

Заспорили два студента: на каком слоге в слове “откупорить” ставить ударение. Один говорит, надо произносить откупори’ть, а второй утверждает откупо’рить. Долго спорили. А откуда ни возьмись идет мужчина. Слушал их спор да и говорит:
- Ребята! Сначала ее надо ударить по донышку рукой, а потом уж откупорива’ть.
*откупорить, откупоривать の正しい力点は отку’порить, отку’поривать です。
訳)学生が二人、「センヲヌク」という単語のどこに力点を置くかで言い争っています。一人は、「センヲヌーク」と発音すべきだといい、もう一人は、「センヲーヌク」だと主張します、長く口論していました。と、どこからともなく男が出てきました。二人の口論を聞いてこう言います。
「みんな、初めに片手でビンの底をリキ(力)入れてテンテンしてから、後はセンヲヌクーんだよ」

- Кукушка, кукушка, сколько мне осталось жить?
- Ку!
- А почему так ма!
訳)「カッコーや、カッコー、俺はあと何年生きれるかな」
「カッ」
「どうして、そんなに少…」
解説)ダーリによれば、カッコーはカッコーの鳴く回数であと何年生きれるかを教えてくれるという言い伝えがあり、それをもじったもの。聞いてるそばから死んでしまったわけである。原文では2行目はКуクーだが、私ならКу-куクークーにする。これはロシア語でバイバイと言う意味の俗語である。

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●和露語呂合わせ(10)

- Безгранична ли любовь?
- Все имеет начало и конец. Любовь начинается идеалом, а кончается одеялом.
訳)「愛は限りないか。」
「どんなものでも始まりと終わりがある。愛は理想で始まり、離床で終わる」
解説)идеалом(理想)と одеялом(掛け布団)の語呂合わせ。

В медицинском институте. Профессор:
- Прежде чем назвать тему сегодняшней лекции. Я хочу вспомнить случай из собственной жизни. Когда я сам был студентом, мне нравилась одна девушка. Нравилась она и моему другу.Она отдала предпочтение этому другу. А я остался с носом. А тот молодой человек - без носа. Тема сегодняшней лекции - “Сифилис и его последствия”.
*остаться с носом 馬鹿をみる
訳)医大で教授の話。
「今日の講義の題目を発表する前に、私自身のある出来事について申し述べたいと思います。私が学生だった頃のこと、ある娘を好きになりました。しかし私の親友もその娘が好きになったのです。その娘は私の親友を選びました。私は馬鹿を見たわけですが、鼻はこれこのとおり残りました。親友は鼻がなくなりました。今日の講義の題目は、“梅毒とその結果”です」

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●和露語呂合わせ(9)

В издательстве “Мысль” вышли мемуары Л.И. Брежнева “Майн Кайф”.
*кайф = кейф 快感
訳)出版社「思想」からブレジュネフの回想録「わが陶酔」(マインカイフ)が出た。
解説)これは無論ヒットラーの「わが闘争」(マインカンプフ)をもじったものだが、これをさらにもじって次のような小話を作ってみた。こういうふうにして小話は変容(よくなる場合もそうでない場合もある)してゆくのであろう。
В издательстве “Кредит” вышли мемуары М.С. Горбачева “Майн Кайфу”.
出版社「クレジット」からゴルバチョフ回想録「わが逃走」が出た。
解説)これは日本商社に対するソ連支払い遅延と時の海部首相にかけたもの。

Покупатель заходит в мясной отдел гастронома.
- Дайте мне, пожалуйста, два кило мяса.
- Мяса у нас нет, но я могу дать хороший совет.
- Мне не нужно советов. Дайте мне хотя бы килограмм мяса.
- Послушайте, если вам нужно мясо, езжайте в Аргентину: это страна мяса, а у нас страна советов.
訳)買い物客がお惣菜デパートの肉売り場に立ち寄ります。
「肉2キロください」
「肉はありません。でもいい忠告ならさしあげられますよ」
「忠告なんかどうでもいいんです。1キロでもいいから肉下さい」
「いいですか、もし肉が必要ならアルゼンチンに行きなさい。あすこは肉の国だから。我が国は中国(忠告)と韓国(勧告)の上にあるそのソ国(祖国)だから」
解説)совет に「忠告」と「ソビエト」をかけている。

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●和露語呂合わせ(8)

Приехала иностранная делегация на завод. Их первым делом показать новое кафе. А там - драка. Иностранцы спрашивают:
- Что там происходит?
- Это идет винпозиум. Собрались алкологи, алконавты, бормотологи. Решают проблемы Вермудского треугольника.
*первым делом まず第一に、завтра утром первым делом なら「明日朝一番に」という意味。朝一番という表現をロシア人の間で聞いたのは1回だけだった。しいて言えばロシア人気質から考えてロシア語らしくない表現である。
*алкологи はгеолог(地質学者)などのように –олог とалкоголь (アルコール)を組み合わせて作った造語。алконавты はкосмонавты(ソ連・ロシアの宇宙飛行士、アメリカなどの宇宙飛行士はастронавтыという)とアルコールをかけたもの。бормотолог は –ологとбормотуха(安酒のアルコール添加赤ワイン、発酵する時の音(ブツブツ)бормотаньеからか?)をかけたもの。винпозиум これは вино(この場合酒という一般的な意味であり、必ずしもワインだけではない)とсимпозиум をかけあわせたもの。
訳)外国の代表団が工場に来ました。イの一番に新しいレストランを見せに連れて行かれました。そこでは喧嘩の真っ最中。外国人がたずねます。
「何をやってるんですか」
「酒(シュ)ポジウム中です。アル中学者、アル宙飛行士、物物(ブツブツ)学者が集まってバミューダ三角海域の謎を解こうというわけです」
解説)和訳では物物学者に物理学者のニュアンスも入れてある。バミューダ三角海域は、カリブ海にあり、よく船が遭難したり、宇宙船が現れるとされる海域。

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●児童文学(1)

ロシア語の読解力をつけるには子供向けの簡単な本、例えば Изумрудный город , Волков(オズの魔法使いの翻案)もよいが、設定が魔法の国では現実との接点はない。本を通じて会話力をつけたいと考える向きには、やはり現実の生活に近いものがよい。Таня Гроттер и магический контрабас, Д. Емец, 2002, Эксмо(10巻まで出ている)はハリーポッターГарри Поттерのパクリ(この他に亜流ものとして別の作者のПорри Гаттерいうのも売れている。これはハリーポッター第6作で Slughorn教授がハリーのことを酔っ払って Parry Otter と呼びかけていたのを思い出させる)だが、主人公はお転婆な女の子で男の子二人を従えている。設定はモスクワ(Таня の住んでいたРублеввкое шоссеに私も住んでいた)で箒の代わりにコントラバスに乗って活躍する。モスクワの学校の雰囲気がよく出ているし、言い回しも現代的である。ロシアの妖怪も現代風にアレンジして出てきて面白いが、作品としてみれば主人公の性格が平板なので、あまりにもパクリそのものという感じは否めない。ただロシア語中級者にとって如何に会話力を高めるかと言う観点から見れば役に立つ。こういうものは著作権もからむので勧めていいのかどうか迷うが、それよりも著者の勧めるのは、 Приключения Незнайки и его друзей(モノ知ラズとその仲間達の冒険), Носовである。3部作で第3作の Незнайка на Луне (月に行ったモノ知ラズ)がよい。小人が月へ行って見ると、月には空洞がありそこにはなぜか言葉も同じ小人が住んでいて資本主義が支配していた。1960年代半ばのソ連時代真っ盛りの作品だからやむをえないが、出てくる資本主義者の性格が可愛くて面白い。会話も多く、舞台が資本主義社会だからということでかソ連の現実社会で使われる会話表現に近いものが活字として用いられている。Незнайка というのはカナダの作家Palmer Cox (1840 – 1924)のBrowniesという小人が活躍する物語詩を1898年Анна Борисовна Хвольсон (18?? – 1934) が「Царство Малюток」という題名で翻案した。そのときの主人公はシルクハットに燕尾服、モノクロ眼鏡の気取り屋だが臆病なМурзилкаで、Знайка モノ知リやНезнайкаモノ知ラズも出てくる。絵の人物をテキストの人物描写で探すのもいい勉強になるはずである。小さいときにこの物語を読んだНосов がНезнайкаを主人公にした小人ものを思いついたという。作品にはПилюлькин丸薬博士、Винтикネジ太郎、Пулькаタマ之進、Булькаゴボゴボ(犬代わりのキリギリス?)、Тюбикチューブ、Авоська и Небоськаヒョットンとカモネン、 Пончикドーナッチョ、Растеряйкаアワテンボ、Гунькаボロンなどの小人が出てくる。2004年にС. Гроссу およびВ. Гагурин監督, Про-Класс, «Первый канал»でХвольсонの作品をもとにアニメНезнайка и Баррабасが作られた。ただ主人公はНезнайкаである。インターネットでПальмер Коксでアクセスすれば、1913年版の作品が読める。筆者は1990年に古本屋で可愛い絵に惹かれて偶然買った。一方Мурзилкаは1924年後の大作家マルシャーク、チュコーフスキー、プリーシュヴィンという作家などが加わって作りだした児童向け月刊誌(物語、詩、絵などが載った)の題名となり、後に黄色いイヌの姿に生まれ変わった。この雑誌は現在も発売されている。最近出版された「ムルジールカとその仲間たち Мурзилка и его друзья, Дрофа-плюс, 2003」は、これまでこの雑誌に載った作品から選んだものである。ただムルジールカを主人公とした物語などはなかったが、ついにБ. Карлов がПриключения Мурзилки, Азбука-классика, 2004 でこのイヌの方のムルジールカを主人公にした本を書いている。おまけに相棒としてШустрик(チャッカリン、ロボット)、Мямлик(ノロマー、ポリマーミュータント)が出てくる。

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2005年07月23日

●児童文学(2)

日本でも人気が出てきたチェブラーシュカの小話があるので、紹介する。この手のものはブラックユーモアばかりであまり面白いものはない。

Крокодил Гена и Чебурашка спят в своих кроватях. Вдруг Гена вскаки вает и кричит:
- Не дадим опорочить завоевания Октября!
Через некоторое время опять:
- Позор амриканским агрессорам!
Чебурашка просыпается:
- Ген, а Ген! Ведь говорил тебе: не ешь столько коммунистов на ночь!
*Ген – 呼びかけるときに使われるГенаの愛称。例えばТань (Таня, Татьяна)、Лен (Лена, Елена)などがある。
*через некоторое время 「しばらくして」
これより短いなら、例えば после минутного раздумья 「ちょっと考えて」という言い方もある。
訳)ワニのゲーナとチェブラーシュカがベッドで寝ています。突然ゲーナが飛び起きてこう叫びます。
「10月革命の成果を中傷させるものか」
しばらくしてから又、
「アメリカの侵略者どもに屈辱を」
 チェブラーシュカは目を覚まして、
「ゲーナ、ゲーナったら。だから寝る前にそんなに共産党員を食べるなって言ったろう」
解説)今日本ではチェブラーシュカがロシア語愛好家以外でも人気を博しつつある。ただロシアではかなり人気が衰えたが、アテネオリンピックでロシアの公式シンボルに採用されたため、少しは回復するかもしれない。

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2005年07月22日

●和露語呂合わせ(7)

Женщина пригласила к себе мужчину. Наговорила, накрыла на стол. После того, как мужчина все выпил и съел, прильнула к нему:
- А теперь ты мой...
- Ну нет, мой сама!
訳)女が男を自宅に招きます。散々話をしてテーブルにいっぱいのご馳走を並べました。男が全部飲み食いしたあとで、男にすりよりました。
「今度はあなたが、ワタシの、」
「やーだよ、自分でタワシで洗いな。」
解説)мыть の命令形 мой と「私のもの」мойをかけている。

- Как люди живут после Хрущева?
- По брежневу, а в хрущобах.
訳)「フルシショフ以後、人々の暮らしはどうですか」
「無例如無福、古借屋風」
解説)「ブレジネフのように」と 「例の如くпо-прежнему」、フルシショフとフルシショフカ хрущевка (= хрущоба, хрущебаフルシショフ時代の5階建てのアパート。エレベーターはなく、風呂場がとても狭いがそれまでの共同住宅 коммуналка = коммунальная квартираに比べればはるかによいと出来た当時は言われたが、今ではどんなものか。写真は筆者のホームページ homepage3.nifty.com/LAMPOPO/ にある)、それとв трущобах (スラムで)をかけている。

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●和露語呂合わせ(6)

- Может ли женщина стать лебедем?
- Если раком, значит может и лебедем.
*ли
ロシア語では文章の構成を変えずに上げ調子の抑揚で疑問文を作れるが、助動詞(動詞)+ ли + 主語 を使えば明確に疑問文であることがわかる。
訳)「女性は白鳥になれるか」
「バックオーライなら、飛ぶのも可能」
解説)クルィローフКрыловの寓話 「ハクチョウとカワカマスとザリガニЛебедь, Щука и Рак」 を踏まえたもの。重い荷物を運ぶのに白鳥は空へ、カワカマスは水辺へ、ザリガニは後へ一生懸命に引っ張った。力を合わせずバラバラでは何も出来ないという3本の矢のような教訓。ザリガニ式раком (= задом, на четвереньках, сзади) というのは後背位である。直訳は「ザリガニ式なら、つまりハクチョウ式(空中位)もOKでしょう」。空中位があるなら、このほかにも水中体位もあるのかしらん。

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●和露語呂合わせ(5)

Молодые супруги долго не могли найти приемлемую форму согласия. Как-то получалось грубо, вульгарно, никакой романтики и возвышенных чувств. Думали, думали, как бы сближение опоэтизировать. Жена и говорит:
- Давай условимся так: если ты захочешь, говори “Давай попечатаем”. Если я скажу: давай, значит - согласна. Если скажу, к примеру, болят пальцы - значит не согласна или не могу. - Понял?
- Понял.
Приходит они после работы домой. Поужинали. Жена моет посуду. Муж лег в постель и говорит:
- Давай попечатаем!
Жена отвечает:
- Еще посуды много мыть. Готовь машинку.
И муж лежал, лежал, ждал, ждал и снова:
- Слушай, давай попечатаем!
- Заканчиваю посуду мыть. Настраивай машинку.
Закончив дела на кухне, жена разделась, легла, прижалась к мужу и говорит:
- Теперь давай попечатаем.
- Я уже от руки написал.
訳)若夫婦、アノときの合言葉をどうするかなかなか決まりません。どうしても野卑で、下品で、ロマンや高邁さが感じられません。考えて、考えて、ポエジーのあるものにしました。妻が言うには、
「じゃこうしましょうよ。もしあなたが催したら、「タイプしようよ」って言うの。もし私が「しましょ」って言ったらオーケーということよ。もし、例えば、「指が痛いの」って言ったら、したくないか、できないってことよ。分かった?」
「分かった」
二人とも仕事が終わって帰宅します。夕食をとって、妻が食器を洗います。夫、ベッドに横になりこう言います。
「タイプしようよ」
妻が答えて曰く、
「まだたくさん食器が残ってるの。タイプライター準備しててね」
夫、横になり、待って、待って、また、
「ねえ、タイプしようよ」
「もうすぐ終わるからタイプライター調整しておいてね」
ようやく台所仕事が終わって、妻は服を脱ぎ、横になって、夫に寄り添いこう言います。
「さあ、タイプしましょ」
「もう手でかいちゃった」
解説)これはロシア語での約束事(マクラというべきか)がうまい具合に偶然日本語と合致した例。こういうのばかりだと通訳は楽なのだが。

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●和露語呂合わせ(4)

- Что такое половая недостаточность?
- Это когда член не достает до пола на 15 см.
*недостаточность почек(腎不全), сердечная недостаточность(心不全)と言うように機能不全という意味に使われる医学用語をもじったもの。
*член = мужской половой орган
*Что такое の後に主格が来ている事に注意。「~とは何か」という言い回しでよく使う。
*на + 対格は「~だけ」、つまり差を表すときに使う。
*половой に「床の」と言う意味と「性の」という意味をかけている。
訳)「如何性機能不全?」
「床迄十五糎不届愚息」
解説)床までナニが15センチ届かないというのは足が短いのか、それとも大きいが勃起不全ということなんだろうか?それはそれは不届き千万。

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●和露語呂合わせ(3)

Об озере Тити-Кака:
Боливийцы шутят: Тити – у нас, Кака – в Перу.
*тити = титьки おっぱい、胸というなら грудь
*кака     ウンチ(幼児語)       
*チチカカ湖はボリビアとペルーの間の標高4000メートルにある塩湖。
訳)チチカカ湖についてのボリビア人のジョーク。乳は内、嬶(かかあ)の屎(ババ)は外。
解説)直訳すれば、乳はこっちに、ウンチはペルーに。

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2005年07月15日

●隠語(жаргон)

テレビ・ラジオの普及で一般の生活では地方に出張しても、現在ではなかなか方言にお目にかかることがない。ただ民謡などは方言が多用されているのでその理解に必要である。 Толковый словарь живого великорусского языка (Даль и Бодуэн де Куртэне)の第4巻末にО наречиях русского языка という一文をДальが書いているので参考にされてはどうか。これは単にокающее やакающее наречиеという基本的なことだけではなく、動詞の変化や格変化についても様々なバリエーションがあることを教えてくれる。
Дальは隠語(офейский, ламанский язык, жаргон, феня)を方言に含めていない。人工的に作られた言葉だとしている。Мельниковは隠語にはофеньский, тарабарский и иносказательный языкиの3種があるとしている。офеньский язык(行商人の符丁)は、もとはАлександровская волость, Ковровский уезд (ウラジーミル州)の行商人ходебщики, тряпичники, вязниковцыが1700年ごろからロシア各地от Кяхты до Варшавыに行商に出て符丁として出発したものらしい。そこからКосторома, Тверь, Симбирск, Рязаньの各州に広がったという。日本でいう富山の薬売りのようなものか。厳密に言えばофеньский (во Владимирской губернии)には、галиванский (в Галиче, Клстрамской губернии)やматрайский (Нижгородской и Рязанской губерниях)という言葉もある。例として、стос (бог), грутец (отец), возгран (город)がある。つまり言葉自体は作られた人工のものだが、文法はロシア語だということである。ここからблатная музыка, феняというヤクザ特有の言い回しが発展してきたらしい。иносказательный язык(スリカエ語)は、例えば、соль(塩)を神父の意味で使ったり、сушить (исправить), сырой (неисправленный), ссыпать (поместить)というように、その語に普通の意味とは違う意味を与えるのである。この他にも学生の間で昔はやったтарабарский языкは子音のб,в,г,д,ж,з,к,л,м,нの代わりに щ,ш,ч,ц,х,ф,т,с,р,пを使って暗号を作る方法や、говор по-херам と言ってхерを文節の後や単語の後につける方法など紹介されている。тарабарский языкは15世紀までさかのぼれると言われ、古儀式派でよく用いられたが、тарабарский язык単独というよりは、иносказательный языкとの組み合わせや、さらにその上にофеньсккий языкを組み合わせて、早口話すため頭の回転の早さが要求された。例えば、»ры туниси лось ца лымую, нмолувиси па мочохтаж и ллынаси ш лулет»は、»мы купили соль, да сырую, просушили на рогожках и ссыпали в сусек»となり、一応意味は通るように見えるが、本当の意味は、»мы достали попа, но не исправленного, исправили его в Москве на Рогожском кладбище и поместили при часовне»となる。これでも普通のロシア人には古儀式派の背景を知らないと分からないと思うので、解説を加えて訳すと、「私たちは司祭を手に入れたが、矯正されていない(古儀式派ではない)司祭だったので、モスクワのロゴーシュスキー墓地で矯正し(古儀式派に改宗させ)、小礼拝堂に入れた」である。当時古儀式派(そのうちのпоповщинаは、聖職者が加齢のため死んでいったが、聖職者につける資格をもつ正教職がいなかった。それで古儀式派ではない正教の聖職者を連れてきて、古儀式派に改宗させる必要があったのである。
 近代の隠語については、1917年、1956年、1980年代および1990年代初頭と3区分する見方がある。これに応じて隠語辞典を使い分ける必要がある。グラチョーフの辞典Словарь тысячелетия русского арго, М.А. Грачев, Рипол Классик, 2003は1956年以前をカバーし、1980年代以降となるとБСЖとか狩野先生の「ロシア語話し言葉辞典」(次の項目参照)がよいが、いずれにせよ100%カバーしているわけではない。コンピューター関係の隠語などБСЖにてはある程度載っているものの不十分である。これから伸びる分野なので、新しい隠語辞典の出現を期待する。

Posted by ruspie at 01:41 | Comments [0]

2005年07月14日

●徴兵における隠れた階級(新兵いじめ)

 ロシアにおける徴兵では非公式に2年間で4つの階級に属することになる。強いて言えば日本の私学の体育会系クラブでみられるような、1年生(ゴミ)、2年生(奴隷)、3年生(人間)、4年生(神様)といった類である。日本の軍隊でも古参兵の新兵いじめは有名だが、これほど体系化されたものではなかった。この新兵いじめを дедовщина と言う。1968年以後前科者の入隊を認めたため、ムショのしきたりを軍に持ち込んだため、新兵いじめが激しくなったとされる。召集は春と秋の2回で、召集が終わるのは27歳である。新兵は宣誓前1ヶ月は、карантин (= мамонт, слон, глобус)と呼ばれいじめはない。問題が起こるのは最初の半年からで、この期間はслон (= глобус, дух, салага, лимон, салабон 象のように働かされるからだと言う) 、次の半年がсалага (= сынок, лимон, огурец, старший лимон, дрозд, черпак, молодой)、次の半年がчерпак (= фазан, второй лимон, котел 料理番をすることが多く、これは大きな役得でもある)で呼ばれる。最後の半年がдед (= старик) で、新兵に対して将校も及ばないような実質的な権力をもつ。宣誓後22ヶ月経って除隊命令が出てから1~3ヶ月をдембельと言い、3月と9月に除隊する。カッコ内にいろいろな呼び方があるのは、地方によってあるいは隊によって呼び名が違うからである。新兵のいじめや、дедが新兵にホモ売春を強要して貢がせるなど問題が多いとされる。徴兵制度廃止を唱える向きにはこういう問題のため賛成している人もいるのである。まとまった参考文献はないが、Большой словарь русского жаргона, НОРИНТ, 2001に断片的に記載ある。ただДедовщинаはロシア人にとって常識である。付け加えると、1874年普通徴兵制が敷かれる前のロシア軍にもдядькаというのが世話係として任命され、担当する新兵(同郷人が多かった)に軍服の着方、装備、整列、敬礼の仕方、他の軍人から身を守る方法、部隊の歴史、しきたり、勲功など教えていた。これから派生して行ったのかもしれない。

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2005年07月10日

●和露語呂合わせ(第2回)

- За чем очередь?
- За немецкими унитазами.
Трудящийся отстоял очередь и принес домой длинную узкую коробку. В ней он обнаружил две палки с острыми концами и инструкцию: “Одну палку воткнуть в землю и повесить на нее штаны, другой отбиваться от волков”. Потом он внимательно прочитал название: Ненецкий унитаз.
訳)「何の行列ですか」
「熱式便器の」
勤労者は行列に立ち通して、家に長い細い箱を持ち帰ります。箱の中に先のとがった2本の棒と取り扱い説明書を見つけました。「1本の棒を地面に突き刺し、それにズボン下をかける。もう1本でオオカミを追い払う」。後でよく見てみると名称はネネツの便器でした。
解説)
・原文はドイツ式のнемецкий をネネツ式のненецкийにかけている。ネネツ人は極北の民族。

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