2014年01月18日
●続和文解釈入門第340回
正しい方向で勉強すれば1~2年で自分の言いたいことを話したり、よほど通訳やガイドが使うような特殊な語彙でなければ聞いたり、書いたりできると述べたが、語学にも向き不向きはある。別に内向的な人は向かないということではない。向かないのは語学に限らないが、一つのことに集中できない人である。正しい方向でというのも特に難しいことを言っているのではない。半年間NHKのラジオ講座のテキストを1週間ごとに丸暗記し、発音もラジオやテレビをできるだけまねるようにするということだけである。これができれば基礎ができたことになり、あとはロシア語の文法書(Wade先生のがよいが、城田先生のでも宇多先生のでもかまわない)をやり、さらに半年ラジオ講座のテキストを1週間ごとに丸暗記する。これで自分の言いたいことはほぼ言えるようになるはずである。
出題)「ご自身をご自身の手にかけるということに関しては、そうはさせないよう努めます」をロシア語にせよ。
По-поводу его самоубийства,я постараюсь предотвращать.
よろしくお願いします。
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предотвращатьと不完了体不定形が来ていますが、これだと反復、つまり何度も自殺の企てがあるというのが前提のような気がします。私の答えは、В отношении наложить на себя руки - мы этого постараемся не допускать.
Что касается того, чтобы убить себя своей рукой, я стараюсь уговорить такого не сделать.
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рукойと片手で自殺するわけですか?не сделатьというのは、やはり動作がないわけですから、不完了体にすべきだと思います。それとуговоритьの補語は人が一般的ですから、такогоをそんなことではなく、そんな人に取られる可能性が高いと思います。またстараюсьと不完了体なので、具体的な1回の行為ではなく、いつもそう努めているということで、それは出題とは違います。
В связь с тем, что сам себя убибать, я буду стараться не давать так делать.
すみません、もうそのまま。несовです。
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В связи с + 造格であり、убиватьです。具体的な1回の行為であれば、不完了体未来形を使うことはありませんが、一般的に、とか未来への反復の可能性も否定しない文脈では不完了体未来形が使えます。