2018年04月14日
●和文露訳要覧第344回
不完了体の用法は行雲流水の如きものだと説明したが、今風に言えば、1列のエスカレーターで、普通は皆立ち止まって乗っているが、一人歩きだすと、それにつられて動くようなものである。こういう場合その場でじっと立ち止まるにはかなり勇気がいるわけで、それが完了体の動作となる。
出題)「彼はご婦人方が苦手だった」をロシア語にせよ。
(1) Его слабость была
женщины.
(2) Он был слаб в
женщинах.
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слабость = пристрастие, расположениеということで、女に弱いというのは、女好きということであり、ご婦人が苦手というのとは違います。私の答えは、Он дам побаивался.
Он стеснялся общаться с женщинами.
宜しく御願い致します。
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正解にしてもよいのですが、出題は、ご婦人方であり、女性たちというのではありませんから、その点を考えに入れればもっとよかったと思います。
Он не очень любил дам.
性質でнвとしました。よろしくお願いします。
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дамыを使っているのは結構ですが、それほど好きではないというのも一つの解釈でしょう。でもそれならнедолюбливатьを使った方が自然だと思います。
Он не очень любил встречаться с дамами.
ся動詞は思いつきませんでした。
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дамыを使っているのは結構なことですが、встечатьとвстречатьсяの違いをよく理解されていないようです。前者は出会う(見かける)で、後者は会う(前もって時間を指定して)です。苦手と出会う、会うとは必ずしも関係しないと思います。