2018年10月25日
●和文露訳要覧第414回
『和文露訳要覧』に一部(最後の行)追記した。
4-1-2-1 予定の用法の特性
予定の用法で重要なのは、明示されているかどうかにかかわらず、未来における時を示す状況語が文の焦点であるということである。これがなければ形式上、現在の時制の過程の用法と区別できない。完了体は刻々と動く動作のその瞬間を表現できないが、この場合不完了体は時を示す状況語を示すだけで、動作については特に意識しないという違いがある。この用法は元々が過程の用法から発展してきたものと考えられ、未来進行形とでも呼べるもので、未来への動作が今行われている動作から連続するという意識があるときに使われる。予定を組むというのは話し手にとって、主観的動作ではあるが、一旦予定が組まれてしまえば、それは主観的動作ではなくなり、惰性的な動作でもあるゆえに、不完了体が用いられるとも考えられる。つまり予定は未定であり、決定ではない動作のゆえに完了体は用いられないとも言える。
出題)「私(男性)に待ちに待った子供ができた」をロシア語にせよ。
1.Я завёл долгожданного ребёнка.
2.Я обзавёлся долгожданным ребёнком.
宜しく御願い致します。
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正解にしてもいいのですが、人によってはзавести собачкуというニュアンスでとらえる場合もあるかもしれません。お使いの動詞は「子供を作る」という意味で、若干違うかなという気もします。私の答えは、У меня появился долгожданный ребёнок.
У меня родился долгожданный
ребёнок.
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正解です。
У меня родился долгожданный ребёнок.
よろしくお願いします。
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正解です。
У меня родился долгожданный ребёнок.
男性??
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正解です。主語が父親と考えれば別におかしくはないでしょう。