2011年12月02日
●和文解釈入門 第196回
糖化は老化と書いたが、先日NHKの「ためしてガッテン」という番組で人口透析についてやっていた。腎臓は糸球体の孔から血液の中の老廃物を排出して、血液をきれいにしているわけだが、糖が多くなると糖の分子が大きいからこの孔を無理やり壊して出てしまう。そのため健康な糸球体にある孔なら通さないはずのタンパク質まで排出してしまうことになる。いわゆる尿にタンパクが出るという状態である。それで血小板が孔を塞ごうとするが、その前に血管自体を塞ぎ、腎臓自体が機能停止の状態に追い込まれる。そうなると人工透析しか助かる方法がないということだった。腎臓の機能を調べる方法が老廃物の一種であるクレアチニンの量である。私は0.81 mg/dlでこの3年ほど0.83からほんの少し減っている。私の住んでいる東京都葛飾区の基準値は1.09でこれ以下が健康とされる。番組の表で見ると私の腎臓は76%が機能しているとのことで、年を考えればオンの字だろう。糖化が老化という意味がよく分かった。私はここ何年来コーヒーや紅茶には砂糖を入れない。家内が料理で使う砂糖もヨーグルトについている砂糖で十分足りている。さとうは名前だけで十分なのだ。
襟巻やスカーフはкашнеである。платокやшарф(布製ないしはニット製で細長い)でもよいが、この二つは頭や肩にかぶせたりもする。ハンガーはワイシャツや背広、ズボンなどを掛けるものをплечикといい、вешалкаはいくつかあの衣装がかけられる衣装掛けを指す。最近вешалка-плечикиという単語を見かけた。衣装掛けに何本かハンガーがかかっているものだと思う。栓抜きはホテルの備品目録にはоткрыватель (для бутылок)とあるが、この単語を知らないロシア人も多い。口語ではоткрывашка (для бутылок с пивом)〔ビールの栓抜き〕, открывалкаなどといい、ключ для открывания пивных бутылокというのも辞書にはあるが、長いので聞いたことはないし、ключも多義で、鍵のほかにスパナ(レンチ)という意味もあるからこの意味ではここまで長く説明的に書かないとピンと来ないのだろう。
設問)「何年何月何日の7時までに出頭ください」をロシア語にせよ。
Вас просят явиться
(в суд) до 7 часов
какого-то числа
которого-то месяца
какого-то года.
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全般的にいい構文です。ただ「~まで」ではなくて、「~までに」という期限を示す場合にはкを使います。доは時間的数量的限界や範囲を示します。私の答えはТакого-то числа, месяца и года к семи мы вас ждём.
糖化=老化!ごはんや麺,果物大好きの私にとっては……今日の話は聞かなかったことにします。
Просим вас явиться к 7 ч. ○○. ○○. ○○○○г.
○○の部分は数字で日付,月,年を表すものとしました。たとえば,(12.03.2011)など。
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これは文字通りの意味で取ってください。日本語の会話でも「何月何日の何時って言ってくれたらよかったのに」などと言います。あるいは「中尉(の)誰々が何時に録音をとった」というのは、Запись произвёл старший лейтенант такой-то во столько-то.
何年何月何日の7時までに出頭ください
Вас просят явиться к 7 часов какого-нибудь дня, месяца и года.
何年何月何日がさっぱりわかりません。
これは回答を見るが上です。
さて、正解は
такой-тоなどという便利な言い方がやっぱりあるのですね~
全然知りませんでした
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к семи часамです。