2009年06月02日
●新帯研 第50回
ソ連に初めて出張した時に驚いたのは、ウクライナホテルのエレベーターおばさんである。エレベーターの降りる階を客が勝手に押させない仕組みになっているのだ。パンストでもプレゼントすると、言われないでも優先的に他の客を尻目に押してくれる。失業対策なのだろう。このエレベーターの遅いのには頭にくる。自分が36階で、アテンドする客が26階だとすると、朝食で待ち合わせて朝食の階まで行くのに30分はかかった。その代りウクライナホテルのトイレは広大で、非常に気持ちがよかった。ただ紙はメモ用紙のようで痔主にはつらかろう。私は何時もアテンド客のためにロシアへの出張時トレペを2個は持参していた。この他にソ連時代の無駄の最たるものは、女中などは暖房を取るのにガスレンジの火を出しぱなしにするのである。今回の課題は、
- За что уволили редактора страницы юмора «Литературной газеты»?
- В преддверии ⅩⅩⅤ съезда партии он предложил ввести новую рубрику: «Опять двадцать пять!»
設問)訳せ。オチを別に解説してもよい。
)訳
「なんでまた「文学新聞」のユーモアの頁の担当編集が首になったんですか」。
「第25回党大会の直前になって新しい見出しを入れようと提案したんですよ。
『25回やろうが同じ』ってね」
опять двадцать пятьで、
また同じこと、とありました:岩波1115頁、研究社1317頁。
なんと(?)オジェゴフにも記載のある、れっきとした?口語のようです:368頁。
オジェゴフは科学アカデミー監修のお堅い辞書ッ!
と思い込んでいるのは僕だけでしょうか
(ちなみに科学アカデミーの4巻本では見つけられませんでした)。