2015年01月29日
●和文露訳指南第170回
アネクドートの露文和訳を出題した黒帯研究会から8年半、多分今回で和文露訳の短文を出題するようになってからほぼ4年、1300回を数えた。ここまで続いたのも投稿者の皆様のご支援のおかげである。改めてお礼申し上げる。こういう短文というのは出題しようと思えば際限なくできるが、出題する相手のレベルが特定できないために、上達の進度が全くこちらには分からない。こういうやり方で少しはお役に立っているとは思うものの、まさに糠に釘ということで手ごたえがあまり感じられないので、これでいいのか常々悩むところである。常連の方々は上級者なので、特に教えるようなものはないし、せいぜい凡ミスのチェックぐらいだろう。4年もほぼ毎日続けたからもう潮時かもしれない。ロシア語独学のお手伝いばかりで、全くあなた任せであり、そういうのよりはもっと具体的な学習者に教えるようにしたほうが世の中のためになるのかもしれない。
出題)「それは娘達にとっては糠に釘みたいなものだった」をロシア語にせよ。
Это для дочерей
оказалось, что они
зря трудились.
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糠に釘というのは意見しても効果がないようなことを言いますが、お答えは、語結合がおかしいですが、娘たちは無駄働きをしたことが、分かったですから違います。私の答えは、Это девицам было как к стенке горох.
Девушкам это было, как с гуся вода.
置き換えてみました。よろしくお願いします。
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正解です。
Дочерям это было как горох об стену.
よろしくお願いします。
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正解です。
Это было для девушек как об стену горох.
辞書見ました。これってお豆さんを壁にぶつけるということでしょうか。それと…そんなこと言わないで~。
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正解です。
(お題)
それは娘達にとっては糠に釘みたいなものだった
(コーシカ訳)
Это для дочерей было как об стену горох.
アオリストと考えます。
手応え…
こちらへの投稿者を募るくらいしか思いつきませんが、引き続きロシア語つながりの方には勧めます。
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正解です。
1) Это было вроде того, как переливать из пустого в порожнее для девушек.
2) Это было вроде того, как толочь воду в ступе для девушек.
было : アオリスト的用法
переливать, толочь : 反復
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1)は無駄話をするという意味でよく使いますから違います。2)は娘たちのために無駄なことをするとなり、娘たちのためにを文頭に持ってきた方がよいと思います。