2008年06月20日

●新帯研 第26回

20年ほど前モスクワに駐在していたときの事、オフィスにロシア人の若いビジネスマンがやってきた。書類を持ってきてくれたらしく、会社の秘書が対応した。どうもその若い男の態度が生意気だったらしく、別の女子社員にコソコソ話している。別に立ち聞きしていたわけではないが、最後のところだけ聞こえた。それはОн ещё мальчик!というものだった。Мальчикというのは5歳から12歳頃までの少年だとばっかり思いこんでいたので少々びっくりした。強いて訳せば、「まだボウヤじゃないの」とか、「まだガキのくせいして」となろうか。ちなみにこのお姉さん方は年の頃は30前後だったと思う。
«Армянское радио» справшивают:
- В какой геологической период вступил Советский Союз?
- В юрский, но андропогенез уже начался.
設問)オチが分かるように訳せ。

Posted by SATOH at 2008年06月20日 13:31
コメント

さとうさん、メイさん、お久しぶりです。Я жив!
Nijiさん、はじめまして。takahashiといいます。よろしくお願いします。

ここのところ、余裕がなくて「帯研」を眺めるだけで精一杯でした。今日は頑張って回答します。
アンドロポフ政権になってからのアネクドートですね。

<和訳>
アルメニアラジオに質問が寄せられた:
「地質学的にはソ連はいつの時代に入っているのですか」
「ジュラ紀ですが、すでにアンドロポフ時代が始まっています」

юрскийにジュラ紀と故アンドロポフ書記長の名前Юрийがかけてあります。あれこれ考えましたが、日本語ではかけられませんでした。ロシアの大地にはジュラ紀の地層が露出されているようですので、そのまま訳しました。
андропогенезはандрогенез(雄性発生)からとっていますね。генезは「発生、形成」の意味をもつ語ですので、「アンドロポフの発生・形成」がもうひとつかけられた意味になっています。
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お久しぶりです。Я жив.だけよりはロシア語ではЯ жив и здоров.の方が普通です。英語でいう  I am alive and kicking.と言った感じでしょうか。オチの理解はほぼその通りです。ただандрогнезではありません。私もうまく和訳ができませんでした。私の訳は、
アルメニアラジオへの質問。
「ソ連は地質学的にどの時代に突入したか?」
「ユーラ(ジュラ)紀だが、アンドロポフ発生はすでに始まっている」
解説)ジュラ紀は恐竜の時代、つまりПериод массового распространения пресмыкающихся.
антропогенез(人類発生)をかけたもの。

Posted by takahashi at 2008年06月21日 17:21

Я жив и здоров.ですね。живだけでは寂しかったのですが、何も思い浮かびませんでした。ありがとうございます。
オチのほうは、антропогенезもかけてあるのですね。まだまだです。
私の"мастергенез" はいつになることやら、22世紀になってでしょうか・・・

Posted by takahashi at 2008年06月22日 16:28
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