2007年03月20日

●帯研(第69回)

ロシア語の勉強にはある意味でへたな想像力は不要である。分からない語彙の意味を想像力で補うクセをつけると、辞書を引こうという気が起きなくなる。もし間違った解釈をすると一生それを引きずることになる。少しでも分からなかったら辞書や文法書をひもとき、解答が出ないときには?マークをつけてリストアップしておくのがよい。辞書は鍛えて強く(よく)なると私は考えている。露和ではスペースがないからしないが、露露で用例の多い辞典は用例や解釈を全部読んで、適切だと思う和訳をつけたり、自分なりの索引を作ったりして活用するようにしている。
- Я прибыл к вам из Кантемировской дивизии, а там дураков не держат.
解説)和訳せよ。オチを解説せよ。

Posted by SATOH at 2007年03月20日 22:02
コメント

露露で用例の多い辞典を書き込みしながら使っています。まだ、ほとんど真っ白のままですが・・・。帯研のおかげで辞書とはだいぶ仲良しになってきた感じです。

「私はカンテミールの師団からこちらに参りました。あちらでは阿砲(阿呆)は指弾されますから」

Кантемировская дивизияはWikipediaでは『第4親衛戦車師団「カンテミーロフスカヤ」(гвардейская танковая Кантемировская дивизия: 「カンテミールの親衛戦車師団」の意味)』と出ていました。この「カンテミールの師団」と「カンテミール」という学者をかけていると考えました。カンテミールは優れた頭脳をもった学者だったそうですね。「カンテミールの師団」は、頭脳明晰でなければ務まらないというオチではないか、と思いましたが、自信はありません。「師団」というぐらいですから、カンテミールの師が団体になっているほどの集団だったわけですね(これは日本語の遊びですが)。

Posted by takahashi at 2007年03月22日 11:33

さきにtakahashiさんの回答を読んでしまいました。カンテミール師団は実際にそういう優秀な師団なのですね。それを知ったうえでふと思ったのですが…
私は単純に日本語でもありそうなオチのような気がしてきました。優秀なカンテミール師団から来たと強調することで自分が優秀なのだと言いたかったのに、結果的には自分はそこからはずされているので、逆に自分がдуракであることを証明し、これから入る新しい師団(?)に対しても、дуракを引き受けるレベルの低い師団と受け取られ、失礼千万になるとか?全然違いますか?お騒がせしました。
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その通りです。

Posted by メイ at 2007年03月25日 00:01
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