2011年04月19日
●東日本大震災 第2回
昨年11月に某メーカーのウクライナグループの通訳をさせていただいたわけですが、その中にMr Oleksandr Slobodyanyuk (Vinnitsa市)という方がいらして、元旦に突然おめでとうの電話をいただいたり、メールで写真をもらったりしました。今回の大震災でも丁寧なお見舞いのメールをもらい、その上Western Union 経由1000ドルを私宛に送金され、これを大震災の被害者のために使ってほしいというので、福島県の災害本部あてに義援金として彼からの寄付であることを明記して本日送りました。福島県に送金したのは、彼が1986年に召集を受け、チェルノーブィリ原発30 kmゾーンで4カ月仕事につき、原発事故の怖さを身にしみて知っているというメールを受けたためでもあります。一度訪日した縁とはいえ、個人にとって1000ドルは大金です。世の中もなかなか捨てたものではないと思い、皆様にお知らせする次第です。
今回の件で、本当に日本は世界のあちこち の人々から気にかけて頂いていたんだとつくづく思いました。こういうエピソードを拝見すると、ウクライナという国が身近に感じられて気になってきます。エピソードご披露頂いてありがとうございます。
ところで福島県の災害本部あてに送られたのは賢明だったですね。
私は日本赤十字に被災者支援目的で送金したのですが、被災者支援の意味を取り違えていたため多分まだお金を使ってもらえていません。日本赤十字は、被災者の人数が判ってから、集まったお金をその頭数で割り算して現金で皆に配るんだそうで、当然今回の被災者数はまだまだ判っておらず(福島なんて被曝地帯の犠牲者を収納すら出来ていない)。
実際にインフラや制度等に現金が今すぐに欲しい現場の市町村に送ればよかったと悔やんでいます・・とりあえず南相馬市に1万円送りなおしましたが・・。
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コメントありがとうございます。義援金のことをこのウクライナの知人から聞いたときは、ウクライナの日本大使館にと言ったのですが、よく考えると彼の住んでいるのはVinnnitsa市でキエフではありません。義援金についても日本の仕組みがよくわからないので私に任すといわれ、彼がチェルノーブィリで働いていたということを思い出して福島県にしたわけです。確かに義援金がすぐ役に立つという観点から考えれば支援金(これはNPOなど支援団体にゆく)でもよいわけです。二度までも寄付されたとは頭の下がる思いです。お便りをいただき世の中捨てたものではないということを実感しました。