2007年04月25日

●帯研(第77回)

長女が小学校に通うようになってから一輪車の授業が始まった。土日は親が教えるわけである。自転車には乗れても、支えるぐらいで一輪車には乗れないから娘にアドバイスできない。乗れないのに教えることはできないのは道理なので、自分で大人用の一輪車を買って夜1時間練習を始めた。それこそ手探りで(というより手すがりで)23時間で乗れるようになった。それからは娘に教えるというよりは(娘はすぐ乗れるようになったので)、趣味として毎日1時間乗り回すようになった。それが高じてカザフのアルマトゥイの駐在のときも一輪車を持って行き、休日大統領府の前で乗っていたら、テレビのインタビューを受けた。ロシアでもカザフでも一輪車に乗るのはせいぜいサーカス芸人くらいだろうから驚いたらしい。翌日会社のカザフ人からテレビを見たと言われ少し得意になった。帰国してしばらく乗っていたが、この頃は乗らない。一輪車というのはいったん乗り始めたら、止まるとき以外はこぎ続けなければならない。下り坂でもである。無論三輪車のように両足をペダルから離してもよいが、下り坂が終わって足を乗せるのがそう簡単ではない。年も取ってきたので、人生と同じでこぎ続けるよりは、こいではコースタリング(足をペダルの上において走るに任せること)のできる自転車で、通訳の仕事のないときは3時間ぐらいママチャリで荒川の土手を走っている。まあ閑なのでほぼ毎日走っていることになる。これも人生。
Забегает голодный мужик в столовую, денег нет, а кушать хочется. Видит: сидит мужик, газету читает, а перед ним тарелки супа. Пока тот читает газету, он быстро съедает суп и на дне тарелки видит расчёску с волосами. Его вырвало. Тот, что читал, убирает газету.
- Видел?
- Видел.
- Я тоже видел...
設問1)和訳せよ。おちを説明せよ。

Posted by SATOH at 2007年04月25日 15:58
コメント

一輪車ですか!うわぁ、懐かしいことを。そういえばいっとき流行っていましたね。ご自分まで乗れるようになるとはさすがですね。わが家も当時一輪車用の練習場(手すりつきの)があった昭和記念公園までご近所数家族で出かけました。その後アメリカに赴任されたお隣の子供たちもやっぱり一輪車に乗っていてまわりの注目を浴びたとか!ソ連もアメリカも同じ反応とは!!

和訳です。

空腹の男が食堂に駆け込んだ。金はなかったがともかく食べたかった。見わたすと、男が座って新聞を読んでいて、男の前にはスープの皿がおいてあった。その男が新聞を読んでいるあいだに素早くスープを飲みきった。すると皿の底には髪の毛がついたままのくしが入っていた。彼は吐き戻した。新聞を読んでいた男が新聞を片付けて言った。
「見たのか?」
「見たよぉ」
「だから俺も見たからさ…」

オチ)
新聞を読んでいた男はスープに櫛が入っているのを知っていたので手をつけなかったということですか?少しの意訳は確信犯です。
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全部飲まないとスープに櫛が入っているとは分からないはず。私の訳は、
腹の減った男が食堂に走って入ってきました。金はないが、食いたい一心です。見ると、男がすわって新聞を読んでいました。その男の前にはスープの皿が。そいつが新聞を読んでいる間に、男は素早くスープを飲みますと、皿の底には髪の毛のついたクシが見えました。(おもわず)吐いてしまいました。新聞を読んでいた男は、新聞をしまって、
「見た?」
「見た」
「俺も見たんだ」
解説)新聞を読んでいた男は、まずスープを飲み、皿の底に髪の毛のついたクシを見て、皿にもどした(吐いた)。その後、腹の減った男が....という汚い小話。

Posted by メイ at 2007年04月30日 02:27

えーっ、そんなに汚いお話だったのですか!!まさかそんなオチとは。
幸か不幸か、肝心のオチが理解できていなかったようです。

Posted by メイ at 2007年04月30日 21:02

Я тоже видел...のтожеがなぜあるのかと思って気持ちが悪かったのですが、2度嘔吐があったとは・・・。これですっきりです。
吐いたあとに新聞をそこで読んでいられるというところにロシア人気質が出ているようですね。

Posted by takahashi at 2007年05月01日 17:05
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