2014年09月05日
●和文露訳指南第28回
20年ほど前にシベリアのチュメニというところに12月出張で行ったことがある。現地の工場の人が急にТепло!(暖かい)と言って、着ている防寒着を脱ぎ出したので、どうしたことかと、温度をきいて見るとマイナス22度だという。朝はマイナス39度だったから暖かくなったのは確かだが、ちょっと驚いた。寒いというのはどのくらいの気温を指すのかと聞いたらマイナス50度ぐらいで、学校や仕事が休みになる温度だという。温度というものも相対的なものだと分かる。
出題)「成績がよかったので学費免除だった」をロシア語にせよ。
Так как у меня
успеваемость была
высокая, я был
освобожден от расходов
на учение.
-----------------------------------
大体いいと思いますが、学費と言う意味ではそのような言い方はしないと思います。私の答えは、Благодаря успехам, был освобождён от платы обучения.
授業料はплата за обучение, плата за учениеでもよい。
Благодаря хороших результатов на учёбе, его освободили от школьной платы.
アオリスト的用法とみてСВにしました。よろしくお願いします。
-------------------------------------------
お答えの学費ですが、そういう言い方はあまりしないということと、小中学校だけで、大学は含まれないことになります。результаты + 生格で、результаты экзамена(試験の結果)という言い方はします。他に、результат в + 前置格で、Она показала хорошую результат в беге на 200 метров.(彼女は200メートル走でいい結果を出した)と言いますから、хорошие результаты в учёбеなら使えると思います。
Благодаря хорошей оценке в школе, расходы на обучение были освобождены от уплаты.
身に覚えのない話です。よろしくお願いします。
-------------------------------------
в школеだと小中学校だけということになりますし、評価は素行も含まれますから、違うと思います。расходы на обучениеという言い方はありますが、収支項目においてであって、学校にとっては支払いという風にした方が自然だと思います。それと主文において人が主語に立たないというのは非常におかしい、つまりお答えは誰が免除されるかが書かれていない文と言えます。
ん…
人称がない(ことはないけど[яやろ?]明示されてへん)やないの
(お題)
成績がよかったので学費免除だった
(コーシカ訳)
1) Плата за обучение не требовали благодаря хорошей оценке.
2) Я получил(а) так хорошую оценку, чтобы не платить за обучение.
3) Оценка была хорошая,
благодаря чему освободился(-лась) от платы за обучение.
1) 不必要の不完了体過去です
2) получил(а)は一括の完了体過去、 платитьは不必要の不完了体不定形です。
3) 成績が良おて学費免除いうのは一過性のもんと違て、ある程度の期間継続するもんやろ
と踏んで主格をとりました。
бытьですから状態とも一括とも取れそうですが、前記のような考えです。
освободился(-лась)は一括の完了体過去です。
-------------------------------------------------
成績と評価は必ずしも同じではないと思います。1)はПлатуでしょう。2)や3)の学費免除は学校側の決定としては1回であって、動作の一括とはなじまないと思いますし、получить, освободитьсяが動作の一括化に使えるとは思えません。
Я хорошо учился(У меня была хорошая успеваемость), поэтому
меня освобождали от платы за обучение.
------------------------------------
хорошо училсяというのは、成績が良かったのかもしれず、まわりの学習環境がよかったのかもしれず、自分なりに学校で頑張ったのかもしれないという曖昧な表現です。カッコ内を使うべきだと思います。それと優良可不可となると、отлично, хорошо, удовлетворительно, плохоとなり、отличникでないと学費免除にはならないような気がします。不完了体過去形なので、学費を免除されたことがある(あった)という経験の用法でしか意味が取れず、結果の存続やアオリスト的用法(具体的に一度学費を免除された)という意味にはなりません。つまり出題自体が投稿者の受け止め方次第なので、お答えが間違いだとは言えませんが、この違いを明確に理解しているかどうかが問われるわけです。
Освобождали мои оплаты за обучение почему что мои оценки были хорошо .
免除は継続、良かったは状態で不完了体を選びました。
よろしくお願い致します。
-----------------------------------
不完了体過去形を使っているので、経験(免除されたことがある)という風にしか理解できません。どんな動詞でも継続の用法が使えるわけではなく、それは語義によります。освободитьというのは、解放するという意味の動作の動詞で、不完了体は反復の意味が主体です。почему чтоは потому чтоのタイプミスで、前にカンマが必要です。コーシュカさんのところにも書きましたが、学費免除というのは、学校側がその年度や学業の期間に対して、1度決定を下すわけであって、それに基づき、毎月、あるいは半年、あるいは毎年の学費の支払いが免除されるわけです。学費免除を受ける側ではなく、そういう免除を与える側に立って考えるべきです。
За высокую успеваемость он был освобождён от оплаты за обучение.
-----------------------------------
освободить из-за чего, по чемуという語結合はありますが、заはないようです。それとплата за чтоですが、оплатаはоплатить чтоと他動詞なので、生格を取ります。
1) Благодаря хорошим оценкам (я) был освобожден от оплаты обучения.
アオリスト的用法(被動形動詞過去短語尾 + быть動詞)
2) Благодаря хорошим оценкам меня освобождали от оплаты обучения.
過去の反復(不完了体動詞過去形)
免除期間に時間的な幅があったことが強調される場合。
------------------------------------------
成績にはуспеваемость, отметки, успехи в учёбеという言い方がありますが、お答えの評価では素行なども含まれるような気がします。構文としては問題ありませんが、2)は過去の反復なのですが、経験と理解されると思います。
Так как я учился отлично, я был освобожден от оплаты учебы.
少し遅れてしまいましたが、添削いただければ幸いです。
--------------------------------------
正解です。
いつもありがとうございます。
私の回答への佐藤さんのコメントト1行目の意味がわかりません。
回答では、освободить от の語結合を使っています。
おっしゃっているのは、どのзаのことでしょうか。
---------------------------------------
За высокую успеваемостьとご回答にありますが、из-за + 生格、по + 与格は使いますが、заはосвободитьと一緒には使わないようです。