2005年07月23日
●児童文学(2)
日本でも人気が出てきたチェブラーシュカの小話があるので、紹介する。この手のものはブラックユーモアばかりであまり面白いものはない。
Крокодил Гена и Чебурашка спят в своих кроватях. Вдруг Гена вскаки вает и кричит:
- Не дадим опорочить завоевания Октября!
Через некоторое время опять:
- Позор амриканским агрессорам!
Чебурашка просыпается:
- Ген, а Ген! Ведь говорил тебе: не ешь столько коммунистов на ночь!
*Ген – 呼びかけるときに使われるГенаの愛称。例えばТань (Таня, Татьяна)、Лен (Лена, Елена)などがある。
*через некоторое время 「しばらくして」
これより短いなら、例えば после минутного раздумья 「ちょっと考えて」という言い方もある。
訳)ワニのゲーナとチェブラーシュカがベッドで寝ています。突然ゲーナが飛び起きてこう叫びます。
「10月革命の成果を中傷させるものか」
しばらくしてから又、
「アメリカの侵略者どもに屈辱を」
チェブラーシュカは目を覚まして、
「ゲーナ、ゲーナったら。だから寝る前にそんなに共産党員を食べるなって言ったろう」
解説)今日本ではチェブラーシュカがロシア語愛好家以外でも人気を博しつつある。ただロシアではかなり人気が衰えたが、アテネオリンピックでロシアの公式シンボルに採用されたため、少しは回復するかもしれない。