2016年05月08日

●和文露訳要覧第43回

和文露訳をマスターするためには、まず日本語とロシア語の時制の扱いの差を精確に理解することである。過去の時制はまだ理解しやすいが、未来の時制となるとかなり難しい。

出題)「お通じは毎日ありますか?どのくらいおきに?」をロシア語にせよ。

Posted by SATOH at 2016年05月08日 17:15
コメント

У вас бывают дефекации каждый день? Как часто?

習慣でнвとしました。よろしくお願いします。
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Как часто? どのくらい頻繁にであって、どのくらいおきにではありませんが、それ以外はお答えの通りなのですが、お答えは「排便」という感じで、医者が患者に使うかなという気はします。私の答えは、Стул бывает ежедневно? Через сколько времени?

Posted by やま at 2016年05月08日 22:17

Стул бывает ежедневно? Через каждый интервал?
宜しく御願い致します。
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いい線を行っています。через какой интервал?なら分かりますが、もっと言うと、через какой промежуток времени?の方が自然です。

Posted by さきちゃん at 2016年05月09日 03:54

У вас есть каждый
день испражнение ?
Через какой
интервал ?
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испражнениеも排便という意味ですから、もう少しソフトな表現の方がよいと思います。

Posted by ブーチャン at 2016年05月09日 19:53

こんにちは。
よく「アオリスト」という言葉をこちらで見かけますが、それは日本の古文における過去を表す助動詞「き」「けり」、完了を表す「つ」「ぬ」「たり」「り」に相当するものでしょうか?
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『和文露訳指南』2-2-1-1項に書いてありますが、再録します。

アオリストとは、古代ギリシャ語やサンスクリット語などの動詞のアスペクトの一つで、完了・継続・反復といった様相とは対照的に,単に一つの出来事として動作・現象を示すものである。多くのインド・ヨーロッパ語は独立した区分としてのアオリストを失い、ラテン語ではアオリストは完了形と同化した。古代教会スラブ語にもアオリストはあったが、現代ロシア語には形式としてはなく、完了相は完了体過去形で表現される。
本書で使われているアオリスト的用法аористическое употреблениеという用語は、ソ連アカデミー版『ロシア語文法』Русская грамматика(2巻), Академия наук СССР, Наука, 1980にあるように、過去の時間軸の特定かつ不動の一点で行われた唯一の動作や出来事を指し、それが発話の時点と関係がないか、発話の時点との関わりを問題にしないという意味であり、過去完了と考えてもよい。これは過去の特定かつ不動の一点での動作をイメージするということであり、主観的と言い換えることができる。完遂的用法の過去の時制における一つの側面であり、現在の時制では結果の存続として現れ、未来の時制では完遂的用法となる。

Posted by よし at 2016年05月11日 11:36

У вас бывает стул ежедневно? Какая частотность?
恥かしながら、どれくらいおきに、で詰まってしまいました。
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как частотностьはкак частоと同義のようですが、私は聞いたことがありませんし、「どのくらい頻繁に」ですから、違います。

Posted by Го at 2016年05月13日 00:31
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