2016年01月01日
●和文露訳指南第370回
鋳造はлитьёだが、貨幣鋳造はчеканкаという。硬貨を製造することを「鋳造」すると表現するが、現在の硬貨は全て打刻(打製)である。つまり、圧延した金属板を丸く型抜きした平金を作り、これに刻印を打ち付けて製造するので鋳造ではない。
出題)「危うく火事になるところだった」をロシア語にせよ。
1.Почти было бы пожар.
2.Пожар чуть не возникнул.
宜しく御願い致します。
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2.はвозникでしょう。1.は実際に火事にならなかったのだから仮定法過去が使えるとお考えでしょうが、仮定法過去にはこうだったらよかったのにというような願望のニュアンスもふくまれます。そうなると事実が起こらなかったと単に言いたい場合には不適切ということになります。私の答えは、Едва пожара не было!
Дело чуть не дошло до пожара.
よろしくお願いします。
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正解です。
Чуть не вспыхнул пожар.
お墓参りに行きました。夜はморской карась のアラと蛤で鍋を作りました。
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正解です。料理ができるというのは結構なことです。
Чуть не вызвали пожар.
具体的一回、結果の残存でсвとしました。よろしくお願いします。
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вызвалиは不定人称文ですが、動作主が活動体であることを示していますが、火事には自然発火のものもありますから、放火とか火の不始末ということが分かっているならともかく、どうかなという気がします。
Чуть не вспыхнул
пожар.
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正解です。
お答えにタイプミスがありますでしょうか?
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申し訳ありません。Едва пожара не было!が正しいです。今後はそのような遠慮された書き方ではなくて結構です。間違いの指摘があれば、チェックし、間違いがあれば即訂正します。ご迷惑をおかけしました。