2013年06月22日
●和文解釈入門第130回
この頃散歩していると、マントこそないものの、月光仮面(太陽仮面というのもあったらしい)や七色仮面のような出でたちをした御婦人をたまに見る。色の白いは七難隠すとは言うものの、日光アレルギーならともかく、やり過ぎのような気がしないでもない。2013年6月16日付読売新聞朝刊に日本人女性が美白を特に意識し始めたのは、2005年気象庁が紫外線の害を喧伝するために紫外線情報を発表するようになったためだとある。ロシア人は北国の人たちだから日焼けを好み、7月、8月以外でないと日本(沖縄はこの限りではない)では泳げないと聞くとびっくりする。それでも紫外線がシミやそばかすの原因だと話すと、女性の方は美白の化粧品を売っているところに連れて行ってくれという話になる。日焼けが怖いなら、もっと別な出で立ちがあるような気がする。例えば、イスラム諸国で女性のかぶるヘジャブは伝統があり、色も必ずしも黒だけではなく、ファッション性もあるようだから、これなど日本でも流行りそうな気がする。
ヘジャブや、特に目以外の顔全体を覆うブルカについてはフランスなどでは問題になっているようで、宗教的シンボルの着用は公の場では禁止などと言っているが、イスラム側も郷に入れば郷に従えで、ある程度の妥協は必要だと思う。ヘジャブやブルカを宗教的シンボルと言うから問題なので、シミ、そばかすの原因となる紫外線を防ぐ、つまり美白のために着用しているのだとすれば、ヨーロッパの人口の半分は女性だから受け入れやすいのではなかろうか?ブルカについては人相のチェックには女性警官があたればよい。そのぐらいイスラム側も妥協すべきだ。ちなみに婦人警官というのは差別語らしい。婦警さんではなく、女警さんと言わねばならないのだろうか?看護婦も差別語であり、看護師と言わなければならないというし、медсестраとмедбратはどう訳し分ければいいのだろうと考えたりもする。ついでに美白クリームはотбеливающий крем (крем от веснушкиは古いかもしれない)で、美白効果はотбеливающий эффектである。昔化粧品関係の通訳もしたし、現在もガイドでデパート回りに付き合わされるので、不得意な分野だが語彙はある程度押さえているのである。
出題)「私たちの年の差はたったの1歳だ」をロシア語にせよ。
У нас разница в
возрасте лишь на
один год.
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差を示すна + 対格は増減を示す動詞、形容詞や副詞の比較級とともに用いられ、お答えのような状態の動詞бытьと一緒には用いられません。お答えのбытьはA = Bのイコールと同じ役割を果たしていると考えるべきです。私の答えは、У нас всего год разницы.
この他に、次のような表現も可能です。
У нас с мужем разница 28 лет.(夫との年の差は28歳です)
У нас разница с супругом – 25 лет.(主人との年の差は25年です)
Четыре года разницы в возрасте.(年の差は4歳)
Разница у нас по возрасту только один.
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разница в + 前置格です。
婦人警官が差別語?
女へんに箒の字が入っとる
→女は家の中という意識が見える、けしからん! という論理かな?
言葉狩りしても意味ないのにアホな話ですね…
ブルカの捉え方は法律を施行する側が(世俗的な権力でもあることやし)
実用的な捉え方をしてあげるのも手やな、と思いました。
(お題)
私たちの年の差はたったの1歳だ
(コーシカ訳)
Разница возрастов между нами – только один год.
辞書の表現に少し味付け。
さて、正解は
一年の差が「ある」と考えるのですか!なるほど