2002/4.22KY
ロシアのアネクドートシリーズ
「笑いのスヽメ」2
石之介
アネクドートこそ、ソヴィエトの残した最大の遺産に他なりません。(なんて言うと怒られそうですが)
今回はソ連の大いなる遺産、「ソ連にまつわるアネクドート」を集めました。
ソヴィエトは偉大なり!
砲兵士官学校の正門に掲げられているスローガン:「我らの目標は共産主義だ!」
アネクドートその1
社会主義者と資本主義者と共産主義者が待ち合わせをした。社会主義者が遅れてやってくる。
社会主義者:「遅れて申し訳ありません。ソーセージを買おうと思ったらすごい行列で・・」
資本主義者:「『行列』ってなんです?」
共産主義者:「『ソーセージ』ってなんです?」
アネクドートその2
ソ連の雀が国境を飛び越え、西側へ渡った。
西側の雀:「どうした?向こうはエサが少ないのか?」
ソ連の雀:「いくらでもあるさ」
西側の雀:「じゃあ何故ここへやってきた?」
ソ連の雀:「鳴きたくなったのでね」
一言
このアネクドートを聞いた時、驚いた。かつてペロン政権下のアルゼンチンで同様の小話が流行ったと、以前に読んだことがあったのである。アルゼンチンの太った犬が、チリにやってきて、そこの犬に「吼えたくなったのさ」と言う。よもや南米渡来というわけでもあるまいが・・・・
アネクドートその3
党大会でブレジネフ書記長の演説中、場内にいた男が逮捕された。彼は西側のスパイと判明した。
スパイを逮捕した特務将校に「どうしてあの男がスパイだと分かったのかね?」と、ブレジネフは聞いた。将校答えていわく
「私は閣下の演説にあった『敵は眠らない!』との御言葉を指針としたのであります」
アネクドートその4
「我が国の憲法は言論の自由を保障する!」
質問:「では、その自由を行使した者は?」
アネクドートその5
ソ連を訪れたカール・マルクスがラジオに出演したいと言った。
「あなたは共産主義の創始者なれど、私の一存では決めかねます」
とブレジネフは答えたが、マルクスは「ほんの二言だけでいい」と懇願した。
二言ぐらいなら・・とブレジネフは承知した。マルクスはマイクに向かうと
「親愛なる全世界のプロレタリアよ・・・・許してください!」
アトガキ(石之介)
なにやらもの悲しいですね。ソ連、ことにブレジネフ書記長はアネクドート界のスーパースターです。名誉かどうかはともかく、知名度は抜群。
これを読んで気を悪くされた全世界のコミュニストよ・・・許してください!
石之介さんの「笑いのススメ」Part1はこちらをどうぞ。