2020年02月03日
●第147回
場合もある。
(作業の指導はどのように〔今後〕行われるのですか?)Как будет осуществляться руководство строительством? <文の焦点はКакにあるから不完了体動詞未来形が用いられている>
(その施設の最終検収〔立ち会い試験〕は設計指標達成後に行われる)Окончательная приёмка объекта будет осуществляться после достижения им проектных показателей.
(全ての作業は労働安全要求事項に基づき〔これから〕行われる)Все работы будут выполняться в соответствии с требованиями техники безопасности.
(口銭はどのように支払われるのですか?)Как будут выплачиваться комиссионные? <未来の規則的反復であることと、Как(どのように)に文の焦点が来ているため不完了体動詞未来形が来ている>
(テスト実施期限が近づくに伴い、そのような材料の明細〔リスト〕は貴社にお渡しいたします)По мере приближения сроков проведений испытаний будут вручаться вам ведомости таких материалов. <明確に過程・規則的反復を示しているので、これに被動形動詞過去短語尾は使えない>
4-2 未来の時制における完了体の用法
4-2-1 点未来(完遂的用法) → 完了体動詞未来形
完了体過去形には過去の時制において点過去があり、その派生として現在の時制には結果の存続という用法がある。ともに完遂的用法だが、完了体過去形という一つの形式に過去完了の完了と現在完了の完了という二つの用法があり、これを文脈により使い分けているということになる。完了体未来形の点未来(完遂的用法)には、未来において動作が完遂され、その結果がある期間存続するという結果の存続の用法が内在している。動作が遂行されるのが、近接未来ближайшее будущее(発話時点のすぐ後に続くか、発話時点と融合した未来)なら近接未来完了であり、発話の時点と隔たっている未来なら未来完了と二つの用法がある。近接未来完了における発話時点との融合は、動作の開始が発話時点(例えば今現在のこの一瞬後)であるとしても、動作の終了は早くて発話の一瞬後という未来の時制に起こり、動作遂行の結果を示す時間軸の特定、かつ無限小の不動の一点は未来にあるということを意味する。動作の終了が発話の早くて一瞬後であるため、今というような副詞を除き、具体的な時の状況語と共には使われないことが多い。また近接未来完了には動作結果表出の想定というニュアンスがあり、それは動作が始まって終わるという動作の全一性の後で、何らかの結果の存続(そこにそのままいるとか、結果の良否などの主観的ニュアンス)が発話の時点で想定されるという意味であり、完了体過去形の結果の存続や結果の評価と対比される。不完了体未来形は未来の時制の動作事実の有無の確認はするが、動作の完遂には言及しない。
(しばらく待ちます)Я пока подожду. <пока = некоторое время с настоящего моментаということで、今この瞬間から待つという動作が始