めるのロシア日記 調子悪くてあたりまえ

我が家のロシヤ人はいよいよ明日お帰りです。

さっき、岸和田の魚屋がアブラボウズをクエと偽って卸していたというニュースを見かけました。

アブラボウズ・・・といえば今回我が家のロシヤ人どもが、南房総で釣ったアレ。

というわけで本人の許可なし初公開！　

　める家の光、オトーサン（とアブラボウズ）

見どころは、歯を食いしばってるオトーサンのアゴが梅干なところ、ですか。

１枚見せちゃったらもう2枚も3枚もおんなじですね、ついでです、

　める家の光、オトーサン（とフジヤマ）

見どころは、フジヤマとサトヤマとアタマの稜線の調和、ですね。

ところでフツウなら帰国前夜は徹夜で荷造りというがお約束なのに、
暇そうに日記なんか書いてていいのかというと、これがよくないんですわ。
とってもよくない。
多分徹夜です。
もちろん荷造り終わってません。

ほな、なんでこんなことやってるのかというと、オッサンが寝るのを待ってるんです。

見られたら放り出されそうなブツをコッソリ荷物に入れようとしてるから。

偶然テレビをつけたら『タイタニック』が始まるところでした。

ロシアでも年に一回くらいはテレビ放映している映画ですけど、そのたびなんとな〜く観てしまいますね。
今日もなんとな〜く観ていたら、
沈んだタイタニックを捜索する船の上で一瞬、
「ヴニマーニエ、ヴニマーニエ！」　　　←Внимание, внимание! ：注意、注意！
という船内放送の声が聞こえました。

ん？
ロシア語じゃん？

そっか、潜水艦はロシアのミールを使ったからロシア人が乗ってる設定なのかなーと思ったんですが
単なるカラミミだったんでしょうか？
劇場公開のときはロシア語なんかかすりもしない人生だったし、
ロシアではロシア語吹替えなので全部ロシア語だし、
今回日本語吹替え版で初めて気づきましたが勘違いかもしれません。

ドーデモイー話ついでですが、
タイタニックに一人だけ日本人が乗っていたのはよく知られていると思いますが、
その人は音楽家の細野晴臣のお祖父さんで、細野正文さんという方です。
公開当時、大きく報道されたので記憶にある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
（パンフを持っている方はこの話が載ってますので引っ張り出してみましょう）

このお祖父さんは、
一橋で商いも学んだが東京外語でロシア語も修めたというすんばらしい秀才で、
当時鉄道院・在外研究員というおエライ役目でサンクトペテルブルクに留学し、
ロシアやイギリスの鉄道視察を終えニューヨーク経由で帰国するためタイタニック号に乗船していました。
そして悪夢の事故。
運よく救命ボートに乗ることができた細野氏は無事日本に帰国しました・・・が。

九死に一生を得て生還した祖国では、他人を押しのけ救命ボートに乗りこみ助かったという報道がされて非難され、
職を辞さざるを得ないほど酷い扱いを受けました。
細野氏はそれについて一切弁明をしなかったそうですが、
映画が初公開された1997年に、証拠の検証調査から人違いであったと確認され、
汚名は挽回、名誉回復となりました。

こんなことを書いたのは、テレビ観る前にこれまた偶然『はっぴいえんど』を聴いていたからなんですけども。

細野は偉大だ（ジイサンも）というお話でした。

今日は雨だったので、オトーサンがバリッ。と破いていった障子を貼りました。

紙の窓（？）なんか生まれて初めて見ますよねえ〜オトーサン。
障子紙を触ってみたい気持ちもわかります、ええ、ええ、そうですとも。

ガンガンに暖房した和室の、パツパツに張った障子紙をグッと押したらどうなるか、
そんなことロシヤ人にはわかりませんとも、ええ、ええ、そうですとも。

で、バリッ。となりました。

青くなっておろおろするオトーサンに、
「いいのいいの、紙やから破れるもんなの、気にせんといて〜」　とニコニコ顔のハハでしたが、
帰ったとたん
「障子張りなおしといてや。破れた戸だけやと古いのと色合わんから4枚全部な」
「え゛。」

というわけで天気予報見ながら雨降りそうな日を狙い、ゆうべはがしておいたんです。

家には障子紙が2枚分しかなく、新しい紙を買ってきたんですが、
性根がケチクサイもんですから古いほうから2枚貼り、新しいほうを半分使って残りの2枚を貼ったら。

貼ったら？

新旧、色が合いませんでした。

アワワワ；；；；

暗所保管してたとはいえ紙です、若干黄ばんでたんですね。
貼ってる時は気にならなかったんですが光が透けると一目瞭然。

知らん顔してはめ戻したんですけど、今、ハハが階段を上がる足音がッ！

ひええええーーーーー

貼り直しは勘弁してくれんかーーーー