2013年10月21日
●続和文解釈入門第251回
命令法では二人称の主語をつけないが、тыやвыをつけると、命令、助言、鼓舞などに断固たる調子を加味することになる。
(いっそドアを開けたほうがいいですよ)А вы лучше открывайте дверь.
出題)「お宅の息子さん、どこの大学に行くかもう決めましたか?」をロシア語にせよ。
Решил ли уже ваш сын,
в какой университет
он хочет поступить ?
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正解にしてもいいのですが、поступитьは入学するということで、入学したい学校と志望校が一致していればいいのですが、授業料や競争率などの関係で、入学したいが入れそうもないということで、入学したい学校と志望校が違う場合は使えないと思います。私の答えは、Ваш сын уже решил, в какой институт будет поступать?
進学するという意味。完了体未来形を使うと入学するという意味になってしまい、進学するつもりという意味が出ない。хотеть поступитьとすると、入学したい学校と志望校が一致していればいいが、授業料や競争率の問題で志望校を変えるということはままあることである。Он стремится в университет.(彼は大学を目指している)
Ваш сын уже выбрал университет, где он будет учиться?
(куда поехать учиться?)
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正解と言えば正解ですが、生徒が大学を選ぶのか、大学が生徒を選ぶのかという問題があり、選べることができる生徒はあまりいないのではないかと思います。
(お題)
お宅の息子さん、どこの大学に行くかもう決めましたか
(コーシカ訳)
1) Уже известно, в какой университет поступит Ваш сын?
2) Уже решил ли Ваш сын, в какой ВУЗ поступит?
なんか副文へのつなぎが変な気もしますが、これより思いつきませんので…
主節は結果の現存の完了体過去で従属節は完了体未来です。
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副文ではなく従属節だと思います。поступитьは入学するという意味ですから、この場合は進学するという志向の意味はありません。поступатьを使うべきです。1)のизвестноは知られているという意味ですから、決めるとは違います。