2016年02月05日
●和文露訳指南第385回
могとсмогの使い分けについては、『和文露訳指南』下巻にも書いたが、念のため、第383回の出題を例にとって解説する。
「人が飛べたのだから、僕にもできる」Другие летали - ну, и я смогу.
мог летатьとしない方がよいのは、могが不完了体過去形のため、動作の有無の確認の用法であり、「できる状態にあった」という意味となり、実際に飛んだかどうかは分からないからである。смогなら結果の存続となり、飛ぶことができたとなる。ただсмог... смогуとなると、順次的用法となり、これまた出題とは違ってくる。これに対して、不定動詞なら能力の意味もあるし、その過去形は不完了体でもあるから、動作の有無の確認の意味にも使えるからベストの選択となろう。
出題)「その質問は彼の不意をついた」をロシア語にせよ。
Этот вопрос застал его врасплох.
Этот вопрос сбил его с толку.
Этот вопрос сильно напугал его.
ちょっと背伸び。スッと言えるのは3つ目だけです。それと前々回の解説、なるほど、やっと分かりました。ありがとうございます。なお、人をчеловекと訳した私、「にわとりの物語かしらん」とか考えながら訳しました。
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最初のは正解です。二つ目と三つ目のは突然というニュアンスがないように思います。私の答えは、Вопрос застиг его врасплох.
Этот вопрос застал его врасплох.
よろしくお願いします。
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正解です。
1.Вопрос застиг его врасплох.
2.Он неожиданно столкнулся с вопросом.
宜しく御願い致します。
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1. は正解です。こういう設問は主語を人にすると、受動性が感じられません。
Этот вопрос задали к нему неожиданно.
アオリスト用法でсвとしました。よろしくお願いします。
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задавать комуでしょう。体の用法は正解(結果の存続の可能性もありますが)です。
お願いします。
Этот вопрос удивило его.
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удивилでしょうし、突然というニュアンスがありません。