2013年10月31日
●続和文解釈入門第261回
『るいごプラス!』のサービスの項にも書いたが、услугаとобуслуживаниеの違いについて、より分かりやすく書いて見る。услуга他人や困った人への援助、便宜であり、医療や福祉を含み、медицинские и социальные услуги(医療及び社会的サービス)などと言う。обслуживаниеは日常的な便宜、機内、ホテルなどの接客、メンテナンスなどを指す。
Я остался доволен обслуживанием.(サービスには満足しております)
出題)「彼は猿のように木登りをする」をロシア語にせよ。
Он влезает на дерево
как будто обезьяна.
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比較を示すкакかбудтоかどちらかなら正解ですが、как будтоは節か述語を修飾し、条件的仮定的な表現ですから違うと思います。私の答えは、Он лазит по деревьям, как обезьяна.
不定動詞で能力を示す。忍者のような動きをするゴジュウガラпоползеньを20年以上前にハバーロフスクで見たことを思い出します。
Он, как обезьяна, умеет лазить по дереву.
能力だからнесов。
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運動の動詞についてはその通りで、そうであればумеетはつけてもいいですが、とったほうがすっきりします。それと、木が1本というのはどうでしょう?樹木(松など)は単数で全体を示すのによく使われますが、そのためには本質的なものである必要があります。出題の木は生えている、しかもある程度太い木というかなり限定したものです。そうなると複数を使うべきだと思います。
(お題)
彼は猿のように木登りをする
(コーシカ訳)
Он умеет подниматься по дереву как обезьяны.
習い覚えた能力ですからуметьを使っております。
「登る」は梯子からの連想でподниматьсяです。能力ですので不完了体です。
「猿」は色んな種類がいますから「猿(の類)のように」と複数にしておきます。
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木は複数の方がいいでしょう。猿は主語と合わせるべきで、単数の方がよいと思います。лезть/лазитьが運動の動詞だと気がつけばなと思います。