2012年09月22日
●ロシア奇譚
電子書籍第6弾として「ロシア奇譚」(DL-MARKET、定価700円)を上梓した。これは2009年東洋書店のユーラシアブックレットNo. 145「ロシア異聞」の続編で、ヴォール・ヴ・ザコーニェ вор в законеの略史、ラスプーチン、その他のあまり日本では知られていない、9世紀からのロシアとソ連時代の女傑、変人、奇人、鬼才について紹介した本である。モスクワの心霊スポットについても書いたので、その方面にご興味のある方がいらっしゃるかもしれない。ご参考までに、目次を挙げておく。
目 次
第1章 ロシア犯罪小史(ロシア極道のエリート -ヴォール・ヴ・ザコーニェ -)
第2章 怪僧ラスプーチンの亡霊
第3章 ロシア女傑・列女伝
3-1 大公妃オーリガ、3-2 女傑マールファ、3-3 公女フェオドーシヤ・モローゾヴァ、3-4 皇女ソフィア、3-5 ブラヴァーツカヤ、3-6 コロンターイ、3-7 リーリヤ・ブリーク
第4章 ロシア奇人変人怪人伝
4-1 偽シューイスキー、4-2 ミュンヒハウゼン、4-3 ボーブリンスキー伯爵、4-4 フヴォストーフ中尉とダヴィドフ少尉の友情、4-5 詩人バラトゥインスキー、4-6 アメリカ帰りのトルストーイ、4-7 マトヴェイ・ドミートリエフ=マモーノフ、4-8 ランズベルグ、4-9バラーノフ、4-10 画家パオロ・トゥルベツコーイ、4-11 ニコライ2世と皇后アレクサンドラ・フョードロヴナ、4-12 チベット医術とバドマーエフ、4-13 タニェーエフ、4-14. ブリュームキン、4-15 もう一人のマキシーム、4-16 ジノーヴィー・スヴェルドローフ、4-17 イスカンデール閣下
第5章 ロシア奇譚
5-1 教義問答、5-2 十六世紀ロシア皇帝の宴席で、5-3 もう一人のイワンの死、5-4 十六~十七世紀ロシアの美の理想、5-5 猛妻、5-6 十八世紀ロシア貴族の身だしなみ、5-7 マリー・アントワネットの首飾り、5-8 マルタ騎士団と土の城、5-9 アレクサンドル1世と愛人、5-10 カメハメハ、5-11 皇帝と食べ物の好み他、5-12 二重姓、5-13 日本とエルドラド、5-14 モスクワ放浪家族、5-15 ロシア最初の保険金殺人、5-16 ベッサラビアのロビンフッド、5-17 スターリンに一杯食わせたすごい奴、5-18 閉鎖都市、5-19 核の平和利用、5-20 ロマーノフとエルミターシュの食器、5-21 モスクワの心霊スポット