2015年09月07日
●和文露訳指南第308回
まるでどこかの獣の子であり、獣みたいに呼ばれていた。だれかが、どこかで、いつだったか彼女を「どぶねずみ」と呼び、それが彼女の一生の通り名となる。スラムの住人のだれもが彼女の本当の名を知しらないということは、このあだ名はもっと小さなころについたものに違いない。彼女には子供らしさは微塵も残っていないし、気持ちの上で男女の別や年齢を少しでも思わせるような、おとなしそうなまなざしとか、優しそうな動作とかはまるでなかった。あるのはどす黒い欲求不満、すぐ切れてしまうような、神経質な怒りっぽさだけである。
出題)「冬に市場はにぎわったものだった」をロシア語にせよ。
Зимой рынок бывал
оживлённым.
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正解です。私の答えは、Зимой базары бывали очень людными.
Зимой рынок бывал оживлённый (живой).
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быватьの語結合としては、容態を表す時には主語は単数でも、複数でもかまいませんが、そのときはブーチャンさんのように造格оживлённымとなります。種類を示す時は主語は複数で形容詞は主格を取ります。Женщины в этих краях бывают очень красивые.(この地方の女性は美人が多い)。主格が来るのは文法的には主語を修飾しているのですが、主語が頭でっかちになるから、分離しているのだと思います。形容詞短語尾の場合も主格が来ますが、これは述語的用法のみで格変化しません。語結合については、Активный словарь русского языкаというよい辞書が刊行中で、今2巻まで出ています。
Зимой рынки часто оживали.
よろしくお願いします。
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不定人称文でしょうか?見た感じрынкиが主語に取れるので、оживлялисьとした方がよいと思います。
Зимой,бывало, в рынке сутолоки.
よろしくお願いします。
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сутолоки = беспорядочное движениеは混雑ということですから、別の表現のほうがよいと思います。