2020年01月28日

●第35回

が結びつくことになるので、これと混同しないよう注意すべきである。

(昨日僕のところに友人たちが来ていた)Вчера ко мне приходили друзья.
(1992年カザンに議員としてタタール議会に来ていた)В 1992 году приезжал в г. Казань на Татарский Конгресс в качестве делегата. <приезжал = приехал и уехалであり、1992年の内に来て帰ったという意味>

 動作の往復の用法で使える完了体には、4-2-4項で挙げるс-という接頭辞のついた動詞群があるが、これらを過去の時制で用いると往復は往復でも、動作が二つの動作ではなく、一挙動になる。意味的には点過去もあり得るが、結果の存続の可能性が高い。

(ボリショイ劇場へ行ってきました)Я сходил в Большой театр. <結果の存続で、戻ってきて、今ここにいるというニュアンス>

一般的には連辞(繋辞)としての助動詞か状態動詞(不完了体)である動詞бытьにもこの用法がある。本項の動詞群は完了体・不完了体のペアで用いられることから、パードゥチェヴァПадучева Е. В. 先生は動作動詞として同形の完了体бытьの存在を示唆しておられる。

(私は友人のところにいた)Я был у приятеля. <был = приходил = пришёл и ушёлで動作動詞としての不完了体の用法。побывать = прибыть и отбыть>
(医師はきっかり6時に来た〔来る〕)Врач был (будет) ровно в шесть. <был = прибыл; будет = прибудетで動作動詞としての完了体の用法(過去は点過去で、未来は完遂的用法。ただбылの結果の存続としての解釈は、былは明らかに過去を示す助動詞としての用法もあるので無理があり、結果の存続はбыть動詞の現在の時制(形式上現れない)が行う。8-1-1項参照>

2-1-3-1 動作の往復の動詞群

この動詞群の完了体の過去形は、文脈に依るが、結果の存続<来て、今そこにいる>の意味となる可能性が高い。このようなペアは下記の通りである。

брать/возвращать(取る・戻す)、включать/выключать(スイッチをONにする・OFFにする)、вставать/ложиться(起きる・横になる)、входить/ выходить(入る・出る)、давать/забирать(与える・取り上げる)、надевать/снимать(着る・脱ぐ)、опускать/поднимать(下ろす・挙げる)、открывать/закрывать(開ける・閉める)、подниматься/спускаться(上る・降りる)、подходить/отходить(近づく・離れる)、приезжать/уезжать(車で来る・去る)、приносить/уносить(持って来る・持ち去る)、приходить/уходить(歩いて来る・去る)、просыпаться/засыпаться(目覚める・眠る)、терять/находить(なくす・見つける)

(テープレコーダーが壊れている。だれがスイッチを入れたか知らないか?)Магнитофон сломан. Ты не знаешь, кто его включал? <壊れているのだから、発話の時点でスイッチは入らない>
(今日起きたが、後で具合が悪くなり、また寝た)Я вставал сегодня, но потом почувствовал себя плохо и снова лёг.

上の文を見ると、完了体動詞過去形почувствовалの後に完了体動詞過去形лёгが続いており、不完了体動詞過去形вставалは何か浮いた感じがすると思えば、体の用法に関してかなり語感ができてきたことになる。そ

Posted by SATOH at 2020年01月28日 14:45
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