2010年01月05日
●新帯研 第89回
明けましておめでとうございます。一応100回で新帯研はやめるつもりでしたが、少し材料もあるので110回程度まで続けたいと考えています。
カザフには高麗人(戦前沿海州に住んでいた朝鮮系の人たちでスターリンによりカザフスタンなどに強制移住させられた人々やその子孫)が50万人ぐらい住んでいる。そのためバザールなどではキムチкимчаや豆腐も売っている。最近韓国レストランも増えた。アクチュービンスクに出張した時に韓国レストランに入ったら、連れの若いのが是非犬の肉を食べてみたいという。4人連れ(全員日本人)だったが、二人は犬を飼っているので犬の肉собачатинаを食べるなどもってのほかと言う。私は偏見はないので、食べきれなかったらつきあうよと言っておいた。注文した犬の肉が運ばれてきた。その若い人は一口食べるなり、まずいといってそれ以上は食べない。仕方がないので食べてみた。なにかゴムをたべているような感じである。ソ連に抑留された父の話でも、朝鮮人のいる収容所の近くには犬はいないとかで、父もいろいろ食べたが、猫は煮るとあぶくが出てまずく、犬はまあまあ(朝鮮人は赤犬が一番と言っていたという)、蛇がとてもうまくご飯にのせると飯がテラテラ光って、これこそ銀シャリだと思ったとのことである。カザフで食べた犬の肉は多分老犬だったか、犬の料理の仕方を知らない現地の高麗人コックだったからかもしれない。それ以来犬の肉は食べていないが、機会があれば韓国で挑戦したいと思っている。犬には小さい頃咬まれた(というよりは愛咬であろうが、根が臆病なので)覚えはあれど義理はないのでなんとも思わないのである。今回の課題は、
- Какая разница между женскими и мужскими ногами?
- Никакой, разница между ногами.
設問1)和訳せよ。
お久し振りです。
明けましておめでとうございます。
(和訳)
「男と女の足にはどんな違いがあるんだい?」
「別に何も違わないさ。両足の間にあるもの以外はね。」
最近特に思いますが、翻訳は外国語能力も然ることながら、日本語による表現力もそれ以上に大事ですね。自分の日本語力の至らなさを感じます。
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オチの理解もその通りです。これまでの投稿を見る限り日本語もきれいな日本語だと思いますが、謙虚に上を目指す姿勢は私も見習わなければなりません。私の訳は、
「女の足と男の足の間にはどんな違いがあるか?」
「いかなる違いもない。違うのは足の間」
-女性の足と男性の足(の間)では、どんな違いがあるか?
-なんら変りはない。足の間ですることは同じ。
「足に違いはない(両足の間に差がない=どちらも両足揃っている)」だと、普通すぎるかと思い、・・・今回も苦し紛れの訳になりました。
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考えすぎです。ユウさんの訳が正しいと思います。ただ小話そのものについてはこういう訳の方が、小話らしくて面白いとおもいます。
すみません。誤訳でした。никакой разницы нет между ношами.のつもりで読んでいました。 ちゃんと、コンマがあって、разницаと書いてあるのに・・・・
会話ならアクセント口調でわかるかもしれませんが、文章のときは一度思い込むと抜けられず、その枠で処理してしまう悪い癖があるので気をつけたいです。