2017年10月29日
●和文露訳要覧第286回
出題)「ワイシャツが日焼けした」をロシア語にせよ。
1.Рубашку загорали солнечные лучи.
2.Рубашка зажжена солнечными лучами.
宜しく御願い致します。
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1. 「太陽光線がワイシャツを焼いたものだった」となり、不完了体過去形ですから過去の反復でしょうね。色は黒くなったということでしょうか。2. 完了体の結果の存続であって、色は黒くなるのでしょうね。
私の答えは、Рубашка выгорела на солнце.
日にあたって色落ちした(色があせた)ということ。
(1) Верхняя рубашка загорела.
(2) Верхняя рубашка полиняла.
(3) Верхняя рубашка стала светлокоричневой.
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(1) Верхняяは不要です。それと色は黒ですから違います。
(2) 色があせたということですが、訳に日光でが抜けています。
(3) 黄ばんだなら、Рубашка пожелтела.ですが、日光でが抜けています。
Рубашка выцвела.
アオリスト用法でсвとしました。よろしくお願いします。
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惜しいですね。выцвестиは日光または経年変化で色があせるという意味なので、на солнцеをつけるべきです。
細かいことを言うようですが、アオリスト(用法)というのは、過去に動作があったことを示すわけで、過去進行形のようなものも文法的にはアオリストです。そのため和文露訳指南まではアオリスト的用法аористическое употреблениеという用語を、アカデミー文法に従い、過去完了(現在完了の場合は結果の存続)の意味で使っていたのですが、アオリストトまぎらわしいので、スペイン語の文法から借用した点過去という用語を最近私は用いています。
Рубашка от солнца пожелтела.
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на солнце でしょうし、お答えは黄ばんだということですから違います。ちなみに古くなって色があせるという意味なら、от времениとなります。