2009年08月26日

●新帯研 第69回

1990年代の初め、休日モスクワを散歩していたら、キオスクで張形を売っていた。日本では大奥などで牛の角製のものをお湯で温め使用されたというものだが、彼の地のはプラスチック製で色は肌色、今なら安手のポルノショップでしかお目にかからないものだ。よくもまあ、子供も買いに来るであろう、地下鉄の駅の近くのキオスクでとは驚いた。しかも名前がпалочка-выручалочка(子供の遊びの一種が原意だが、「とんだ救いの神」ненадёжное средство, сомнительный способという意味で使われる)というのには2度驚いた。
この話題はこれくらいにして、ロシア人と飲んだことのない人も多いと思うので、典型的な乾杯の辞というのを書いておく。Ну, ребята, поздравляю вас с вашим праздником от души и до дна пью за ваше здоровье! 今回の課題は、
- Для решения какой комплексной проблемы создаётся группа из следующих специалистов: математик, физик, биолог, инженер, врач, архитектор, экономист, юрист, философ?
- Для уборки картофеля в колхозе.
設問)オチが分かるように訳せ。

Posted by SATOH at 2009年08月26日 19:59
コメント

- 数学者、物理学者、生物学者、技師、医師、建築家、経済学者、法律家、哲学者からなる専門家グループは、いかなる複合的問題解決のために結成されるのか?
- コルホーズでのじゃがいも取り入れ。

 オチがわかるような、わからないような直訳になってしまいました。偉い先生たちを集めて、結局はじゃがいもの収穫なのね(無意味)、という理解でよいでしょうか?

Posted by hatomame at 2009年09月02日 09:35

hatomameさん、はじめまして。帯研時代からしつこくお世話になっているメイです。hatomameさんをはじめ、最近どんどん優秀な人材が増えていてほんとに勉強になります。といっても、まだ全部見られてないのですが…。これからもどうぞよろしくお願いします。しょっちゅうズッコケますので併せてよろしく。

私も、hatomameさんと同じく、社会主義時代のコルホーズのジャガイモ堀り(収穫)への強制的な動員を皮肉っているアネクドートかなぁと思いました。もっと深いオチがありますか?

Posted by メイ at 2009年09月03日 00:51

 メイさん、こちらこそよろしくお願いします。
若いときに、ノリと勘をたよりにしていたツケが、今きています。新帯研のおかげで、ようやく文法チェックに頭が回るようになってきました。
 これほどの場を無償で(!!)提供してくださる佐藤さんに、毎回感謝しています。尽きないネタの数々を楽しみに、失敗を恐れずに挑戦していきたいと思います☆☆☆
 

Posted by hatomame at 2009年09月03日 21:11
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