2013年12月06日
●続和文解釈入門第297回
先日近くのホームセンターに靴墨を買いに行った。売り場が広いので店員に場所を聞いたら、靴墨ってなんですかと聞かれた。靴墨も若い人には廃語なのだろうかと思ったが、靴のクリームのようなもので、光沢を出したり、靴の色に合わせて、黒なら黒くしたりするものだと説明したら、一発で売り場に連れて行ってくれた。これで思うのは、通訳やガイドも同じだなということである。適切な単語が頭に思い浮かばないことはしょっちゅうだが、そういう時は適切な説明でロシア人も分かってくれる。問題なのは単語を知っていても、ロシア人の行きたい店をこちらが知らないときで、それだとガイドとして頼りないと思われるだろう。
出題)「その瞬間ぼくは(中に)入って、私たちの目は合った」をロシア語にせよ。
В этот момент я вошел
внутрь и наши глаза
совпали.
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体の用法は正確です。確かにглазаには視線という意味もありますが、出題の場合、二人の視線はぶつかるわけで、視線の向きは互いに違います。совпастьは一致する、重なるということで、警察小説でглаза совпалиというと、目の色、目の形が身元不明の死体と一致するというような場合に使われるようで、この場合は使えないと思います。私の答えは、В этот момент я вошёл, и наши глаза встретились.
典型的なアオリスト的用法であり、順次的用法である。
В тот момент я вошёл и наши взгляды встретились.
よろしくお願いします。
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正解です。
(お題)
その瞬間ぼくは(中に)入って、私たちの目は合った
(コーシカ訳)
В тот момент я вошел и наши взгляды встретились.
完了体過去による順次的用法です。
вошел в комнатуやк нему / нейとなるはずですが
既に言及済と思われるため出題文では不要と考えました。
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正解です。
В тот момент я вошёл, и встретились наши глаза.
時系列に次々でсов。
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正解です。
В этот момент я вошел внутрь, и наши глаза встретились.
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正解です。