2016年01月03日
●和文露訳指南第372回
兆候という意味では、признакが一般的な語であり、приметыは人の外見の特徴を指し、複数形で現象の外見的特徴を示す。знакは何かの状況の存在や到来を指すが、現代語ではあまり使われない。симптомは医学用語である。
出題)「損得なしだ」をロシア語にせよ。
Нет прибыли и убытки.
よろしくお願いします。
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これはまずいでしょう。ни... ни...という構文はありますが。ただロシア語の名詞文というのはダイナミックさが欠けているのでどうかなという気はします。私の答えは、Ничего не потерял, но ничего и не выиграл.
Ни прибыли, ни ущерба нет.
Ни плюса, ни минуса нет.
今年もわずかな時間をかき集めて頑張ります。
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お答えは、損というものは存在しないし、得というのも存在しないというような禅問答のような感じです。
1.Оставляем выгоду в стороне!
2.Мы с тобой квиты!
宜しく御願い致します。
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1.は利益を考慮しないという意味のようですが、この言い回しはアカデミー版露露辞典では完了体のみ出ていますし、出題の訳とは違うと思います。2. は「お前とはあいことだ」とか「(これで)貸し借り無しだ」ですが、訳しすぎのような気がします。
Мы с тобой квиты.
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さきちゃんさんと同じですね。
Поступим без расчета.
よろしくお願いします。
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打算抜きで行動しようということですあり、発想はよいと思います。ただ完了体未来形はどうかなという気がするのと、без расчётовかбез всякого расчётаのいずれかだと思います。