2020年02月03日

●第142回

の動作に使える。

(私たちにはさらに多くの交渉が待ち受けている)Нам предстоит ещё много переговоров.
(今日私たちは支払手順についての重要な問題を話し合う事になっています)Сегодня нам предстоит обсудить очень важный вопрос о порядке платежей.
(今日の天気はどうなりますか?)Какая ожидается погода сегодня?
(私はどうなるのだ?)Что ждёт меня? <= Что будет со мной? であり、このことからждатьが語義によっては予定の用法で使えることが分かる>
(明日センターで人を待たせておきます)Завтра вас ждут в Центре.

「~の恐れがある」という悪い事態を想定する場合には、主語は3人称しか来ないугрожать (грозить) + 与格(意味上の主語)が使える。

(その会社は倒産の恐れがある)Фирме угрожает банкротство.

4-1-3 意向

 不完了体未来形の意向の用法については4-1-1-2項でも触れた。

(何をお飲みになりますか?)Что будете пить?

上記の文は以降の用法というよりは、動作事実の有無の確認の用法であり、場を無視したものではない。喫茶店に入って、ウェーターや一緒にいる人からの問いかけと理解するのが普通で、喫茶店に入れば、何か飲み物を注文するのが当然だという暗黙の了解があるからである。つまり、不完了体未来形というのは、場依存性(文脈依存性)があるため、場独立型の(場を無視するというよりは、始めから場を考慮しない)ような新規の具体的1回の動作には使えないことになる。そのときは次項で説明するсобираться, намеренなどの叙想語を使うか、動作が遂行されることが明らかならば、「~するつもり」に惑わされずに完了体未来形を使うべきである。

4-1-3-1 「~するつもりです、~します」の内訳

 「~するつもりです、~します」という構文をロシア語にする場合、この構文の日本語には、願望(~したい)、決意(決心)、意向(予定)がある。それに合わせてロシア語を選ぶ必要がある。
 「~します」というのは、本来自発的な意志であり、回りの雰囲気に合わせるものではないから、完了体動詞未来形が来るのが普通だが、予定とか、回りの雰囲気に合わせての意向ということなら、4-1-1-1項の動作事実の有無の確認のように不完了体動詞未来形でも示せることがある。この場合は「~するつもりである」とは言っても、不完了体の持つ動作事実の有無の確認から派生して、その動作が終了するかどうかは分からないというニュアンスがある。それ以外にも4-1-4項の意向の規則的反復のような場合もある。だから、動作の実現を強くイメージする(つまりは主観的な)という意向の意味では、主観的な意味を示すということから叙想語であるсобираться + 不定形などを用いた方が誤解が少ない。このсобиратьсяは遂行動詞や状態動詞でもあるので、現在の時制では不完了体動詞現在形が来る。

4-1-3-2 意向の動詞の使い分け

 собираться, намереваться, намерен(а, о, и), думать, планироватьは意向の

Posted by SATOH at 2020年02月03日 12:39
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