2006年02月08日
●プーシュキン
Раневская передавала рассказ Ахматовой.
- В Пушкинский дом пришел бедно одетый старик и просил ему помочь, жаловался на нужду, а между тем, он имеет отношение к Пушкину.
Сотрудники Пушкинского дома в экстазе кинулись в старику с вопросами, каким образом он связан с Александром Сергеевичем. Старик гордо объявил:
- Являюсь праправнуком Булгарина.
訳)ラニェーフスカヤがアフマートヴァの話として伝えているもの。
「プーシュキン記念館に貧相な身なりの老人がやって来て、援助をお願いしました。困窮していることを訴え、ついでに彼がプーシュキンと関係があるとのことです。
プーシュキン記念館の職員は有頂天となり、プーシュキン様とどんな風に関係があるのか質問を浴びせました。老人が誇り高く申すには、
「私はブルガーリンのやしゃご(玄孫)なんですじゃ」
解説)Булгарин Ф.В. (1789 – 1859) 作家、ジャーナリストでプーシュキンを酷評したことで有名。ベリンスキーなども彼のことをぼろくそに書いている。こう言う人たちを зоил と言うが、スターリン時代では Ермилов В.В. (1904 – 65)が同様にドストエーフスキー、マヤコーフスキー、エセーニン、ブーニン、ブルガーコフ、プラトーノフ、トヴァルドーフスキー、イリフおよびペトローフを批判した。詩人のアフマートヴァもラニェーフスカヤもプーシュキン崇拝者であり、アフマートヴァはプーシュキンの妻をダンテスとの決闘の原因だったとして決して許さないと述べたと言う。これは小話ではないが、面白味を理解する上で文学上の常識というのが必要であると言う例として挙げる。
プーシュキンとは誰のことですか?
プーシュキンとはロシアで最も有名な19世紀初めの詩人です。「エヴゲーニー・オネーギン」など最近英米でも映画化されました。現代ロシア語も彼のロシア語から始まったと言えます。