2017年01月20日
●和文露訳要覧第165回
完了体は過程を示す事が出来ないということが体の本質であることは前に述べた。過程には動作動詞による動的過程(進行形)と3-1-6項(状態動詞)で述べる静的過程があり、静的過程には二次元や三次元方向の動きがないとは言え、時間的経過があるわけで、過程の重要な要素である。
出題)「彼は整形手術を受けた」をロシア語にせよ。
(1) Он сделал себе
пластическую
операцию.
(2) Ему сделали
пластическую
операцию.
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共に正解ですが、(2)は自分の意思ではなくというニュアンスが感じられます。私の答えは、Он сделал себе пластическую операцию.
Ему сделали пластическую операцию.
2回前の играть равнодушие のигратьは「演じる」でしょうか?また、несовではまずいでしょうか?
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正解ですが、自分の意思とは関係なしにというニュアンスもあります。
「演じる」、つまり「~のふりをする」ということです。不完了体も使えますが、規則的反復であるとか、踏み台のようにすでに何かのふりをしている問う前提があってということなら使えますが、普通は具体的1回の動作だと思います。
Он подвергнулся ортопедической операции.
宜しく御願い致します。
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подвергатьсяというのは好ましくない動作を受けるというのが語彙ですから違うと思います。それとортопедияというのは、四肢とか背骨の変形、損傷を改善するための手術であり、日本語では形成手術、整形手術と呼ばれるものですが、ロシア語では美容整形は私の訳のような言い方をします。それをご理解の上での訳であれば問題ありません。
Он сделал пластическую операцию.
アオリスト用法でCBとしました。よろしくお願いします。
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だれにでしょう?これが分からないと、彼が医者と考えるのが普通です。