採火式から妨害でスタートした北京五輪の聖火リレー。
5日にペテルブルグへ入るというのでどうなるかチョト黒い期待をしていたのですが、
予想通りニュースになるような抗議行動はなくすんなりとロンドンへ行っちゃいました。
ペテルの前のイスタンブールでも、ウイグル族支援グループのメンバー18人が拘束されて
その後のロンドンでは、妨害しようと次々飛び出す人達をかわし続けながら走り
最後は2階建バスに乗せるハメになったという、
笑えるような笑えないようなコトになりました。
ロシアは中国政府の暴動制圧を公式に支持しているワケでありますから、
聖火リレー妨害などは国家反逆行為なのであります。
もちろん中国のチベットがどうなろうがドーデモイーのでありますが、
おのれの国のチベット、チェチェンがドーニモヨクナイのであります。
3日にモスクワでチベット仏教の信者100人ほどが集会をしたらしいですが
当局は当日のデモ・集会を一切禁止していたそうで、
当日何かあったというニュースは今のところ耳にしていません。
まあ沿道から旗持って飛び出したりしたらどうなるかわかりませんしね。
ロンドンとかパリの人達はなんかやっても死んだりしないと思ってるからできるんでしょう、きっと。
ロシアでは運が悪いとその場で死んじゃいますから覚悟ひとしお。
やれやれ助かったと思っても、
後で外国行ったら死んじゃったってコトもありますので安気にしてもおれません。
でも私としては、
声援を贈る沿道のペテル市民がみんなニコニコしてチベット国旗を振ってた、
くらいの洒落は欲しかったですね。
「あのなー、3個で14,310円やで。」
「ソンナラ買ってクダサイ、絶対大きさトカ、電圧トカ、間違えないデネ。」
「はいはい。」
「オネガイシマスネー」
オッサンから冷却ファンのご注文です。
オッサンというよりオッサンの職場からのご注文ですか。
最近、ファンが壊れてオーバーヒート防止で頻繁に装置が止まるようになり、
上に交換を訴えても相変わらず予算がないの一点張り。
「シー○○スは3個で600ユーロと言ってきてるんデスヨ。
だけどヴィーチャによればファンは台湾製か韓国製、ヘタしたら中国製で、 ←ヴィーチャはエンジニア
それにシーメ○○のシール貼ってモスクワの代理店経由で送ってくると600ユーロになるって言うの。」
「ま、そういうもんやな。」
「だからヴィーチャが、オマエのオクサンに日本で買ってきてもらえ、って」
「はッ?」
「ダカラ、日本で買うと安いから日本で買って持って来てもらえ、って・・・・」←声チョトチイサイ
「へッ?」
まがりなりにもオッサンの職場は、沿海地方でギョーカイ唯一のフェデラルであります。
そんなトコロの稼ぎ頭のセクションの、たかだか600ユーロの部品を
なんで「私」が日本で買って持ってかえらなあかんのですか?
国営施設の装備をどうして日本人の、主婦の、私が、買って帰るんですか?
「ダッテ、装置が動かないとそのぶん給料が減っちゃうじゃん。」
「それは・・・・。必死で探します。是非買わせてください。」
「デネ、24V、120×120×38ミリ、回転数は多ければ多いほどいいし、うんぬん・・・・・・・」
ということでファン探しが始まりました。
オッサンは日本で見たことがあると、モノにもよるけど1個3000円くらいからあるというので
検索してみたら案外簡単に見つかりました。
連休に入るので今のうちにさっさと注文、
お値段は3個で14,310円。しかも信頼厚い日本製。
600ユーロって何なのよ? です。
ふだんロシアの役に立つことなど皆目無い私ですが、
今回は、か、な、り、沿海地方住民のお役に立つはずです。
えっへん、わたし。
あ、領収書はさっきパソコンで作りました。
ホンモノっぽく印鑑なんかも押しちゃって偉そーな領収書ができました。
1個100ドルで合計300ドルです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
そのくらいはいーんぢゃ(ゲシッ。)
※オッサンの職場のエンジニア、ブツリなヴィーチャはこんなヒト
2004年7月27日(火)使える男 2007年2月15日(木) トップシークレット