2014年04月06日

●続和文解釈入門第411回

モルフォ蝶の翅は表面に金属光沢をもつのが特徴である。この光沢はほとんどの種類で青に発色する。これは翅の表面にある櫛形の鱗紛で光の干渉が起きるため、光沢のある青みが現れる。このような現象を構造色structural color (структурный цвет)という。これは主観的な主張をせずに、回りに合わせて動作を行うという不完了体の用法に似ているのではなかろうか。

出題)「隣の花は赤い」をロシア語にせよ。

Posted by SATOH at 2014年04月06日 06:22
コメント

Соседский цветок всегда кажется краснее.
よろしくお願いします。
Соседняя очередь всегда движется быстрее.調べる過程でこんな言い方を知り、勉強になりました。
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困りましたね。右から左の露訳は出題したことがありませんし、これからもすることはないでしょう。そういうのは初級か入門のレベルの話で、基本は基本ですが、実用には程遠いからです。花はцветыで、цветокというのは1本の花を強調するときに使いますから、普通は使いません。ただ比較級を使っているので趣旨は分かるでしょう。二つ目の文は私は聞いたことがありませんが、諺ではないにせよ、多分広くロシアの人口に膾炙した言い回しなのでしょう。これこそ正解です。私の答えは、Чужая еда вкуснее.
Там (везде) хорошо, где нас нет.
Славны (звонки) бубны за горами (а к нам придут, как лукошко).
В чужих руках ломоть велик.
人のものはよく見えるという意味の諺からの出題だが、日本語では他に、「人の花は赤い」とか、「隣のバラは赤い」、「隣の芝生は青く見える」、「よその花は赤い」、「よその花は良く見える」、「人の持つ花は美しい」、「隣の牡丹は大きく見える」、「他人の飯は白い」、「隣のぼた餅は大きく見える」、「隣のものはかゆ(雑炊)でもうまい」、「わが家の米の飯より隣の麦飯がうまい」とも言う。これの出題をЦветы у соседа красные.と直訳しても形式上は間違いとは言えないが、通訳としてのセンスから見れば大いに問題があろう。通訳も翻訳も形式ではなく、意味の本質を伝えるのが主旨であるのは当然である。

Posted by yama at 2014年04月06日 07:20

Соседние цветы
красные.
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直訳ですね。

Posted by ブーチャン at 2014年04月06日 08:26

Чужие цветы выглядят более красными своих.
газонなんて見てしまいました。
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意味は伝わるかもしえませんが、ロシア人にはピンとこないかもしれません。

Posted by ゴ at 2014年04月06日 23:29
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