2012年10月25日
●和文解釈入門 第524回
ロシア語ではガイドでも通訳でも食べていくことはほとんど不可能だが、ロシア人とのビジネスや文化での行き来がある以上、これからも細々とでも続くだろう。ロシア語がある程度できれば、プロとしてではなくとも、その場の成り行きや頼まれてのガイドや通訳というのはあると思う。ガイドと通訳は基本的に同じだと考える人もいるかもしれないが、それは違う。ガイドは、ロシア語で考えることを求められる。一方、通訳は、日本語からロシア語、ロシア語から日本語と、二つの言語の差を常に意識していないと正しい通訳はできない。またガイドはスケジュール内でのある程度の自発性、自立性、決断力が求められる。ガイドするときには旅行会社のエージェントがつくことはほとんどないし、客と1対1での対応が求められる。お金や日程などに絡むなど決められない問題は電話で旅行会社に指示を仰ぐが、そうあるものではない。一方、通訳は黒子に徹することが求められ、いい意味でも悪い意味でも通訳が目立つことは、結局は良い結果にならず、空気のような存在であることが望ましい。
設問)「クラスが荒れている」をロシア語にせよ。
(1) В классе нет
порядка.
(2) Класс царит
беспорядок.
---------------------------------
(1)は正解ですが、(2)については、自動詞であって、他動詞ではなく、В классе царит беспорядок.としたほうがよいと思います。 私の答えは、В классе страдает дисциплина.
страдать = быть плохим, не на должном уровне
В классе плохо учатся.
Класс попал в трудное состояние.
Школьники класса плохо себя ведут.
なんかいろいろ書いてすみません。
-------------------------------------
この程度なら問題ありません。最初のは、勉強の出来が悪いと取るのが普通でしょう。二つ目のは困難な状況ですから、先生が病気で授業がないというのもそうでしょうから、設問とはかけ離れているように思います。3つ目が一番設問に近いと思います。もっというと、「クラスが荒れているというのは、クラスのみながというよりは、そのような状況が支配的ということです。