2014年02月20日

●続和文解釈入門第372回

日本は世界一の長寿国だが、長生きすると、退職後に何をしていいか分からないという人が増えているように思われる。暇つぶしвремяпрепровождениеはだれにでもできるが、生き甲斐смысл жизниを見つけるのは容易ではない。私は大学でロシア語を専攻し、その中から3つほど難問を抱き、その解を求めるのが生き甲斐となり、有難いことに何とかその解を得たのではないかと思い(錯覚かもしれないが)、現在に至っている。趣味も生きがいになりうるが、その趣味すらない人もいるし、趣味によっては年を取ると体力的に無理というのもあろう。鬱にならないとか、ボケない秘訣はヲタクになることなのだが、とっかかりは人によって千差万別で、これという決め手がない。生きがい探しを若いうちからするようにというのを私の最近娘たちに書いたメールである。

出題)「彼にはユーモアのセンスがなくはない」をロシア語にせよ。

Posted by SATOH at 2014年02月20日 08:13
コメント

У него должен быть
ум юмора.
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ум юмораとは言わないでしょう。それと二重否定は単なる肯定ではないと思います。「なくはない」とお答えの「あるはずだ、あるにちがいない」が同じとは思えません。私の答えは、Он не лишён чувства юмора.
лишён = не обладающий, бедноであり、не лишёнというのは肯定的なニュアンスを持っている。

Posted by ブーチャン at 2014年02月20日 08:39

Даже можно сказать,что он обладает чувством юмора.

よろしくお願いします。
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間違いとは言えないと思います。ただ否定の否定が肯定というような算術的な解であれば、なぜそのような用法があるのかという疑問が起きます。数学ではマイナスかけるマイナスはプラスというのは基本的概念ですが、語学では違うように思います。

Posted by yama at 2014年02月20日 21:11

よろしくお願いします。

(1) Он не человек без никакого чувства юмора.

(2) こちらは、意訳になるかと思いますが、
У него есть какое-то чувство юмора.
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二重否定が単なる肯定ではないという発想は私と同じです。1)は可能だと思いますが、никакогоは取った方がよいと思います。Человек не человек - без недостатков.(欠点がないのは人ではない)というような言い回しもあるようですから。2)これも単に肯定表現で表すよりは出題に近いと思います。

Posted by Женя at 2014年02月20日 23:36

Он не без чувства юмора.
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正解です。

Posted by ゴ at 2014年02月20日 23:40
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