2018年11月30日

●和文露訳要覧第424回

出題)「人を馬鹿にすることなぞ彼は何とも思っていない」をロシア語にせよ。

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2018年11月27日

●和文露訳要覧第423回

出題)「1983年工業生産量は前年の2.9%に対して4%増大した」をロシア語にせよ。

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2018年11月22日

●和文露訳要覧第422回

下記に二番目の段落を追記した。
『和文露訳要覧』3-1-8 動作の否定 → 不完了体動詞現在形の否定

 不完了体動詞現在形の否定は現在の時点で、単に動作が行われていないという事であり、その動作には主観的ニュアンスがない事を示している。ここからある一定の期間(文脈によっては今後)動作が行われない、動作が起きないという非現実性を示すことにもなる。неなどの否定詞が話し手の主観を示す叙想語модальные словаとして、生(き)のままの動詞の語義(動作)そのものを否定しているため、また動作の焦点は否定詞に来て、動詞には来ないので、不完了体動詞現在形が来るとも考えられる。同様に過去の時制や未来の時制であれば、不完了体動詞過去形や未来形の否定が来る。不可能の場合は可能性という主観的ニュアンスを示すので、完了体動詞未来形の否定形を用いる。
 不完了体は過去・現在・未来の時制において動作の全否定を示し、完了体は過去や未来の時制において限定否定(具体的な1回の動作の否定)を示す。

出題)「結局妻の死に目に会えなかった」をロシア語にせよ。

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2018年11月21日

●和文露訳要覧第421回

『和文露訳要覧』第1章 動詞の体(アスペクト)の本質と規範の中ごろにある
「時の状況語と不完了体は相性が悪いと述べたが、不完了体が時の状況語が結びつく場合もある。これを詳しく説明すると、時の状況語を時間軸の特定かつ不動の一点(到達点)を数学的に大きさのないもの(無限小)と捉えれば、完了体的アプローチであるが、理論上はともかく、現実には大きさのない点は存在しないわけで、その点に大きさがあると感じられれば、「期間内に」ということになり、不完了体的アプローチということになる。」の後に「完了体は点時制(点過去、点未来)を示し、不完了体は面時制(面過去、面現在、面未来)を示すと考えてもよい。」を追記した。

出題)「心筋梗塞は起こりつつあったが、まだ起こってはいなかった」をロシア語にせよ。

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2018年11月16日

●和文露訳要覧第420回

出題)「私が心電図に取りかかったのはこれの10年くらい後だ」をロシア語にせよ。

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2018年11月13日

●和文露訳要覧第419回

出題)「新しい飛行場が喉から手が出るほど必要だった」をロシア語にせよ。

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2018年11月09日

●和文露訳要覧第418回

出題)「彼女は男を見る目が全くない」をロシア語にせよ。

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2018年11月06日

●和文露訳要覧第417回

地下鉄の駅のホームで男女二人連れの中国人から声をかけられた。スマホを見てくれと身ぶり手ぶりである。スマホには「私は車で鞄を失った」という日本語と、そのローマ字が書かれてあった。多分「地下鉄の車両内で鞄をなくした」と判断し、すぐに駅のガードマンのところに連れて行ったが、改札の駅員さんのところに行って欲しいとのこと。英語と身ぶり手ぶりで説明したが伝わらず、相手はCan you speak Chinese? と言うので、即座にノーと返事した。結局そのガードマンさんが改札のところに連れて行くことになった。スマホに翻訳機能があっても、双方に(その中国人と私に)意志疎通を十分に行うという考えが浮かばなかったからである。重要な情報、つまりどの電車(どこ行き)に、いつ頃、どの車両に乗っていて、鞄の形や色、車両のどこに置いていたのかを、漢字かスケッチなどで説明してもらったり、問いただす事はできたのにと後知恵が湧く。相手も私もいきなりのことで頭に血が上っていたからだろう。同じことは通訳にも言える。
通訳をしていて、相手(日本人であろうとロシア人であろうと)の言うことを100%完璧に通訳はできるが、そのまま相手の言う通り通訳してもまあ意味は通じないだろうと思う時がある。頭の中が整理されておらず、思いついたまましゃべる相手の通訳は論理が通らないことが多い。逆に通訳が下手だった頃でも、相手によってはうまく通じることがある。その相手が英語に堪能か、自分でも通訳の経験がある人である。相手に分かるように、絵でも何でも使って意味を通じさせるという配慮があればである。かといって通訳がしゃしゃり出るのも、通訳の思い込みから誤訳の元になる可能性もあるので難しい。

出題)「戦車隊と歩兵隊は新しい都市(複数)からドイツ軍を一掃した」をロシア語にせよ。

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2018年11月02日

●和文露訳要覧第416回

出題)「私は猩紅熱で入院していた」をロシア語にせよ。

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