2014年08月06日
●和文露訳指南第1回
続和文解釈入門の更新に時間がかかる過ぎるため、別のコーナーを立ち上げることにした。これがうまく行くとよいのだが。これがだめなら、ロシアンぴろしきの管理者のみなさんに新しいコーナーを作ってもらうしかない。
出題)「勘定はいいから、俺につけておいてくれ」をロシア語にせよ。
Рассчитаться не
следует, попроси
занести это в мой счет.
-------------------------------
このような不必要という構文では不完了体を取ることが必須です。занестиは記入するですから、違います。私の答えは、Счёта не подавать, запишите на меня.
(お題)
勘定はいいから、俺につけておいてくれ
(コーシカ訳)
Тебе не придется платить. На меня возложи долг.
勘定は発話時点より未来であり、具体的な1回の動作と思われますので
完了体未来のпридетсяを使いました:
今後ずっと発話者のつけという訳でもなさそうだからです。
платитьは払う行為そのものと考えて不完了体不定形です。
つけておいてくれ=具体的1回の支払義務を負うと考えて
возложиと完了体未来の命令です。
----------------------------------
不必要なので不完了体の使用は必須です。せいぜいのところ飲み代とか、食事代ですし、つけでということですから違いますし、語結合的にも無理があります。
Не стоит беспокоиться о платеже. Позволь мне заплатить за это в другое время.
友達と店のおやじに言ってるものとして。
--------------------------------------
意味は分かるでしょうが、この勘定というのは、勘定書き(お勘定)のことです。体の用法はその通りです。
Платить не надо.
Сочти этого счет меня кредит.
最初の文は不必要で不完了体。
二つ目の文は新規の命令で完了体にしました。
よろしくお願い致します。
---------------------------------
体の用法は正解です。Пусть в кредитなら意味は分かるでしょうが、飲み屋か、食堂の話でしょうからどうでしょう?
Просто запиши сумму в кредит моего счета.
----------------------------------------
もう少しといったところです。今回のは難しいうちだと思います。
1) Не выставляй (счёт), запиши (его) на мой счёт.
не выствляй : 現在であり、勘定の頃合いで発言のための場(コンテクスト)が相手と形成されていると話し手が考えている(否定詞 + 不完了体動詞命令形)。
запиши : 一拍置いた未来であり、新規の提案(完了体動詞未来形)。
2) Не надо выставлять (счёт), запиши (его) на мой счёт.
Не надо выставлять : 不必要(否定詞 + 不完了体動詞命令形)。
--------------------------------------------
正解です。
投稿したつもりになっていましたがもう一度。
Им не надо платить, я угощаю. Заплачу в следующий раз.
最初の文は不必要なのでНВ、後の文は完遂でСВとしました。よろしくお願いします。
--------------------------------------------
体の用法はその通りです。угощаюは遂行動詞でしょう。ただお答えは論理的におかしいと思います。自分のおごりなのに、支払いは次回というのは通らないでしょう。つけにするというなら分かります。