2016年05月01日
●和文露訳要覧第37回
病気という意味のболезньは重病でも軽症でも使える一般的な語であり、заболевание(疾病)はболезньと同義だが、医学者が好んで使う。недугは重病で、書き言葉である。нездоровьеやнедомоганиеは体調不良で、原因不明のものを指す。хворьやхворостьは口語でやや軽蔑的な響きがある。
出題)「私何か決めたら、とことんやるの」をロシア語にせよ。
1.Вдруг я решил, делаю настолько возможно!
2.Раз я решил, тщательно совершаю!
宜しく御願い致します。
--------------------------------
文法的には問題ありませんが、1. だと条件法にならないので、構文的には2. がよいと思います。ただいずれにせよ「何か」が抜けていますし、とことんではなく、「綿密に」という訳になっています。私の答えは、Если я что-то решила, то иду до конца.
従属節は完了体過去形で、動作が先に終了すること(確述の用法)を示し、一方主節には不完了体が来て、一方向の規則的反復を示す。
Раз я решил сделать,то до конца совершаю.
やるとなればとことんやるというのは規則的反復と考え、HBとしました。よろしくお願いします。
------------------------------------------
文法的には正しいと思いますが、「何か」が抜けているのと、до концаならдоводитьというような動詞の方が自然です。
Когда я решу делать что-нибудь, я серьёзно сделаю это дело до конца.
----------------------------------
что-нибудьだと、「何でも」というニュアンスですから違います。それと完了体が二つ続くと、順次的用法となり、決心して、(具体的な1回の動作)をするとなり、設問とは違います。それとдо концаとのどの動詞がよいか、語結合をよく考えることです。
Раз решу, то я сделаю
до конца.
-----------------------------------
「何か」が訳されていないということと、до концаと相性の良い動詞を見つけるべきだと思います。あとは完了体未来形が二つ続いていますので、順次的用法となり、お答えでは主節の規則的反復の意味が出ません。
Как только что-то я решаю, я сделаю.
よろしくお願いします
-----------------------------
お答えだと、従属節は「(いつも)何かを決心するとすぐ、」と規則的反復なのに、主節は未来における具体的な1回の動作の完遂となり、非常におかしいと思います。что-тоは正確に訳されているので、それはそれで結構なことです。