2017年11月26日
2017年11月25日
2017年11月24日
2017年11月22日
2017年11月19日
2017年11月18日
2017年11月12日
2017年11月11日
2017年11月10日
●和文露訳要覧第291回
『ロシア国籍日本人の記録 シベリア抑留からソ連崩壊まで』(川越史朗著、中央公論社 中公新書1173、1994年)をかなり前に読んだことがある。川越さんは覚えておられないだろうけども、1984年ごろ私の勤めていた会社のモスクワ事務所で何度かお姿を拝見したことがある。後にNHKの番組にも歴史の生き証人として出演されていた。1970年代の初めに子息のセルゲイ君に川越さんが日本で買ってあげたエレキギターとアンプが後に有名なロックバンド「Машина времениタイムマシーン」結成のきっかけとなったことを、『ソ連ロックの伝説』Легенды советского рока, Марочкин, АСТ, 2017で初めて知った。
出題)「以前は喫わない人は稀だったが、今や喫う人が稀だ」をロシア語にせよ。
2017年11月05日
2017年11月04日
2017年11月03日
2017年11月02日
●和文露訳要覧第287回
完了体には過去形と未来形(学者によっては「現在形」)のみがあるが、時制的に用法をまとめてみると、過去の一点において動作が終了する点過去は過去完了と結果の存続(現在完了)の用法に分かれる。結果の存続は過去は過去でも現在の時制と密接な関係にあるものである。未来は同様に、未来の一点において動作の終了する点未来があり、これは現在の時制とかかわりの深い近接未来完了と、もっと時制的に離れた未来の動作を扱う未来完了に分かれる。
一方不完了体は過去、現在、未来の時制のいずれでも用いられ、期間内の不定の点(一つ、ないしはそれ以上<それ以上なら反復の用法となる>)で動作が起こるが、動作の終了を意識しない(終了するかもしれないし、しないかもしれない)。期間に関係した完了体にпро-という接頭辞のついた動詞、例えばпроехатьなどがあるが、期間の終了時までに1回の動作が終了するという意味であり、これが不完了体との大きな違いである。
出題)「彼は抵抗したかったが、衆寡敵せずだった」をロシア語にせよ。