2013年07月20日
●続和文解釈入門第158回
前回で述べたウクライナ大飢饉では女一揆бабий бунтが頻繁に起こり、これにはそれなりの成功を収めた例もあるという。日本では1918年の富山の米騒動がそうであろう。KGB<ОГПУ (КГБ)>の手先も、ウーマンパワーにかなわなかった例が少しでもあったというなら、それはそれで溜飲が下がる思いである。
出題)「英語でオオカミは何といいますか?」をロシア語にせよ。
Как называется волк
по-английски ?
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正解です。私の答えは、Как по-английски будет волк?
このбудетは時制の転用であり、アカデミー露露辞典最新版には由来、親族関係、名前、社会的地位を説明する時にбудетを用いるとある。будетの特殊用法ついては、『新訂和文露訳入門』8-1-4項でも触れたが、そこでの私なりの解釈の他に、今思うのは動詞がないのはどうかということと、語調の関係もあると思う。これについては別の回で触れるつもりである。出題の回答の他に会話で使えるものとして、Как это называется по-русски?(これはロシア語で何と言いますか?)を挙げておく。
Как по-английски говорить слово "волк"?
普段の授業では動詞使ってないです。時々、何となく、как сказатьなんて言ってるような気がする?!
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Как это сказать по-английски?(それは英語で何と言いますか?)は、具体的な1回の行為ですから正解ですが、говорить по-английскиというのは、反復ですから「英語で会話する」と取るのが普通です。
(お題)
英語でオオカミは何といいますか
(コーシカ訳)
Как по-английски «волк»?
てゆうか英語で訊けにゃ意味ないやん(笑)
How is (a Russian word) «волк» in English? くらいでしょうか。
それはさておき
友人にКак по-русский ... на английском языке?
「英語で…はロシア語では何」とよく確認しておりました。
さて、正解は
あ~
やっぱりбудетとかназываетсяをちゃんと使わんといかんのですね。
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будетがなくても正解です。ただ、何となくぶっきらぼうのような感じがしますが。