2011年08月09日
●R25 EXTRA ロシア連邦特集
リクルート社が出している発行部数20万部を誇るフリーペーパーR25がロシア連邦の特集を7月28日号で組んだ。この中に〔「アネクドート」にみるロシア人のユーモア感覚とは〕と題して、山口侘助氏が私に取材した一文を寄せている。ロシアについては最近あまり聞くことがないが、そういう意味でソチオリンピックへの中継かもしれないが、ロシアに対しいろいろな意味で興味を喚起してもらえるのはありがたいことだと思う。ご興味のある方はネットでも読めるのでどうぞ。Web R25 -Yahoo!ニュースで検索して、R25の雑誌記事を新着順に一覧はこちらをクリック。さらにロシアで検索すると上から4番目にある。
ルースカヤ・ガゼータ誌も8月16日に日本の新聞に4ページのロシア特集を出すとか、民放も8月末にバラエティーでロシア特集をするという話もある。中国や韓国の次こそロシアブームになってほしいと心から思う。ロシア人のスーパースターは出てこないものか。
見てみました。
頁数の多くない雑誌だからか、アネクドートと言い、文学と言い、
全般に軽~く、さらっと触れておしまい、という感じでした。
『実践ロシア語会話』や『ビジネス狂騒曲』、『ジョーク集』、帯研を知る者としては
「えっ?!こんだけ」という感じは否めませんでした
(そやかてロシアをほとんど知らんよぉな人に濃ゆ~いネタ振ってもなぁ…)
>中国や韓国の次こそロシアブームになってほしいと心から思う。
激しく同意です!!!!!
とはいえ正直、難しいと思います。
1. 意図的な反露の空気を醸したい輩が日本国内のあちこちで暗躍しておる感があります
(そしてそうした手合いはグローバリズム万歳!、アメリカ万歳!!
てゆうかロシア以外なら何でもええわ…[いや、自分らなんでそこまでロシア嫌いなん?]
なような気がしてなりません)
2. 当のロシアがビジネス面で日本などお呼びでない、という頭でいるような気がします:
これは(たった2回とはいえ)ロシア出張で強く感じました
この点、日本人はもっともっと危機感を持つべきです。
日本は武田節=人は石垣、人は城、で戦後を乗り切ってきましたが、
その手腕があまりに高く評価されているからか、天狗になっている感があるように思います。
現在、ロシアが他国の技術なりその他の必要性を判断する基準は、
世界を二分さえしたソヴィエト時代のような栄光を取り戻すのに資するか否か
ではないでしょうか。
たとえそうだとしても、隣国として日本がロシアと協力し合える事柄は多々あるかと思います。
たとえば、ロシアも人口構成が歪な国ですが、
日本も急速な高齢化に頭を抱えている国の一つです。
その日露が協調して、
急速な高齢化および人口の減少局面における経済成長ないし現状の経済規模の維持
といったモデルの検証可能な形での模索や実例を提示できるなら、
世界におけるプレゼンスを高めることができるのではないでしょうか。
そこまで大きな話でなくとも、
学校教育でのОБЖ = основы безопасности жизнедеятельности の科目の導入や
読解重視、国語重視の教育法などなど、日本がロシアから倣える点も多々あるはず。
そう、今はやりのフィンランド式教育も
上得意のソ連がコケて、さぁ困った…から生まれたモデルですし。
日露接近は今をおいて他に好機なしと認めます。
これを逃しては永遠の「近くて遠い国」です:
そしてわが国の"インテリ"どもはしっかりそれを逃がしてくれそうです…
『「アネクドート」にみるロシア人のユーモア感覚とは』 見ました。いつの間にかインタビューを受けてらしたんですね。おもしろかったです。もう少し沢山のっけてくれたらよかったのに!と少々残念ではありますが。おそらく取材された量の十分の一?くらいなんでしょうね(笑)。ロシアブームまでとぜいたくは言いませんが、туристы だけでも早く戻ってほしいです。真剣に。