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20091209 |
シールはジャケットそのものに貼ってあります。 シールなしのモノはありませんので、予めご了解ください。 |
音楽CD: t.A.T.u REMIXES
タトゥの二人が日本を走りすぎてから、もう1年以上・・・。彼女たちは何処へ行ったのか??
ユーリャはママになり、レーナは大人の女性に変身しながら、彼女たちの次のキセキは、もう始まっているのでしょうか・・・?
いろいろな噂が飛び交う中、今回ロシぴろではt.A.T.u REMIXESをご紹介します。 笑いながら駆け抜けた彼女たちの旋律が、ここにあります。
このt.A.T.u REMIXES、曲リストを見てもらってもおわかりの通り、t.A.T.uのスーパーヒット曲「All
the things she said」のリミックスが4曲、最高にかっこいい曲「Not gonna
get us」のリミックスが4曲、「30Minutes」のリミックスが1曲とリミックスを集めたCD。オリジナルもいいけど、リミックスで聴いてみるのもひと味も二味違います。
でも、それだけじゃない!タトゥ幻の曲「Простые движения(Simple
motions)」と「Не верь, не бойся, не проси(信じるな、畏れるな、求めるな!)」が入った絶対買いの1枚です。
「Простые движения(Simple motions)」は、日本未発売で、まさにタトゥ幻の曲と言えるでしょう。この曲のPVは、卑俗さとポップアートを結びつけたすばらしい出来で、一度見たら忘れられない、まさにタトゥらしいPVでした(残念ながらCDにはこのPVは収録されていません)。このPVをご覧になりたい方は、→ こちら。
PVの出来も最高なら、曲も最高!タトゥと一緒に体が動き出します。
「Не верь, не бойся, не проси(信じるな、畏れるな、求めるな!)」は、皆さんご存じですね。2003年のユーロビジョン(ヨーロッパ歌謡大会)で、タトゥが出場したときに大熱唱した歌です。
タトゥ公式サイトはこちら。 → http://www.tatu.ru
All the things she said | |
1. Blackpulke Remix | |
2. MARK!'s Buzzin Mix | |
3. Running And Spinning Remix By Guena LD&RLS | |
4. Extension 119 Club Dub | |
Not gonna get us | |
5. Larry Tee Electroclash mix | |
6. Richard Morel's Pink Noise Vocal Mix | |
7. Thick Dick Vocal | |
8. Dave Aude Remix | |
30minutes | |
9. Extantion 119 Club Vocal Bonus | |
10. Простые движения (Simple motions) |
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11. Не верь, не бойся, не проси (信じるな、畏れるな、求めるな!) |
音楽CD:ТАТУ "200 по встречной" ロシぴろおすすめ!
タトゥー (英語名: t.A.T.u) “200・ポ・フストレーチノィ”("200 Km/H In The Wrong Lane" のオリジナルロシア語版) オリジナルロシア直輸入盤
ロシア発。今、世界でもっともホットな女子高生(実際は…?)ふたり組。
「ALL THE THINGS SHE SAID」(Я сошла с ума「あたし、狂ってしまった」の英語版)がヨーロッパや全米でリリースされるやいなやものすごい反響が。世界コンサートツアーはどこも大入り満員。ラジオやシングルチャートのトップにかけ登ってしまいました。
その怪しげなビデオクリップに表現される、雨の壁際に追いつめられ、泣きながら抱き合う少女ふたりの姿と、叫ぶような歌声、そして頭から離れない効果的なリフレインは、世界中のティーンの心に感染し、タトゥー旋風はいまや世界的な現象となりました。アイドル音楽と一蹴することなかれ! その音楽は退廃的であり、耽美的であり、危なかしく痛々しく、あるいはなつかしくも心地よい80年代テクノポップスの再来ともいえます。しかし、それらの代名詞では表現できないまったく新しい「メッセージ」を含んでいるように思えるのです。それは不安な時代に生きる現代のティーンの心に共鳴し、共感をこめて、私たちの心をも揺さぶるのです。
「ALL THE THINGS SHE SAID」が、ヨーロッパと全米チャートで大ヒット中のタトゥーですが、ロシぴろはぜひ一度、彼女たちの歌をロシア語でも聞いてみられることをおすすめします。ロシア語で唄うタトゥはよりタトゥらしく感じられるのは私たちだけでしょうか? テクノポップのフレームの中に秘められた情感と哀愁が、不思議でインパクトのある響きとともに心に迫ってきます。タトゥのふたりはテレビのインタビューで「アルバムはロシア語で出したい。なぜならロシア語は私たちの母国語だから」と言っています。確かに洗練度という意味では、UK(US)の敏腕・熟練プロデューサーが付いて英語化し、アレンジし直した英語版の完成度は高いかもしれません。しかし、ロシア語版にはダイヤモンドの原石のような、原曲のギラギラした輝きがあるような気がします。例えば、ロシア語版ではМальчик-гей (少年・ゲイ)という曲の、「マリチッキ!(少年たち!)」という「叫び」が、ほんとうに彼女たちが声一杯叫んでいるように聞こえます(英語版でもこの部分は「マリチッキ!」と叫んでいるのですが、気のせいかどうもインパクトが弱いような気がします)。
たとえ意味はわからなくても彼女たちの痛々しいメッセージがダイレクトに胸に飛び込んくるように思うのです。
「200・ポ・フストレーチノィ」(200キロで逆走)はベスト集CDといってもいいくらい、どの曲も完成度が高く、いわゆる「捨て曲」がありません。落ちこぼれの成績2点(不可)の音楽学校の17歳の高校生がパソコンを駆使してつくりあげたと言われる独創的で、チープだけど緻密なアレンジが素晴らしいです。情熱がひしひしと伝わってきます。もしかしたら学校での挫折感をバネに曲作りに熱中したのかもしれませんね。
タトゥは、従来のロシアの音楽産業からはまったく異色のスタッフたちによって生み出されました。児童心理学の専門家から広告産業に転職したというプロデューサーをはじめ、若く無名だったクリエータが思い入れと情熱をこめてつくりあげた曲が集められ、バージョンアップを得てこのアルバムに成長しました。その後、残念ながらプロデューサーと「報酬を受け取っていない」と主張する若い作曲家の訴訟合戦に発展してしまいました。しかし、このアルバムを聞いていると、アルバム制作過程での、若いクリエータたちの「自分たちの手で新しいなにかをつくってやる」という当時の凄まじいエネルギーと熱意を感じることができます。
ALL THE THINGS SHE SAIDのロシア語原曲である「Я сошла с ума ヤー・サシュラ・スマー(あたし、狂ってしまった)」や、「Нас не догонят ナス・ニェ・ダガニャト(私たちに追いつきっこないわ)」や「30минут(30分)」など気合いの入ったスーパーヒット曲が収録されています。
Робот (ロボット)は、どこかYMOがプロデュースしたような錯覚を感じるキュートで軽快なテクノです。小曲ながら、私この曲が気に入ってしまいました。英語版「200Km/H IN THE wrong LANE」には入っていない、英語化されていないロシア語版のみ収録作品なのです。ぜひ聞いてみてくださいね。
今のロシアンポップス、いや世界のテクノポップスの最前線を聴くなら、タトゥです!(gonza,
ひよこ)
PS.若い世代が感じているであろう排除されたような閉塞感や追いつめられるようなあせりは、タトゥの歌詞にも、よく表現されています。それが、謎深い寓意やスキャンダルなメッセージとうまくとけ込んで独自の世界を形作っているのです。ロシア語の勉強をかねて日本語に訳してみました。ロシア語原曲の雰囲気を少しでも感じていただけると幸いです。(gonza,ひよこ)
ロシぴろ・今日のモスクワのTATY(タトゥ)特集もごらんください。
曲名 (曲名和訳) ロシア語読み | |
1. | Клоуны (ピエロたち) Kulony |
2. | 30 минут (30分) 30 minut |
3. | Досчитай до ста (100まで数えて) Do sitai do sta |
4. | Зачем я (どうして私が) Zachem ya |
5. | Нас не догонят (あたしたちには追いつけない) Nas ni dogoniat |
6. | Я твоя не первая (はじめてのひとじゃない) Ya tvoya ne pervaya |
7. | Робот (ロボット) Robot |
8. | Мальчик-гей (少年・ゲイ) Malichik-gey |
9. | Я твой враг (あたしはあなたの敵) Ya tvoy vrag |
10. | Я сошла с ума (あたし、狂ってしまった:ALL THE THINGS SHE SAID) Ya soshka s uma |
11. | 30 минут (30分:Moscow Grooves Institute remix) |
12. | Мальчик-гей (少年・ゲイ:That Black remix) |
タトゥー“200・ポ・フストレーチノィ”のCDケース中身です | |
アルバム1曲目「ピエロたち」をイメージしたかわいいデザイン |
よく見ると・・・ CDケースの 隅でピエロが 覗いています。 |
「ピエロたち」の歌詞(ロシア語)つきのライナー |
タトゥ(TATU)公式サイト。フォトアルバムや歌詞、ビデオクリップなどを見ることができます(ロシア語/英語)。
http://www.taty.ru/
ロシアで手に入れたTATUタトゥタトゥポスターの写真もアップしました。 |
2003.3.17更新
音楽CD:t.A.T.u “200Km/H IN THE wrong LANE”
タトゥ「200km/h in the wrong lane」ロシア向け英語版
ロシア発。今、世界でもっともホットな女子高生(実際は女子大生…)ふたり組:タトゥ。
タトゥについては、こちら!ロシア語版CD「200パ・フストレーチノィ」で紹介のところで詳しく書いていますので、ご覧下さいね。
タトゥロシア語版ひとすじ!のはずのロシぴろでしたが、今回、ロシアで発売された英語版のレビューをお届け。
ヨーロッパにタトゥ旋風が吹き荒れ、その代表曲「ALL THE THINGS SHE SAID」がモスクワに凱旋帰国しました。今ふたたび、モスクワでは「Я сошла с ума(あたし、狂ってしまった)」のメロディが流れ始めています。でも、今回は英語の歌です。
このCDは、ロシアで製造・販売されているタトゥ英語版CDで、日本では入手困難です。
英語版とはいえロシア国内向けのCDだけに、ジャケットが違ったり、歌詞カードがついていたり、さらに「30 минут (30分):Moscow Grooves Institute remix」の英語バージョン(このCDのみの収録か?)も収録され、全世界的に売られているタトゥのCDとはひと味もふた味もちがいます。(gonza,
ひよこ)
3/3追記:最初にロシア語版の良さをさんざん紹介し、ロシア語版を愛する私ですが、英語版も繰り返し聞くうちに、いいなぁと思えてきました(節操なくてゴメンナサイ・・・)。もちろんプレーヤーにかかる回数はロシア語版のほうが多いのですが、英語版が無性に聞きたくなるときがあります。私の一番のお気に入りはShow me love のextended version。緻密で濃厚なアレンジの前に圧倒されます。この曲に関しては英語版のほうがエネルギーに溢れていて、雰囲気が出ているかもしれません(でもロシア語版も良いと思います)
特筆すべきは、HOW SOON IS NOW?が収録されていること。
HOW SOON IS NOW?は、The Smithsの名曲。
ボーカルのモリッシーの悲痛な、訴えかけるような歌い方と、トレモノのきいたギターが心にしみる美しい曲です。
「MEAT IS MURDER」(日本語名:肉食うな)という1985年に発売されたアルバムに納められています。
「MEAT IS MURDER」は、The Smithsの名作アルバムです。
弱者への共感と哀感を歌ったこのアルバムを私は何度聞いたか分かりません。聞く毎に涙がでます。
タトゥのユーリャとレーナは、この歌を感情をこめて歌っています。とてもいい雰囲気で歌っていると思います。(gonza)
曲名 | |
1. |
Not gonna get us |
2. | All the things she said |
3. | Show me love |
4. | 30 minutes |
5. | How soon is now? |
6. | Clowns (Can you see me now?) |
7. | Malchik gay |
8. | Stars |
9. | Я сошла с ума (Ya soshila s uma) ロシア語版 |
10. | Нас не догонят (Nas ne dogoniat) ロシア語版 |
11. | Show me love (extended version) |
12. | 30 minutes (remix) |
13. |
Behind The scenes with Julia and Lena (part 2) |
裏ジャケットは、きわどいカット?! でも、かわいい。(表ジャケもかわいい) |
ケースの中も、CDも高校生風で かわいいのです。 |
もちろん、ビデオも入ってます。 |
←見えにくいですが、全曲の歌詞カードです。 英語もロシア語も書かれています。 |
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←ファンにはたまらない写真も? |
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