2015年10月12日
●和文露訳指南第333回
斜面のсклонは山や丘の斜面で、切り立ったものでも、緩やかな斜面でも使う。скосやоткосは川岸、盛り土、土塁などのあまり高くはないが、急に下っている斜面、法面(のりめん)などを指し、скатは緩やかな斜面である。
出題)「こういうことに鼻のきく誰かが必要だ」をロシア語にせよ。
Необходим кто-нибудь, который поймёт подобное.
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кто-нибудьというのは、だれでもということですが、出題ではこのだれかは「こういうことに鼻のきく」とかなり限定的です。私の答えは、Нужен кто-то, у кого на эти дела нюх.
Нужен кто-нибудь значительно полезный при этом.
宜しく御願いいたします。
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полезный кому, полузный для кого, чегоという語結合はありますが、出題の鼻のきくとは違うと思いますし、-тоと -нибудьの使い分けがよくお分かり出ないようです。『和文露訳指南』10-13項参照ください。
Нужен кто-рибудь,
который имеет
хорошее обоняние.
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обоняниеは五感の一つとしての嗅覚としての意味しかありません。кто-нибудьのタイプミスの他に、これは使えないと思います。
Нужен кто-нибудь, который имеет настоящий нюх на такой.
追加で投稿させて頂きます。
鼻のきく.....なかなか適切な訳語が出てきませんが。 どうでしょうか?
宜しく御教示下さい。
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кто-нибудьは間違いですが、нюхは正しいと思います。ただこういうことをтакойと訳すのは間違いです。такойは形容詞ですから被修飾語が必要ですし、それを省略したのだとおっしゃるのなら、前の文脈でそれが出ていることが前提です。такоеと名詞にすると、人の注意を引くものという意味に取られるでしょうから、эти делаとでもするのが無難です。
Нам нужен кто-то с хорошим нюхом на такие дела.
具体的な誰かということでкто-тоとしました。よろしくお願いします。
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正解です。