2019年05月20日

●和文露訳要覧第473回

実話。地下鉄のある駅のホームで「私は、神だ」というTシャツを着た若い人がスマホを見ながらうろうろ駅の出口を探していた。

出題)「よく見れば、今でもそれらを見ることができる」をロシア語にせよ。

Posted by SATOH at | Category : 和文露訳要覧 | コメントする・読む [0]

2019年05月17日

●和文露訳要覧第472回

出題)「コックは恐怖から生きた心地もしなかった」をロシア語にせよ。

Posted by SATOH at | Category : 和文露訳要覧 | コメントする・読む [5]

2019年05月14日

●和文露訳要覧第471回

出題)「石鹸で手を洗いましたか?」をロシア語にせよ。

Posted by SATOH at | Category : 和文露訳要覧 | コメントする・読む [4]

2019年05月10日

●和文露訳要覧第470回

『和文露訳要覧』2-2-1-6項
ちなみにникогдаは過去、現在、未来の時制で使われるが、過去の時制では完了体と使われることはあまりなく、不完了体とともに用いられることが多い。未来の時制では例示的な用法で使われることが多く、完了体動詞未来形と共に使われることが多い。ни разуは過去の時制では完了体動詞過去形が一般的(ниが使われているということと関係があるのかもしれない)で、不完了体動詞過去形は経験の用法(3-1-7-1項)で使われることがある。ただ現在の時制では用いられず、完了体動詞未来形とは可能であるとは言え、一般的に未来の時制では用いられないと考えた方がよい。これは文字通り一度も~ないということで、時間軸の特定の一点を意識しているから否定の強調として完了体が出やすいのである。

出題)「多くの店で行列ができた」をロシア語にせよ。

Posted by SATOH at | Category : 和文露訳要覧 | コメントする・読む [7]

2019年05月07日

●和文露訳要覧第469回

ロシアの犯罪史を長いこと研究しているが、ピョートル1世のころに鼻削ぎ(鼻切)отсечение носаに代わって、鼻裂き(рванье ноздрей, вырывание ноздрей) が用いられたという記述をだいぶ前に見たことがある。大黒屋幸太夫もペテルブルグでこの刑罰を受けた人を見たとあるが、どういう刑罰なのか分からなかった。鼻中隔を削ぐのかとも思ったが、最近ようやくわかった。左右の小鼻(鼻翼)を特殊なやっとこで削ぐというもので、18世紀中ごろまでは女性の罪人にも用いられたという。刑罰についてはロシアが特に残酷というわけではなく、当時の先進国であるイギリスやフランスの方が残酷であると『Сыщик, ищи вора!』(捕り手よ、賊を探せ)Бушков, «Капитал», 2018に記載がある。

出題)「これが党機関の目を逃れることはなかった」をロシア語にせよ。

Posted by SATOH at | Category : 和文露訳要覧 | コメントする・読む [6]

2019年05月02日

●和文露訳要覧第468回

『Сыщик, ищи вора!』(捕り手よ、賊を探せ)Бушков, «Капитал», 2018を読んでいるが、その中に16世紀のモスクワでは金持ちの間で飼い熊(鎖をつけていたり、つけていなかったり)というのが流行っていて、夜中になると飼い主たちは明け方まで町中にクマを放したと書かれている。熊は仲間同士で争うことはあっても、番人や遅く帰ってきた通行人には危害を与えなかったという。これは明らかに盗賊除けであろう。

出題)「こっちにいらっしゃい。言っているのが聞こえているんでしょ」をロシア語にせよ。

Posted by SATOH at | Category : 和文露訳要覧 | コメントする・読む [6]

2019年04月30日

●和文露訳要覧第467回

『和文露訳要覧』第1章 体の本質と規範の中で不完了体につき、若干わかりやすいように改めたのでお知らせする。

不完了体は話し手にとって、場依存型であり、
完了体は場独立型である

ということにもなる。ここでいう場というのは、特定の具体的な場ではなく、世間の常識と同じかどうかは別にして、この状況ではこうするのが自然だと(聞き手ではなく)話し手が感じられるような雰囲気を指す。

出題)「1941年6月は観測史上最大級の寒さだとみなされている」をロシア語にせよ。

Posted by SATOH at | Category : 和文露訳要覧 | コメントする・読む [5]

2019年04月26日

●和文露訳要覧第466回

出題)「麻薬は特に問題なく街で買うことができた」をロシア語にせよ。

Posted by SATOH at | Category : 和文露訳要覧 | コメントする・読む [5]

2019年04月23日

●和文露訳要覧第465回

『ネップ時代の歌と娯楽』Песни и развлечения эпохи нэпа, Кравчинский, Жеком, 2018
ロシアに関することはすべて、特にロシア成立の9世紀から現在に至るまで、ロシアの歴史に興味があるが、特に興味があるのは、ソ連当局の統制がそれほど強くもない、また庶民文化(芸能)が華やかだったネップнэп(新経済政策)の時代である1922年ごろから1930年である。そのネップ時代についてその雰囲気をもっともよく伝える良書である。時代を映す鏡というのは流行歌もその一つであり、その中でレオニート・ウチョーソフЛеонид Утёсовが1929年『移動共和国』Республика на колёсахで紹介しС одесского кичмана(オデッサのムショから)が特に好きである。歌詞はオデッサの刑務所から脱獄した悪党の末路をうたったもので、当局自体はあまりいい顔はしなかったとはいえ1930年代にソ連中で大ヒットした。作者は不明だが、19世紀にロシアに入ってきたハイネの詩の露訳にも、ロシア軍から脱走したフランス兵をうたったものに似たものがあるといわれているが、トビリシでフェリケリマンМихаил Ферькельманが1924年に作ったものだともいう。このような悪党урка, уркаган, вор в законеを主題にしたромансは現代にも受け継げられていて、шансонとして分野が確立している。ただ歌詞が隠語(それほど難しいものではないにせよ)が多用されているので理解しに悔いかもしれないが、今はネットを調べる根気があれば隠語の意味も分かるようになっているので、あまり問題はなかろう、同書には100曲ネップ時代の曲が収められていて、エセーニンの『母への手紙Письмо матери』(録音が良くないが)も収められている。この歌はエセーニン作であるため1920年代末から1960年代にかけて歌われることはなかった。歌の題名としてはПисьмо к материと意味に誤解のないようにされているものが多い。エセーニンも生前作曲者Липатовとともにこのメロディーで水兵たちの前で歌詞を朗読したという。
 青シャツ隊Синяя блузаについても詳しい。これは活動新聞Живая газетаという運動の一環で、当時ソ連には文盲が多く、国の内外のユースを分かりやすく、歌や劇で表現したもので、無宗教化についても大きな役割を果たし、1923年秋から1930年まで行われた。
 『ソ連歌謡』(蒲生昌明、パブリブ、2019)はソ連歌謡をテーマとした本だが、残念ながら扱っているのは主として1960年から1980年代初頭でありであり、表題のソ連歌謡と題するのであれば、連時代初期、つまり1920年代のネップと1930年代~1950年代についてはほとんど書かれていないのは私にとって非常に残念である。例外はジャズのウチョーソフとツファスマンぐらいである。ただこの本の良いところはソ連時代の歌謡曲の名曲が著者の個人的な印象とともに簡潔に描かれていることと、どのソ連映画を見れば現代のロシア人気質が分かるかということが詳しく述べていることである。歌手のコブゾンがお気に入りのようだが、彼はвор в законеであり、自分の組を持っていたといわれている。

出題)サッカーで「この悪質な行為のためニコラーエフは退場となった」をロシア語にせよ。

Posted by SATOH at | Category : 和文露訳要覧 | コメントする・読む [6]

2019年04月18日

●和文露訳要覧第464回

テルミンという電子音楽をお聞きになった方は多いと思う。『ネップ時代の歌と娯楽』Песни и развлечения эпохи нэпа, Кравчинский, Жеком, 2018によれば、これはロシア人テルメーンТермен(1896~1993、力点は二つ目のе)が発明し、1921年に公開したもの。当初はэтеротонと発明者本人は呼んだが、のちに発明者の名を取ってтерменвоксと呼ばれるようになった。新しもの好きのレーニンはこの発明の噂を聞き、クレムリンにテルメーンを招待し演奏させた。レーニンはこの発明を電子警報装置として使えないか(それによって護衛の数を減らせないか)どうか検討するようトロツキーに指示し、のちに国家護衛局Гохранで採用されたという。テルメーンはヨーロッパやアメリカを巡業し、大金を稼ぎ、黒人のバレリーナとも結婚したが、1938年帰国と同時に逮捕され、コルィマーに流刑となり、閉鎖研究所で働かされたという。どうも米国大使館に取り付けられた盗聴装置の開発に取り組んでいたらしい。1946年スターリン賞金賞を受賞。最初銀賞で推薦されたのだが、リストを見たスターリンにより金賞に訂正されたという。1991年ソ連瓦解の直前95歳のテルメーンはレーニンとの約束を果たすため共産党に入党した。テルメーンは長寿で自分は不死だとよく冗談を言った。その証拠に名前のアナグラムは»Термен – не мрет»だからだという。

出題)「彼はピアノの弾き語りをした」をロシア語にせよ。

Posted by SATOH at | Category : 和文露訳要覧 | コメントする・読む [7]

2019年04月16日

●和文露訳要覧第463回

出題)「彼の戯曲は全国で上演されたものだった」をロシア語にせよ。

Posted by SATOH at | Category : 和文露訳要覧 | コメントする・読む [6]

2019年04月11日

●和文露訳要覧第462回

『和文露訳要覧』9-2-2項に下記追記した。
ロシア語には形式上大過去(過去の過去)を示す用法はなく、完了体過去形の点過去を援用するが、時間軸において相対的に後に起こる過去は完了体未来形で示され、比較の未来будущее сопоставительного呼ばれる。2-1-7項も参照。

(後にその言葉を彼は思い出す事になるが、その時にはそれらに注意を払わなかった)Потом он вспомнит те слова, но тогда не обратил на них внимания. 
(行き場のない貧困と10人のポクラス一家が暮らしていたキエフの小さな台所で私の物語は始まる)Моя история начнётся в маленькой кухне в Киеве, где жила безыходная нищета и десять Покрассов.

出題)「大きくなったら何になるの?」をロシア語にせよ。

Posted by SATOH at | Category : 和文露訳要覧 | コメントする・読む [5]

2019年04月09日

●和文露訳要覧第461回

『和文露訳要覧』9-8-2項に下記追記した。
чтобыの用法については10-14項で述べたが、не такが主文で使われるか、否定的な表現の場合、その内容は実際には起こらない(仮定法的)であるためчтобыが用いられる。

出題)「彼は母のすねをかじっている」をロシア語にせよ。

Posted by SATOH at | Category : 和文露訳要覧 | コメントする・読む [5]

2019年04月05日

●和文露訳要覧第460回

『和文露訳要覧』
9-8-1 「とても~ので~である」というтак + 形容詞, чтоの構文

この構文ではтакの代わりにстольも使える。

(風がとても強くて屋根の瓦も飛ばされた)Ветер был так силён, что срывал черепицы с крыш.
(日本車の需要はぐんぐん伸びていたので、ディーラーは予約注文方式を導入せざるを得なかった)Спрос на японские автомобили рос столь стремительно, что дилеры вынуждены были ввести систему предварительных заказов.

такой (такая, такое, такие) + 名詞, чтоの構文なら下記の通り。

(彼の名字はとても発音しにくくて、舌をかんでしまうほどだ〔彼のは舌をかみそうな名字だ〕)У него такая труднопроизносимая фамилия, что язык сломаешь.
(上司のところに今行くか迷うほどの忌々しさが彼にこみ上げた)Его взяла такая досада, что он даже заколебался, ехать ли сейчас к начальнику.

9-8-2 「~するほど~するものない」не так + 副詞, как (чтобы)という構文

(デンマーク人には自らのユーモア以上に真剣に向き合うものはない)Датчане ни к чему не относится так серьёзно, как к своему юмору.
(まともにプレーするほど彼は賢くはない)Он не так умён, чтобы играть серьёзно.


出題)「この映画は今日でも輝きを失ってはいない」をロシア語にせよ。

Posted by SATOH at | Category : 和文露訳要覧 | コメントする・読む [7]

2019年04月02日

●和文露訳要覧第459回

出題)「血尿は痛みを伴いますか?」をロシア語にせよ。

Posted by SATOH at | Category : 和文露訳要覧 | コメントする・読む [7]

2019年03月29日

●和文露訳要覧第458回

出題)「ご想像もなさらないくらいの成功だったのです」をロシア語にせよ。

Posted by SATOH at | Category : 和文露訳要覧 | コメントする・読む [7]

2019年03月26日

●和文露訳要覧第457回

『死に山』(ドニー・アイガー、安原和見訳、河出書房新社、2018)
 本書は1959年ウラル山脈北部でのトレッキング中の遭難死の謎を解明したサスペンスあふれる好著である。ウラル工科大の9名が死亡、1名が途中で引き返したため難を逃れた。死体は靴を履いておらず、着衣も一部脱ぎ捨てた跡があるのに、テント内は整然としていたという。非常に興味深い遭難の理由についてはここでは述べないが、当時のソ連のウラルの市民生活にも触れられており、一読の価値はある。

出題)「しかしそれは一朝一夕にできることではなかった」をロシア語にせよ。

Posted by SATOH at | Category : 和文露訳要覧 | コメントする・読む [5]

2019年03月22日

●和文露訳要覧第456回

出題)「職場での飲食は健康へのリスクをはらんでいる」をロシア語にせよ。

Posted by SATOH at | Category : 和文露訳要覧 | コメントする・読む [7]

2019年03月19日

●和文露訳要覧第455回

出題)「大金の服やいろんなアクセサリーをかき集めて、彼はピストルで(店の)主人を脅して、金を払わずに出てゆこうとした」をロシア語にせよ。

Posted by SATOH at | Category : 和文露訳要覧 | コメントする・読む [6]

2019年03月15日

●和文露訳要覧第454回

出題)「ボタンを押したが、爆発は起こらない」をロシア語にせよ。

Posted by SATOH at | Category : 和文露訳要覧 | コメントする・読む [6]

2019年03月12日

●和文露訳要覧第453回

出題)「この人はこれまで見かけたうちで最も才能のある人だ」をロシア語にせよ。

Posted by SATOH at | Category : 和文露訳要覧 | コメントする・読む [6]

2019年03月08日

●和文露訳要覧第452回

出題)「とっくにこの悪しき誘惑を絶つときだ」をロシア語にせよ。

Posted by SATOH at | Category : 和文露訳要覧 | コメントする・読む [5]

2019年03月05日

●和文露訳要覧第451回

出題)「映画のギャラで彼らはマンションを買った」をロシア語にせよ。

Posted by SATOH at | Category : 和文露訳要覧 | コメントする・読む [5]

2019年02月28日

●和文露訳要覧第450回

出題)「排尿時に残尿感はありますか?」をロシア語にせよ。

Posted by SATOH at | Category : 和文露訳要覧 | コメントする・読む [6]

2019年02月25日

●和文露訳要覧第449回

出題)「誰だって間違える」をロシア語にせよ。

Posted by SATOH at | Category : 和文露訳要覧 | コメントする・読む [5]

2019年02月22日

●和文露訳要覧第448回

出題)「彼は学者というより、むしろ政治家だ」をロシア語にせよ。

Posted by SATOH at | Category : 和文露訳要覧 | コメントする・読む [4]

2019年02月19日

●和文露訳要覧第447回

出題)「それは犯罪と紙一重だ」をロシア語にせよ。

Posted by SATOH at | Category : 和文露訳要覧 | コメントする・読む [5]

2019年02月15日

●和文露訳要覧第446回

出題)「彼はグループの160ルーブルを持ち逃げした」をロシア語にせよ。

Posted by SATOH at | Category : 和文露訳要覧 | コメントする・読む [6]

2019年02月11日

●和文露訳要覧第445回

『和文露訳要覧』に下記追記した。

3-1-7-1 経験の用法と不完了体動詞過去形

(不名誉な〔彼の名誉を棄損するような〕係累なし)Связей, порочивший его, не имел. <人事考課の決まり文句>

 上の例文でも分かるように、経験(~したことがある)の用法は〔過去の時制〕の項の動作の有無の確認の用法の一つであり、不完了体動詞過去形を使う。これは経験では過去の動作はあるが、現在や未来の動作はなく、過去の時制以外では使われることがない不完了体過去形が用いられているためである。

出題)「彼が加われば劇の大入り満員は間違いなしだった」をロシア語にせよ。

Posted by SATOH at | Category : 和文露訳要覧 | コメントする・読む [5]

2019年02月08日

●和文露訳要覧第444回

シャギニャーンという人は1950年代か60年代にレーニンにユダヤ人の血が混じっていることを知り、党中央に駆け込んだが、今更なぜそんなことで大騒ぎするのかと一喝されて黙ってしまったという話を聞いたことがある。レーニンの長姉も自分たちにユダヤ人の血が入っていることを公表してはどうかとスターリンに訴えたが、聞き入れられなかったという。

『和文露訳要覧』に下記追記した。
3-1-3-1 過去から過去、現在及び未来に至る and/or 反復

 過去から現在に至る継続に不完了体現在形が用いられるのは、第3章冒頭に述べたように動作に、現在のこの瞬間が含まれるため現在の時制で扱われるからである。

出題)「食欲減退(イライラ感、仕事の能率の低下)は前からですか?」をロシア語にせよ。

Posted by SATOH at | Category : 和文露訳要覧 | コメントする・読む [5]